清家未森のレビュー一覧
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恋心を自覚したミレーユがリヒャルトのために、敵の中枢シアラン王宮に単身残ったりと健気で可愛いです。
そんなミレーユだから、リヒャルトも余計に引き付けられるというのがよくわかります。
ウォルター伯爵や、オズワルトなどヤバげな人々に囲まれて、最後には暗示までかけられるという最悪の展開。でも本気になったフレッドと同じく本気になったリヒャルトを敵に回すのだから、敵にとっても最悪の状況には変わりないはず。
ただのおバカと思っていたパパが、息子・娘・甥っ子のために、誰も立候補しないような使者としてシアランに乗り込んでくるという父親らしい一面も見せてくれました。結果としてビビりすぎて壊れたりしていますが、そ -
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偶然拾われた騎士団で見習いとして働くミレーユ。一方ミレーユの身代わりとして過ごすフレッド。そしてフレッドの身代わりして兄役を演じるヴィル。リヒャルト含めて、みんなが自分を偽っている今刊。
それにしても、リヒャルトはかなりストレートにミレーユに接しているのに、ミレーユの鈍感っぷりがまたも炸裂。リヒャルトが不憫だ。アルテマリスにいる間にびしっと決めておかなかったことが原因とはいえ、やっぱり不憫だ。
そしてリヒャルトはミレーユの純情可憐なところが好きといのがいい。純情だけど、可憐かは疑問の残るところですが、リヒャルトにはそう見えているということでしょう。
そんな彼女が他の男に夜這いをかけているとも -
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第四巻です。
作者曰く、嵐の前の静けさらしい。
確かに本筋は一旦休憩。
二重人格やかましいお嬢さんが新たに登場し、またもミレーユは巻き込まれというか、飛び込んでいきます。
普通に見れば、リディ含めて、年頃の可愛いお嬢さんのお戯れのはずなのに、普通の子が一人もいない。
まぁこのシリーズの醍醐味はやはりラブですから。
今回もますますパパが心配するような出来事が、初っ端から展開されています。しかしミレーユはすべて華麗にかわしていくので、もうリヒャルトが哀れで哀れで。やっぱりちょっとMっこなのかなぁと思ってしまいます。意識されずにべたべたくっつかれたり、演技の駆け落ちを持ちかけられたり、いろいろ親 -
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嬉し恥ずかし第3巻。
・パパは相変わらず
・腹黒兄貴絶好調
・セシリア王女が可愛い
・彼女にそんな過去があったとは
・彼と彼女がそんな関係だったとは
・トーマス爺ちゃんグッジョブ
・ママ強し
・後半のラブの追い上げがすごい
・リヒャルトは絶対天然じゃない。計算づくだ。
・ミレーユは素直で可愛い
・ロイ哀れ
そんなところでしょうか。
シアランの過去の王位争いが何やら後を引いている模様。公女を名乗る女性やら、ミレーユの過去を知る男やら、いろいろ新たな顔ぶれが追加されました。
リディエンヌさまもどうやらいろいろ裏がありそうですが、セシリアと三人で、好きな人への贈り物のショールを編むことに -
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2巻です。
相変わらず
・パパがバカ
・兄貴腹黒
・王子&王女がそろって変
・でも王女のツンデレっぷりがイイ
・っていうかなぜにまたも騙される?
そして
・二人にそっち方向疑惑(笑)
・陰謀はいま一つだった
・変人が新たに追加された(魔女)
・リヒャルトが健気だ(涙)無類のパン好きって
・天然論争はミレーユの勝ちだと思う∵リヒャルトは計算だと思ふ
・兄貴賭けに勝てて良かったねじゃないと二重の意味で泣くことになるところだったもんね
とりあえずこんなところかな。
ミレーユは馴れてきて、生き生きしててかわいかった。
やはりヒロインは元気な女の子が一番です。なのに幽霊が怖いとか、ギャプにやら -
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安心して読める王道ファンタジー。
いやー、最初はヒロインの鈍さにどうなることかと思ったが、あるべき所に収まったようで一安心。と言うか、シリーズ中最高の糖度なので、にやにやしっぱなしでした。
いやあ、リヒャルト好きだー! いつもは冷静なのに、ミレーユが絡むと途端におかしくなる辺りが好感が持てる。
これで大団円かと思いきや、次巻以降も続くようで。それはそれで楽しみだけど、続けることでこの雰囲気が壊れることがないことを祈ります。続けることでおかしくなるシリーズもあるから。
個人的に、お兄ちゃんはともかく、お父さんが結婚を阻止するために無駄な騒ぎを起こしてくれそうなので、そういうどたばたは楽しみかな -
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正直待ちに待った感があります。シアラン編最終巻。
主人公2人はもう全開で遠慮なしのいちゃっぷり。強気のリヒャルトに今までになく押され気味なミレーユがかわいらしい(笑)オズワルドとの直接対決といい殿下今回非常にかっこいいです。ミレーユの『誓約』の場面も含めてこの大聖堂での対決シーンは待った甲斐があったなと。オズワルドはなんだか三文悪役になってしまって残念。。。
フレッドの復讐も期待通り(笑)容赦ないですね。かっこいいです。ついに来た『いちばんでなくなる日』にさみしくもありうれしくもあるおにいちゃんの、しょんぼりっぷりはかわいいです。
難を言えばシアラン宮廷での王太子側の動きが今まで詳しく書かれて -
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とりあえずシリーズとして1巻を。
人気あるのでまあぐだぐだ書かなくても萌えますよってのはよく知られてるんでしょうけど。
●ヒロインが鈍感で天然で頑張り屋な良い子である
●ヒーローは暗い影を背負う一途な男である
●シスコンで無敵な身内がいる
●ヒロインは色んな人に溺愛される
少女小説のお約束を詰め込んだ、だけど嫌味になるぎりぎり一歩手前のラブコメディ。王道も、盛り合わせれば珍しい感じになるのねー(笑)。意外な設定ばかり集めて登場人物全員がなんか特殊能力持ちとかよりは、こういう話の方が好きです。
それに、たぶん、読んでて苛々しないのは、コメディ色が強いから。コメディ色の強いラブコメなんて最近の少女