仁木めぐみのレビュー一覧

  • 9つの脳の不思議な物語

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    「世界中の「奇妙な脳」を持つ人々に
    会いに行った!」(帯より)ことが書かれた
    ルポタージュ。

    9つの事例が取り上げられていますが、
    その中で個人的に興味深く読んだのは
    「自宅で道に迷う人」「狼化妄想症の男性」
    「「自分は死んでいる」と思っている男性」
    「人の痛みを感じる医師」でした。

    狼化妄想症の男性は実際に人を襲うし、
    死んでいると思っている男性の脳は
    生活しているのに脳の活動が低下し、
    昏睡状態にあります。最後の医師は
    困難を抱えつつも自分の特性を仕事に
    活かして生活しています。

    脳の研究がさらに進めば、これらの困難は
    解決するのかもしれませんが、
    脳はまだまだ不思議な領域です。。

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    2019年05月27日
  • 9つの脳の不思議な物語

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    ネタバレ

    特別な脳による特別な症状を持つ人々について報告した本です。論文のような味気ない感じではなく、それぞれの所へ訪れる際の描写や、それぞれの人の生活や内観などを聞き出しており、物語のようになっています。オリバーサックスの本のような作りです。いくつかは聞いたことがある話でしたが、発達性の脳内地図の喪失、トラに変身したと思い込む狼化妄想症、ミラーニューロンの抑制が不十分で他者の痛みを強く体で感じる例は、初めて聞いて興味深かった。脳がいろんなバランスの上に成り立っていて、特殊に見える例が多くあること、みんな自分の世界を当然と思っているけど、人それぞれで感じている世界が違う可能性があることが、よくわかった。

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    2019年03月22日
  • ドリアン・グレイの肖像

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    なんか聞いたことあるタイトルと思ったが、昔「プルシアンブルーの肖像」と言う映画を観に行ったのを思い出したわ。検索したらリアル青髭がいた。


    本編→肖像画を描かれて「ふーん」ってな感じだったドリアン。新しいお友達に「絵は美しいままだが、君は老いて醜くなっていく」と言われ、本能的に「いやや!歳とるのは絵の方で自分はずっと変わりたくない」と願いその通りになってしまう。内容は短編で収まると思うが、世の中の自分か好きな物の羅列と会話で増量。文章は素晴らしいが物語とあんまり絡んでないという。スリラーなのかね。

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    2018年12月24日
  • ドリアン・グレイの肖像

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    名著中の名著ですね、この作品。
    とにかくヘンリー卿の名ゼリフのオンパレードです。
    名ゼリフすぎて、この著者どれだけ世間に恨みつらみ持ってんだよ、と思ってしまいます。
    で、実際に著者オスカー・ワイルドさんの事を調べたらなるほど納得という感じでした、気になる方はぜひ読んでみて下さい。
    僕の中でのヘンリー卿名ゼリフベスト5を残しておきます(ベスト5では全然足りない)。

    第5位
    若さが消え去れば、一緒に美も失われる。
    そして君は自分にはもうなんの勝利も残されていないことを知るんだ。
    あるいは過去の記憶と比べれば、敗北よりも惨めになるようなつまらない勝利で自分を満足させなければならなくなったのをね。

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    2017年07月16日
  • ドリアン・グレイの肖像

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    難しいところもあったけど、基本的に読みやすかった。
    暗い部屋の雰囲気、晩餐会の雰囲気、劇場の雰囲気、イメージしやすかった。
    ぞわぞわするところは夜に思い出してはいけない。(笑)

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    2016年09月28日
  • ドリアン・グレイの肖像

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    恐ろしい…。自分の美貌を守る為、自分の肖像にかわりに自分の老いや醜さを背負わせたドリアン・グレイの悲劇。本当のところはわからないけど、肖像画はずっと同じままあって、容姿が衰えていくのを恐れたドリアン・グレイの目には肖像画が変化しているように見えたんじゃないかなって思う。あるがままを受け入れることは大事。頽廃的な美しさを持った作品。2012/385

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    2015年04月21日
  • 死ぬ瞬間の5つの後悔

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    興味深く読み進んだが、和訳系が苦手なのかこの本がなのかよく分からないが、知りたい部分(5つの後悔)まで読み進める過程が長く、その都度少しストレスを感じた。
    知りたい部分辺りは、集中して読むことができた。

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    2025年09月11日
  • 死ぬ瞬間の5つの後悔

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    内容もすごく良いし、メモに取っておきたい言葉もいくつかあった。けど、もっとコンパクトにまとめてほしかった。文字数多すぎて挫折。結局は拾い読みで終わってしまった。
    もし私が病気で入院することにでもなったら、迷わずこの本を持ち込みたい。あるいはヘルパーとして働くことになったら読み直す価値はあるかな。

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    2025年06月22日
  • 死ぬ瞬間の5つの後悔

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    著者エピソードが多いため、読み進めるのに少し時間がかかる。

    ポイントだけ知りたい人は、目次と各章の最後の段落を読むだけでもいいかもしれません。

    5つの後悔が自分でも生じないように、自分の生活を見直していきたい。

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    2025年04月10日
  • 死ぬ瞬間の5つの後悔

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    しばらく体調を崩していた。今はようやく視界が良好になり、少し出歩いても平気…にまでは快復してきている。
    本書はその最中に読み詰めていったんだけど、なんだか余計に沁みたな〜…笑

    死期が近い患者たちが漏らす後悔の念・身体が日に日に弱っていく様子が克明に記されていて、それらが弱っている自分にもガンガン響いた。
    ただ健康な時にぶっ続けで読むと、間違いなくダレてくると思う。意識がはっきりしている都度読んでいく…というサイクルの方がちょうど良いかも。著者からのメッセージも普遍的・理想的ではあるけれど、真新しいことは一切書いてないと思った方が良い。
    でも普遍的なことって日頃なかなか意識できないもの。こうし

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    2024年11月22日
  • 死ぬ瞬間の5つの後悔

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    年末年始にかけてすこしづつ読む。著者であるブロニーは若い頃は冒険心とともに南国の島やイギリスを放浪し、その後、母国のオーストラリアで介護の仕事に関わる。その中、数多くの患者を看取り、その人たちとのやり取りを振り返り、整理して死にゆく物が語った「5つの後悔」として章立てている。
    もともと、本書の内容はブログにて公開してきたものをまとめたものらしいので、確かに自分の体験したこと・考えたこと・感じたことを文章に起こしている訳で、人間臭さの感じる文章である。が故に、結構読み進めるのには時間がかかる。内容的にもスラスラ読むべきものでもないので、じっくりと読みたかったのだが、終わり4分の1ぐらいはちょっと

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    2024年01月04日
  • 死ぬ瞬間の5つの後悔

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    死から生を思う本。本書は終末期患者のヘルパーとして働いた著者が、死に直面した人々から聞いた人生における後悔をまとめたもの。それには大きく5つあり、①自分に正直な人生を生きればよかった、②働きすぎなければよかった、③思い切って自分の気持ちを伝えればよかった、④友人と連絡を取り続ければよかった、⑤幸せをあきらめなければよかった、とのこと。自分の心と身体、そして、自分の愛する人と過ごす時間を大切にすれば良かったと、人は死の間際に後悔するようだ。生きている私たちにこれを教えてくれたことに感謝したい。

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    2023年07月13日
  • 死ぬ瞬間の5つの後悔

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    ネタバレ

    人生の旅を共にできることを感謝いたします
    付き添いの仕事を選んだ理由は単純だった。創造的な仕事を目指すのに役立つこと、心から打ち込める仕事であること、そして何よりも家賃なしで暮らせること。
    私は率直な人間で、真実を言うことがどんなにもセットしても、正治で入るしか苦しまずに生きる道そして起こった出来事から学び、自分を許せるようになることが大切だ
    アルコール依存症はれっきとした病気なので治療できるが、克服には常に愛情部会支えを受け、自分を信じ、より良い人生を手に入れようと言う意思を持つことが必要だ
    短い時間でも友達と過ごせば、母親や父親や祖母や祖父でないときの本当の自分を思い出す
    人は何を考えるか

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    2022年11月08日
  • 死ぬ瞬間の5つの後悔

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    海外らしい死の受け止め方、死への後悔が記載された本だった。
    死を避ける文化もあるんだな、と思った反面、今の日本もどちらかというと核家族でシを避ける文化にあるんじゃないかなあ、と感じた。

    5つの後悔を様々な患者のストーリーと筆者の人生経験をまじえて描かれている。
    要約すると、自分の人生だから自分を大切にしていきていくことが大事、そして誠実に生きることが大事といってくれているようなかんじ。
    筆者は穏やかで包み込むような女神か?と思うような性格で、実際に余裕もなく医療者として働く私にはこんなに患者にゆっくり関われる機会がなくて歯がゆく感じた。
    ただ、筆者も最後に問題に直面し、今までの経験を思い出し

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    2021年10月01日
  • 死ぬ瞬間の5つの後悔

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    DAIGOが何かで紹介していたので読んでみた。

    終末介護に携わったその経験から語る話にはリアリティがあり、心に残る言葉もあった。

    ただ、その5つの後悔のそれぞれの人物を語る時に毎回自分の過去の話を入れてその話が結構長かったりやたらと情緒的で若干ベタついた感があってかなり飛ばし気味に読んだ。

    後半も鬱と葛藤するのは分かりつつ、やっぱり私には情緒満載過ぎて、もっと簡潔にまとめた一冊にした方がスッキリと読めそうと思ってしまった。

    原文で読んだら違うのだろうか。

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    2021年08月30日
  • 9つの脳の不思議な物語

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    実話とはにわかに信じ難い、9人の特殊な感覚が語られている。脳の一部の些細な違いが大きな影響を及ぼすらしい。通常の人に働く脳の動作とは異なった動きで様々な現象が立ち上がるようだ。脳が精神を含む身体を支配している謎は解明されないだろう。本書の中にある言葉で、'脳が人にも理解できるぐらい単純なら、人はその単純すぎる脳では脳を理解できない'は言い得て妙である。タイトルは、原題の'Unthinkable'の方が深みがある。

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    2019年08月26日
  • 9つの脳の不思議な物語

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    脳に何らかの障害を持つ人々にインタビューし、その事例から脳の不思議さを紹介する。著者がインタビューイに寄り添って共感を保ちながら、見て聞いて経験したことを素直に紹介している。脳についてがっつりと知りたい人には物足りないかもしれないが、不思議な物語を読んで、どこか自分にも同じような症状がありそうだと共感できるところが面白いところだ。自分の周辺にいる人々の行動を思い出して、もしかすると前頭葉のこの部分に何らかの異常があるのではないかと想像するのも楽しい。

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    2019年06月14日
  • 9つの脳の不思議な物語

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    自分の感覚では信じられない、ある意味、自分の認識できる世界の外にも世界があることを気づかせてくれる。読んでいて、「あらゆる主観的体験は本質的に錯覚だ」というフレーズを思い出した。

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    2019年05月26日
  • ドリアン・グレイの肖像

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    英文学に興味があって、オスカーワイルドの名作ということで読んでおくかと思って読んだのですがやはり現代小説を読み慣れていると少し退屈に感じてしまいました。ただ最後のオチはなるほどなぁ、と驚きました。多少読みにくさはありましたが休憩を挟めば読めないことはありまさん。

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    2015年05月01日
  • クリスマス・ストーリー2008 愛と絆の季節

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    目当てはニコラ・コーニックのヒストリカルだったけど
    意外と心に残ったのはルーシー・ゴードンの作品でした。

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    2009年10月04日