あらすじ
数多くの患者を看取った女性介護人が振り返る、老若男女の「最期」の言葉。「もっとお金を儲ければよかった」という人はひとりもいない――それでは、誰もがする後悔とは? 死の床で語られた言葉は、彼女自らの人生にも影響を与えていく。なぜなら、人生はいつだって変えられるのだから。器用に生きられないあなたに贈る一冊。
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Posted by ブクログ
人が死ぬ瞬間何を後悔として語るのか、興味があり教訓にしたいと思って読んでみた。
個人的に良かったのは友人と連絡をとり続けていれば良かったという後悔。
自分もライフステージや付き合う人が代わり、連絡を取らなくなった友人いっぱいいるけど、
たまに当時を思い出したりする。
どうしても疎かにしがちだけど、やはりパートナーとはまた違うかけがえのない人やったり助けられたするし、今付き合いがある人達も大切にしたいと改めて思えた。
あと凄い邪推になってしまうけど、訪問介護受けれる人たちだから、ある程度資産はあったのだと予想
なので、本来貯金しとけば良かったっていう後悔があってもおかしくなさそうと思った笑
⚫︎ネクストアクション
昔の友人に連絡してみる
自分から積極的に連絡をする
関係を0にしない
Posted by ブクログ
今激動を過ごし、毎日に余裕がない人におすすめしたい一冊
人は死ぬ時に何を後悔するのか、後悔しないために今何ができるのか、考えるきっかけをもらえる本です。
少し字は細かめですな内容は非常にシンプルで奥が深く今の人生を見直すきっかけになります。
人生悩める全ての人におすすめです
Posted by ブクログ
死を直前にして語られる後悔は生々しく重く、感情が揺さぶられた。全章泣いてしまった。
著者の経験は万人ができるものでは到底なく、それを追体験させてもらえる素晴らしい本だと思った。
私は母を3年前に亡くしており、亡くなる直前に介護をした時の経験と内容が重なり、当時を思い出した。
母も同じように後悔を語っていたが、最後には幸せだったと言って亡くなっていった。
娘からみて母は幸せだったのだろうかと疑問に思うことがあり不安だったのだが、
あの言葉は紛れもない本音の言葉だったと思えて安堵した。
人生は一度きりとわかっていながら、後悔を残しながら死んでいく人が多いという。
人生100年時代といわれる昨今、時間が潤沢にあるとどこか慢心してしまう人が多いのかもしれない。
私は母の死を通じ、自分の人生を改めて考え、後悔しない生き方を模索してきたが、
本を見る限り、私が大事にしようと思ったものは正解だったようだ。
これからも自分らしく、大切な人、もの(こと)を大事にして生きていきたい。
Posted by ブクログ
人生はやりたいことをやったり、大切な人との時間を楽しむ、健康でいる、これに尽きると思う。
もっと働けば良かったや、何かを買えば良かった、社会的地位を求めた方が良かった、などの後悔は聞いたことがない。これらは死ぬ間際にはなんの意味もない。あくまで仕事は人生を豊かかにするための手段であることを、今一度立ち止まった認識すべき。今の日本を見ているともっともっとと目の前の大事なことに目を向けていないようにしか見えない。後悔しないために、やりたいことをやり、健康であり、大切な人との時間を有意義に今からしていく。
◎メモ
・自分の気持ちに正直になる。そのためには、自分の決断に勇気を持つ。他人の目を気にしていたら、人生勿体無いし、命を無駄にしている。
・何かに挑戦したらそれで成功。失敗はない。
・仕事は人生を豊かにするための1つの手段でしかない。だから、仕事だけに人生の時間を使うのは勿体無い。なんでもバランスが大事。常に仕事が人生のバランスでウェイトを占めすぎていないか俯瞰したい。
・大切な人との時間をもっと増やすべきだと思った。働きすぎてよかった、もっとお金があればよかったと言った後悔を聞いたことがない。死ぬ時にそんなもの意味がない。
・お金を目的に仕事を選択しても続かない。やりたいとを通して感謝され、それでさらに能力が身につく。そしてお金は後でついてくる。
・毎日に感謝する。そのために良かったことや感謝することをメモに書く習慣をつける。幸せは気持ちの持ちよう。
◎ページ
58.60.61.81.101.104.109.114.115.121.225.229.233.236.293.295.296.299.300.301.303
Posted by ブクログ
『働きすぎなければよかった』終末期にある患者や余命わずかな高齢者の介護をしてきた著者が聞いた死ぬ瞬間の5つの後悔。この言葉に一番胸が締め付けられました。
患者たちの激しい自分への怒り、どうにも出来ない悔しさに著者は深い愛と献身をもって寄り添います。患者たちは皆、彼女と最後の月日を過ごしていく中で自分を許し、穏やかな最期の時を迎えます。
それぞれ全く異なる人生を送ってきた患者達が語る最期の言葉に共通して感じたのは、なによりも自分を愛することが大切だということ。
終章では彼女が重いうつ病にかかります。
もがき苦しみますが、七転八倒しながらも傷ついていた自分を許し、愛しはじめます。
他人にばかり愛情を注いできた彼女の自分を受容していく様には、負けるかもしれなくても勇敢であること、幸せになりたい気持ちをあきらめてはいけないことを教えてもらいました。
Posted by ブクログ
いい人生とは何か?を改めて考えさせてくれる。仕事をしっかりして、お金を稼いで、それから・・・は、考えが止まってしまう。それより、幸せな人生のため、を念頭におき、そして、自分に優しく、自分で自分を褒めてあげ、家族に優しく、友に優しく、を拡大させる。これが幸せな人生だと、考えさせてくれる本。自分の考えのシフトチェンジをさせてくれた。
Posted by ブクログ
死ぬ瞬間に後悔すること
①もっと自分に正直に生きれば良かった
②働き過ぎなければ良かった
③大切な人に自分の気持ちを伝えれば良かった
④友達と連絡を取り続ければ良かった
⑤幸せになるのを諦めなければ良かった。
総括すると、他人が求める人生ではなく、自分が求める本当の人生を生きるべきということだと思う。
ただ、この本に出てくる末期患者達は富裕層がほとんどなので、そういう人達が最後に後悔すること、一般の人達が後悔することとは少し違うのかもしれない。
この本の魅力は、著者の内面的な成長が丁寧に書かれていることだと思う。
繊細な精神をもつ著者は幼少期に受けた心無い言葉がトラウマでずっと自己評価が低かった。
それを克服していく姿がとても印象的で自分に重なった。
久しぶりに何度も読み返したい本に出会えて感謝。
電子書籍になっていないのが非常に残念。
Posted by ブクログ
5つのことを大切に生きること自体は取り巻く環境の差異はあれど決して難しくない。知って、意識して、ただ生きる。ファーストステップを踏めて良かった。
Posted by ブクログ
目的 どのような後悔があるのか知るため、後悔しない生き方をする
感想 7つの習慣、嫌われる勇気に匹敵する人生に大きな影響を与えてくれた本。涙を流しながらゆっくりと、そして内省しながら読むことができた。
自分の行動 私は人生の最後に電話ができたり会いに来てくれる友達がほしい。そして自分に正直に生きて幸せな生活を送る。もっと自分の人生の最後を意識しながら日々の生活を生きるようにする。
Posted by ブクログ
訳者の後書きや章の「その後」を最初に読んで筆者がヘルパーになるまでの過程と学んだことのまとめを読んでから気になる章を読んだ方が良いと感じました。
(筆者がヘルパーになるまでが長く感じたため。)
筆者は10年間銀行員の仕事につき、同じ事を繰り返す日々に嫌気がさして、自分のことを知らない場所へ興味を持った地域へ憧れて旅を繰り返した。時に危険な目に遭いそうになりながらも行く先々で様々な人に会い、様々な仕事をその都度もらいノマド生活や時には人から部屋を貸して貰い生活する。住み込みで緩和ケアの介護の仕事に出会い、やりがいを感じ患者と関わりながら人生の教訓を学んでいく。その後前々から創作活動を通じて生きていきたいことを実現してゆく。
この本を読んで祖父母が亡くなった当時の自分の心境を思い出せて良かった。また旅人に憧れのある自分にとっては放浪生活を好んでいた筆者が歳をとるにつれて住居が欲しくなる心境に興味を持った。移動したくなるたびに居所を移すのではなく、どこかに本拠地をかまえて、そこからあちこち旅をしたいと考えるようになることは歳をとることで体力の衰えや、安定を求めるようになるのだろうなと思い、自分のライフプランの参考になった。
看取った患者の中で30代のアンソニーの話で置かれた環境が向上や変化のチャンスが得られなくし、挑戦する意欲を失わせる事例が心にきた。失敗というのは、成功するかどうかで決まるわけでも、何に挑戦するかで決まるわけでもなく、何かをはじめれば、それでもう成功で何かに挑戦し、人生を良くしようという意欲を持ち続けることが大事だ。
他人にも自分にも優しくなろう
私たちは みな 素晴らしい。
微笑みとともに知り、生きましょう
Posted by ブクログ
我々は生きている間は死を意識していないが、突然死はやってくる。そのために事前に意識して考えておくことが大切だ。共感は自分から始まる、お金で大事なのは使い道、立派な目的があるときが一番お金が集まってくる、自分を許すことはとても大切、自分に感謝する、等人生で大切なことが多く書かれていると感じた。
Posted by ブクログ
今現在は健康状態に問題がなく、活力に満ちた生活を送っている。
しかし、そんな時だからこそ、「死」について深く考えておくべきかもしれない。
自分はどんな最後を迎えたいのか、そしてその瞬間が訪れた時に、本に書かれていたいたような後悔を絶対にしないと言い切れるのか。
後悔なく死ねるように、自分に正直な人生を生きていきたいと思った。
Posted by ブクログ
後から悔やむから、後悔。
年配者の経験を学べるのが人間の特権。
想像し得る同じような過ちをしないように、若い人にも読んで欲しい。
本当に、後悔なく死を迎えたいと、思う本。
自分にとって1番大切なものは何か、考えさせられる本。
Posted by ブクログ
幸せになっていいし、自分で自分を幸せにしてよい。難しい。特にこの文化においては。
自分に正直に生きる、働きすぎない(プライベートも大事にする)思い切って気持ちを伝える、友人と連絡を取る、幸せをあきらめない。
女性の半生記として息をつかずに読ませる。
Posted by ブクログ
介護ヘルパーとして様々な方々の最期を看取ってきた方による死ぬ瞬間の後悔5つをまとめた書籍。様々な方々の人生の実際のエピソードが書かれており、読んでいるうちに感情移入してしまう。
死ぬ瞬間の5つの後悔
自分に正直な人生を生きればよかった
働きすぎなければよかった
思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
友人と連絡を取り続ければよかった
幸せをあきらめなければよかった
はっとさせられる。働きすぎず、自分自身に正直な人生を生きよう。つながりを大切に、幸せでいることをあきらめないでいよう。
Posted by ブクログ
■死を迎える人のもっと多い後悔は-
「自分に正直に生きればよかった」
①自分に正直な人生を生きればよかった
「もうすぐ死ぬのよ。死ぬの!自由になって自立する日をずっと待っていたのに、それが叶ったときにはもう遅いですって?」
「死を迎えようとしている私に約束してちょうだい。どんな時も自分に正直でいることに、他人に何を言われても自分の望み通りに生きる勇気を失わないことを」
②働きすぎなければよかった
③思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
「家族は私がどんな人間かを知らない。知らないんだ。知ってほしいのに」
いつも悔いを残さないようになんでも話せたし、祖母は私に死についての考え方を話してくれた。祖母はそのときが来る何年も前から、もう覚悟ができていた。
「人は勇気を出して、自分の気持ちを伝えなければならない」
「相手がこの率直な言葉を受け止めてくれなくても、期待とは違う反応をしてもかまわない。伝えたことが大事なんだから」
どんな反応をするかは相手が決めることであり、自分の反応も誰かの責任ではない。
④友人と連絡を取り続ければよかった
「なんとか調整して、友達に会う時間を頻繁に作らなくては。友達のためではなく、自分のために会うことが必要なんだ。人には友達が必要だ」
「大事なのは友達といる楽しみを味わうことだ。」
⑤幸せをあきらめなければよかった
人は何を考えるかを選ぶことができる。
30分幸せなふりをしてみる。
何か素敵なことを言い、微笑みを絶やさない。
「他人の意見に引きずられて幸せになれずにいるのなら、それをやめればいい。こういう自分になろうと思うだけでいい。」
胸が痛くなるような姿で泣いているのは健全でもある。全身全霊で、この世を去る準備しているのだから。
何かいいことがあったこの時に、心の中で感謝の祈りをつぶやくことを習慣にしなくてはならない。何か感謝できることがあるはずだと思い、それを探すことを習慣にしていた。
Posted by ブクログ
人間誰しも最期を迎える。
それを忘れてしまいがちだからこそ
たくさんの後悔が生まれるのかな。
シンプルに、そして正直に。
自分の心と体の健康、バランスのとり方を
知っていることも大切かなと思った。
後悔一 自分に正直な人生を生きればよかった
後悔二 働きすぎなければよかった
後悔三 思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
後悔四 友人と連絡を取り続ければよかった
後悔五 幸せをあきらめなければよかった
Posted by ブクログ
死ぬことは誰も避けられないものであるからこそ、生きている時間をどれだけ大切に使えるかが重要だと常々思っていた時に出会った本。
限られた命の時間を何に時間を使うべきか、という問いに対しての本質的な回答を貰えたような感覚を覚えた。
ヘルパーとして実際に死が間近に迫った患者と接してきた実体験から、人は死ぬ時にどんな後悔を抱えながら死ぬのかをまとめたという内容。
人それぞれ考え方やストーリーも全く違うはずなのに、死ぬときの後悔は以下の5つに大体収束するというのは非常に興味深かった。
「自分に正直な人生を生きればよかった」
「働きすぎなければよかった」
「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」
「友人と連絡を取り続ければよかった」
「幸せをあきらめなければよかった」
Posted by ブクログ
興味深く読み進んだが、和訳系が苦手なのかこの本がなのかよく分からないが、知りたい部分(5つの後悔)まで読み進める過程が長く、その都度少しストレスを感じた。
知りたい部分辺りは、集中して読むことができた。
Posted by ブクログ
内容もすごく良いし、メモに取っておきたい言葉もいくつかあった。けど、もっとコンパクトにまとめてほしかった。文字数多すぎて挫折。結局は拾い読みで終わってしまった。
もし私が病気で入院することにでもなったら、迷わずこの本を持ち込みたい。あるいはヘルパーとして働くことになったら読み直す価値はあるかな。
Posted by ブクログ
著者エピソードが多いため、読み進めるのに少し時間がかかる。
ポイントだけ知りたい人は、目次と各章の最後の段落を読むだけでもいいかもしれません。
5つの後悔が自分でも生じないように、自分の生活を見直していきたい。
Posted by ブクログ
しばらく体調を崩していた。今はようやく視界が良好になり、少し出歩いても平気…にまでは快復してきている。
本書はその最中に読み詰めていったんだけど、なんだか余計に沁みたな〜…笑
死期が近い患者たちが漏らす後悔の念・身体が日に日に弱っていく様子が克明に記されていて、それらが弱っている自分にもガンガン響いた。
ただ健康な時にぶっ続けで読むと、間違いなくダレてくると思う。意識がはっきりしている都度読んでいく…というサイクルの方がちょうど良いかも。著者からのメッセージも普遍的・理想的ではあるけれど、真新しいことは一切書いてないと思った方が良い。
でも普遍的なことって日頃なかなか意識できないもの。こうしてたまに触れることで、少しずつ自分に根付かせていくのかなって気もする。ちょうど、病気になった時に健康のありがたみを噛み締めるように。
「終末期の患者というのは、自分の人生を振り返る時間を与えられた人たちだ」(P 301)
緩和ケアの介護ヘルパーを務めてきた著者が、それまで看取ってきた終末期患者の語る後悔を大きく5つにまとめている。
緩和ケアというものをイマイチ理解できていなかったので調べたところ、「生命を脅かす病気に苦しむ患者や家族が気持ちの面で苦痛を和らげ、QOLを向上させる療法」だという。ヨガや瞑想を大切にし、精神世界関連の本を読むことも多い著者なので、確かに本文では具体的な話が窺えなかった。まるでセラピーみたいに、生きる上での気持ちの持ちようが繰り返し書かれていた印象。
患者の後悔だけでなく、不安定な生活から来る感情の揺らぎや将来への不安・彼女のヘルパーとしての成長ぶりも、読み進める上での大きなポイントとなっている。
「人は往々にして、将来の計画を立てることに時間をかけすぎる。幸せはずっと先になってから手にすればいいと考え、この世の時間はすべて自由になると思っていることが多い。明日があるのかどうか、本当は誰にもわからないというのに」(P 103)
1、自分に正直な人生を生きればよかった
2、働きすぎなければよかった
3、思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
4、友人と連絡を取り続ければよかった
5、幸せをあきらめなければよかった
皆様はいくつ当てはまるだろうか。(ちなみに1が今まで一番多く聞いた後悔で、「他の後悔よりも怒りが激しい」らしい)
自分は現時点では4が一番怪しい。患者の中には知らないうちに他界している友人がいた…という話があったが、他人事とは思えない。アルコール依存症から友人と距離を取るようになったエリザベスの話も然りだ。
何年も会っておらず、来年から年賀状を送るのをやめようかと思っていた友人のことがよぎる。患者の教訓を自らの人生に活かした著者同様、自分もそれに倣う時が来たようだ。
人生に後悔は付き物だけど、やはり死ぬ間際に悲痛な後悔だけは残しておきたくない。
自分の人生に幸せを引き寄せ、自分自身を肯定し賛美する。その幸福の花園に大好きな友人たちを招き入れていく。そうすることで「いい人生だった」と幕を閉じられるのかな。
まだ全快すらしていないのに、もう終活見据えちゃってる。
Posted by ブクログ
年末年始にかけてすこしづつ読む。著者であるブロニーは若い頃は冒険心とともに南国の島やイギリスを放浪し、その後、母国のオーストラリアで介護の仕事に関わる。その中、数多くの患者を看取り、その人たちとのやり取りを振り返り、整理して死にゆく物が語った「5つの後悔」として章立てている。
もともと、本書の内容はブログにて公開してきたものをまとめたものらしいので、確かに自分の体験したこと・考えたこと・感じたことを文章に起こしている訳で、人間臭さの感じる文章である。が故に、結構読み進めるのには時間がかかる。内容的にもスラスラ読むべきものでもないので、じっくりと読みたかったのだが、終わり4分の1ぐらいはちょっと流してしまった。
一点、気づいたのだが、ブロニーはの介護する対象は自宅での看取りが多かったようだ(ブロニーは個別介護として評判が高く、多くは指名で引き受けているらしい。多くは患者の家に住み込みで介護というケースらしいので、ペイも結構高いのだろう)。最近では、医療が進歩したが故に亡くなるのは病院、というケースが多いのだと思うが、こうやって自宅で看取るケースを、数ヶ月前・数週間前の介護様子から息が止まるまでのを詳細に述べているのには、驚嘆する。今までは、こうやって自宅で、確実に弱っていって死んでいったのだと。
そういう死に方って、いま日本でどれだけの人ができるのかな、とぼんやり思った。
しかし、家族が世話をするというのが現実的には難しい中、介護のプロが患者の宅に住んで対応するってのは、富裕層ならではの話だろう。
似たようなタイトルで、随分昔に「エリザベス・キューブラー・ロス の死ぬ瞬間-死とその過程について」を読んだが、がこちらの方が、客観的に見ていて、印象に残っている。
後半、力尽きたので、時間があるときに、終りの部分をゆっくり読んでみよう。
Posted by ブクログ
死から生を思う本。本書は終末期患者のヘルパーとして働いた著者が、死に直面した人々から聞いた人生における後悔をまとめたもの。それには大きく5つあり、①自分に正直な人生を生きればよかった、②働きすぎなければよかった、③思い切って自分の気持ちを伝えればよかった、④友人と連絡を取り続ければよかった、⑤幸せをあきらめなければよかった、とのこと。自分の心と身体、そして、自分の愛する人と過ごす時間を大切にすれば良かったと、人は死の間際に後悔するようだ。生きている私たちにこれを教えてくれたことに感謝したい。
Posted by ブクログ
人生の旅を共にできることを感謝いたします
付き添いの仕事を選んだ理由は単純だった。創造的な仕事を目指すのに役立つこと、心から打ち込める仕事であること、そして何よりも家賃なしで暮らせること。
私は率直な人間で、真実を言うことがどんなにもセットしても、正治で入るしか苦しまずに生きる道そして起こった出来事から学び、自分を許せるようになることが大切だ
アルコール依存症はれっきとした病気なので治療できるが、克服には常に愛情部会支えを受け、自分を信じ、より良い人生を手に入れようと言う意思を持つことが必要だ
短い時間でも友達と過ごせば、母親や父親や祖母や祖父でないときの本当の自分を思い出す
人は何を考えるかを選ぶことができるんです。だから私は良いことを考えるようにしています
自分に優しくなり、自分の気持ちを大切にする方が健全でしょう
私は過去のことも未来のことも考えていなかった。幸せとは今感じるものだ。そしてこの時、私は幸せだった
Posted by ブクログ
海外らしい死の受け止め方、死への後悔が記載された本だった。
死を避ける文化もあるんだな、と思った反面、今の日本もどちらかというと核家族でシを避ける文化にあるんじゃないかなあ、と感じた。
5つの後悔を様々な患者のストーリーと筆者の人生経験をまじえて描かれている。
要約すると、自分の人生だから自分を大切にしていきていくことが大事、そして誠実に生きることが大事といってくれているようなかんじ。
筆者は穏やかで包み込むような女神か?と思うような性格で、実際に余裕もなく医療者として働く私にはこんなに患者にゆっくり関われる機会がなくて歯がゆく感じた。
ただ、筆者も最後に問題に直面し、今までの経験を思い出しながら幸せを求めていく。
人生を振り返らずにはいられない本だった。この本が人生のようだった、と感じた。
ちょうど、自分もしんどくて辛かったので最後が特に共感できた。
あとは
今の日本にもこんな医療体制はあるのか?、これからはどうなるのかな、と見当違いなことを思いながらよんだ。