ドリアン・グレイの肖像

ドリアン・グレイの肖像

小説・文芸
858円 (税込)

4pt

「若さ! 若さ! 若さをのぞいたらこの世に何が残るというのだ!」美貌の青年ドリアンと彼に魅了される画家バジル。そしてドリアンを自分の色に染めようとする快楽主義者のヘンリー卿。卿に感化され、快楽に耽り堕落していくドリアンは、その肖像画だけが醜く変貌し、本人は美貌と若さを失うことはなかったが……。美貌を保つ肉体と醜く変貌する魂の対比。ワイルドの芸術観・道徳観が盛り込まれた代表作。

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ドリアン・グレイの肖像 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    学生の時に英訳の授業で読んだのを思い出して、購入し読みました。

    新鮮に最後まで読むことができました。

    11章は頭や目がチカチカしましたが、他の章は読みやすく、気になってずっと読み進めてしまいました。

    罰は必要だと感じるし、顔に出来たシミを消しに行くのも止めようと思いました。

    また考えは変わるかもしれないけれど、ドリアン・グレイに対する複雑な気持ちは変わらないと思います。
    恐ろしい本だった。

    学生の時に、興味を持って和訳を読まなくて良かったです。
    不真面目な学生だった自分に感謝です!

    しかし今となってはこの本の美しさや、教訓となる文章から学んだことがあります。
    今、読めたことに喜び、そして本にカバーをかけたまま本棚に戻そうと思います。

    0
    2026年02月28日

    Posted by ブクログ

    『人に影響を与えるという行為は恐ろしいほど人の心をとりこにする。これにまさるものは他にはない。自分の説を美しい人間に投影し、しばらくそこにとどまらせる。自分自身の知的な意見が、若さと情熱という音楽にのってこだましてくるのを聞くために。自分の気質をまるで不思議な液体かめずらしい香水のように他人の気質に染み入らせるために。そこには真の喜びがある。これこそ現代のような時代に残された最上の喜びかもしれない』

    0
    2026年01月05日

    Posted by ブクログ

    はい、というわけでとどめは『ドリアン・グレイの肖像』ですよん

    オスカー・ワイルド唯一の長編小説です
    でもってたぶん読んだことあるなこれ
    はるか昔だけど

    レビューどうすべ?

    うーん、凄い
    やっぱ凄いね
    いろんな取り方ができる物語なんよね
    で、それってたぶん読むたび変わったりするんだろうなって感じよ

    テーマのひとつは間違いなく「善」と「悪」だと思うんよね
    まぁ、この物語から「善」と「悪」みたいなことを抜き取ってる時点でとてつもなく浅いんだが、まぁいいじゃない
    学者先生でもなんでもないんだから浅くたっていいじゃない

    よくコントとかであるやん
    財布を拾った人の前に天使と悪魔が現れてーみたいな奴
    あれのとんでもなく崇高なバージョンなんじゃね?とか思ったりしましたw
    で、結局悪魔の言い分に耳を傾けちゃうわけね
    そっちのが楽しいから
    で散々堕落して悪行の限りをつくすんだよ
    そしてある時気付くわけ
    あーなんて自分はひどい奴だったんだ
    これからは悔い改めて善人になりますのでどうかお許し下さいとね

    許されるか!(# ゚Д゚)

    という物語です

    あ、そうだ
    翻訳の話ね
    正直言ってだいぶ後半の方まで翻訳に注目して読んでたの忘れてました
    物語に夢中になってたってのもあるんだけど、めちゃくちゃクセのない訳文で全く引っかかるところがなかったってのが大きかったです

    なんていうかほんとに平坦な感じ?
    後から考えてこれってたぶんノンフィクション系の方だからかな?って思いました
    淡々とした語り口
    この特徴がない文章ってのが、逆にものすごい特徴的だなって

    これが本作に合ってるかどうかっていうと、ちょっと疑問に感じなくもないんだけど、どちらにも引っ張られないという意味ではありなんかな〜

    うーん、分からんw

    はい、海外文学を読む時に訳者さんに注目するのもありだよってテーマでオスカー・ワイルドを読んでみたわけなんですが、所詮原文にあたったわけでもないし、あたる能力もないので話半分で聞いてもらった上で、そんな視点も面白いかもねって思ってもらえたら嬉しいな〜

    いじょ!

    0
    2024年11月02日

    Posted by ブクログ

    『幸福な王子』『サロメ』を残したアイルランド出身の詩人、作家、劇作家・オスカー・ワイルド唯一の長編小説。

    「美」と「若さ」をテーマにすえた、強烈な寓話的物語。ところどころに散りばめられている、作者の鋭い人生論的言及をメモメモ。ヘンリー卿のシニカルなワード・パワー、ドリアンのサスペンス味を増す後半の展開に引き込まれつつ、人生の実相に思いを馳せる。あらすじや結末が知られながらも、多くの人を惹きつけ続け、読まれ続けるのは納得。本翻訳の良し悪しはちょっとわからないのだけれど、他翻訳でもぜひ読んでみたいし、繰り返しの読書に耐える作品だ。

    0
    2023年05月13日

    Posted by ブクログ

    津村のよみなおし世界文学の1冊である。ワイルドの有名な小説ということであるが、簡単英語の本では読んだ気がするが、現物を読んだことはなかったような気がする。話は怪奇ではあり、その怪奇の部分だけが簡単英語の本では強調されていたような気がする。あらためて初めから読んでみると、様々なことが描かれていることがわかる。会話体が多い。

    0
    2023年05月13日

    匿名

    購入済み

    雑な感想ですが

    あとがきやレビューでも言われている通り、とても読みやすい翻訳。それほど平易な日本語とも思えないのに、スムーズに読めるから不思議だ。ここまで物語の内側にすっぽりくるまれるかのようにしてこの年代の海外作品を読んだことはない。

    内容に関して言えば、読んでいる最中には色々な思いが去来したものの、今はただ美しい…という以外に感想がない。私が感受性に乏しいからそれしか言えないのだろうが、この物語は本文の中ですでに完成し切っており、それ以上に言い足したいことがないという気持ちでもある。
    解説の中で、エドガー・アラン・ポーらの作品との共通点が指摘されている。怪奇幻想的な雰囲気もさることながら、メタファや伏線がパチッときれいにハマって終わる感じも、まさに「数学的」とも評されるポー短編の巨大バージョンと感じられた。

    0
    2021年11月21日

    Posted by ブクログ

    やりたいことをやった後に初めてやらなきゃいけないことが出来る的なことを言った快楽主義のオスカーワイルド。儚くも美しい。

    0
    2021年01月25日

    Posted by ブクログ

    「なんと悲しいことなんだ!僕は歳をとっていく。そして恐ろしく醜い姿になっていく。この絵は若さを失わない。…反対だったらいいのに!いつまでも若さを失わないのが僕の方で、この絵が老いていけばいいのに。…」(P56)

    3月は古典に触れようと思います。
    そんな矢先に、読もうと思ったのがこの本でした。

    人間、いつまでも若々しくありたいもの。しかし、鏡に映る自分は日を追うごとに歳を取って行きます。

    主人公である、美少年ドリアンもそう思っていて、画家バジルが描く自分の姿を見て、冒頭の言葉を言い放った。

    何気なく、情動的に出た一言。しかしこの言葉が彼の人生を大きく狂わせることとなったのでした。

    絵の中の自分は、少しずつでも確実に、彼が行う悪行とともに醜く歪んでいき、その一方で「本当の」自分は全く変わらないまま…。

    理想であった、絵の中のいつまでも変わらない自分の姿が、いざ、現実となってしまった今、彼の心の中の恐怖が、文面を通じて伝わってきます。

    ただ、そこに絶対に起こり得ないという、共感しきれなさがあって、そこがなんとももどかしい。
    気持ちはわかるんだけど、分かりきれていない…。

    そんなもどかしさを味わいながら、頭を巡らせながら読み切りました。

    0
    2020年03月01日

    Posted by ブクログ

    老いるのも残酷だが、自分だけ美を保ち続けるのも残酷なんだなぁと思った。
    飽きさせないストーリー展開に加えて、ヘンリー卿の毒舌などでワイルドの人生観を堪能できた。

    0
    2019年12月01日

    Posted by ブクログ

    THE NOVEMBERSの小林祐介さんが勧める小説と見かけたので読んでみた。第19章で私の人生を揺るがすような素晴らしい言葉を見つけた。指針になるかもしれない。そしてヘンリー卿の言葉に深い意味などないのかもしれないが、突き刺す言葉だらけで頭と心が揺れ動き続けた。

    0
    2017年06月17日

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