神坂一のレビュー一覧
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シリーズ短編集第13巻。4本の短編を収めています。
第1話「仰げば鬱陶し」は、各地で悪逆非道なおこないをくり返しているリナに対して、クランドール・シティの魔道士協会が教育係を送り込んでくる話。
第2話「PB攻防戦」は、避暑・観光の地として知られるイルマード公国で、豪勢なプライベート・ビーチの警備を引き受ける話。ビーチの所有者のリリィさんのキャラクターが良いですね。
第3話「もったりとしてコクがなく」は、ガルバートと名乗る剣士が、リナに料理のまずさで勝負を挑んでくる話。オチがしっかりしていておもしろかったです。
第4話「アメリア・地方漫遊記」は、タイトルの通りアメリアにまつわる話。麻薬の -
Posted by ブクログ
今回は下に書いたような経緯もあるから、やや詳細にそれぞれのエピソードを語っておく。
・呪われし聖者(カースド・オラクル)
説法の方式が極まって、神殿の女性神官がアイドル的な物になっている都市セダム・シティの看板女性神官のロレアルは、交際をしつこく迫る男から呪いを掛けられてしまう。
彼女が受けた神託によれば、山にある槍を手に取れば良いとのこと。依頼を受けたリナは彼女とともに山に登るのだが、そこには別の神官(といつもの金魚の糞)が邪魔をしようと来ていて……という物語である。
神託をキーワードに、物語はコンパクトにまとまっている。らしい作品だろう。
・其処にある真実
ティキートの街はど -
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Posted by ブクログ
最近「スレイヤーズ」が再人気中(笑)の神坂一先生の
「スレイヤーズ」が最初にアニメ化した頃に出た短編集。
(文庫版はその3年後に発売)
オムニバスでもなく、読みきりを集めたような短編集って
意外とありそうでないですねぇ。
4つの話は全く接点も世界観も違うので、お得感ありました。
ただ、圧倒的に良かったのが表題作「O・P・ハンター」で、
あとの3つはちょっと中途半端だったかな。
え、ここで終わり?感がちとありました。
ただ、「夜を渡るもの」は「スレイヤーズ」をどことなく思わせます。
「O・P・ハンター」は最高です。
これで1冊読みたいくらい良かった。
今我々があまりにお世話になっているものの -
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