芝村裕吏のレビュー一覧

  • 富士学校まめたん研究分室

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    SF。恋愛。ミリタリー。
    ストーリーはわりと真面目、けど基本はラブコメ。
    軽く読めて良いし、個人的に女性研究者に憧れているので、主人公にも感情移入しやすかった。
    『セルフ・クラフト・ワールド』に続き、この作品もなかなか好み。他の作品も読みたい。

    "ロボットが戦場に出るのは、もうSFの話ではない"(317ページ)
    SFと時代の流れについて考えさせられる、この一文が印象的。

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    2019年01月22日
  • セルフ・クラフト・ワールド 1

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    SF。ファンタジー。冒険。ラブコメ。
    オンラインゲーム内が舞台、主人公がNPCという設定が特徴的。あと熊本弁。
    会話やストーリー展開はライトノベル調のかるい感じ。
    VR・AR、ゲーム内での生物学といったSF要素が好みで、期待以上に楽しめた。続編も期待。

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    2018年12月07日
  • 宇宙人相場

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    恋愛金融SF!と銘打ったこの「宇宙人相場」。
    未知のジャンルに興味を惹かれて手に取ってみた。

    まず、テイストがとってもラノベ。
    ラノベ特有のズレたキャラクター達や、寒い会話が少し鼻に付く。
    それでも、ストーリーとしては大筋良かった。

    主人公は35歳の元オタク。そんな彼がある日突然、病気がちな女性と出会う。
    彼女に残された時間は長くはなく、そして医療費も嵩む。そんな彼女との生活のために、主人公は仕事を辞めて株取引を本業にしてしまう。

    というと、ちょっと重たくてシリアスな話かと思いきや、ラノベ調なのでサクサク読める。
    作者自身がリーマンショック以降にトレーダーをやっていたらしく、金融知識につ

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    2018年11月04日
  • マージナル・オペレーション(3)

    購入済み

    一つの完結ですね。w

    戦争オペレーターから頼れるリーダーに!苦悶する主人公が、部下からの信頼で成長し、ひとまず完結しました。今後の展開が楽しみです。

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    2018年03月29日
  • マージナル・オペレーション(9)

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    タイ編佳境。
    まんまゲンロン0での「家族」の話になってきているような。
    まさしく望まざる形で父になる、というかなっていたアラタ。marginal。

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    2017年08月26日
  • 宇宙人相場

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    タイトルとは裏腹に、中年オタクの恋愛結婚話だった。
    最初にオタクあるあるを入れることで話にのめり込みやすくして、そのまま終盤へ。

    金融工学なところもあり、SFなところもあり、かなり詰め込んだ作品でした。著者の株式経験もふんだんに入っていて、リアリティもいいよね。
    アニメとかで見て見たいよ、これ。

    スカルピングに手を出したくなってとても危険な本ですね笑。

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    2016年11月22日
  • セルフ・クラフト・ワールド 2

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    まさかこんな急展開エンドを迎えるとは…!

    凡百のバーチャリアリティゲーム物とは次元が違う。
    なろうで小説読んでる暇があったらこっちを読むべし。

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    2016年10月19日
  • セルフ・クラフト・ワールド 3

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    すごくSFらしい作品だった。ゲームで加速というと某ラノベを思い浮かべますが、こちらのが断然考察が深いですね。
    一応完結していますが、いくらでも膨らませそうな世界観なので、この先番外編や続編もあるかもですね。

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    2016年09月29日
  • セルフ・クラフト・ワールド 2

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    政治家が真剣にゲームについて議論してるってのも世も末ですが、終盤のこの展開は予想できなかった。ゲームと政治、関係なさそうだけど、ゲームだって人が集まれば政治が必要になるんだよね。

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    2016年09月26日
  • セルフ・クラフト・ワールド 1

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    ゲーム世界、生物進化のシミュレーション、熊本弁、いろいろな要素が詰まってます。ゲーム内AIとプレーヤーである人間の、認識の差異が面白い。
    全体的にはやや地味。でもなんでチクワ?気がついた範囲では、一カ所だけチワワになってるけど。

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    2016年09月23日
  • マージナル・オペレーション(2)

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    とんでもない世界を舞台にした漫画ながら、主人公があちら側に完全に行ってしまわないのがいいというか。いわゆる戦争漫画だと完全に戦争の真っただ中に放り出されるタイプが多いけれど、そうではなくてその中でもまともである要素を保ち続けようとするところにこの作品の良さがあると思う。

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    2016年08月06日
  • 富士学校まめたん研究分室

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    コミュ障アラサー理系女性が自衛隊の新装備を開発するお話し
    メインは大筋でそれなんだけど、恋愛も描かれていてコミュ障をこじらせてる事による弊害なのか、「中学生か!」と突っ込みたくなるところが多数
    何というか、卑屈で愚痴っぽくて、責任を他者に求めすぎてるところは主人公をあまり好きになれない

    まめたんについて
    お金で解決できる程度の、「任務を全うして死んでもかまわない」と言える兵士がいたらそりゃぁ現場としては助かる事いっぱいあるだろうなぁ
    使われてる技術は現在から大きな技術革新が2つ必要なくらいかな?(素人だからこそ何言ってもいいでしょと開き直ってるレベルで)
    敵と味方の自動認識が難しいんじゃない

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    2016年04月01日
  • マージナル・オペレーション(1)

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    ネタバレ

    ゲームかと思いきや、実際の戦場を動かしていたとかもう怖すぎる。
    これは、いかに我々が普段物事を深く考えず行動しているかという
    ある意味戒めの様なメッセージ性を感じた。
    この作品に限っては、恋愛関係とかそういうのは後回しでも良い。
    戦場にいる子供たちが救われるエンディングを期待する。

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    2016年02月11日
  • マージナル・オペレーション(5)

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    元ニート傭兵オペレータの、日本帰還編。
    あれ、エルフは結局ホンモノだったの、ついてきたのが入れ替わったの! と言うかもと元エルフは1?
    次はタイか。

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    2016年01月22日
  • 富士学校まめたん研究分室

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    地味でコミュ障で研究以外に趣味も特技もない系工学女子が、自衛隊に入って自律型ロボ戦車を開発するお話。

    三十路喪女だけど実は美人、っていうのはお約束なので許していただきたい。

    表紙でそのまんまわかる通り、自律戦車とは無人タチコマのことです。
    いかにも開発段階の変カラーリングが愛しいです。
    マージナル・オペレーションFⅡにこのミニタチコマの進化系が出ていて、毎度の芝村ワールドを構成するエピソード群のひとつです。

    が、とっても楽しみました。

    まずこういう開発系のお話が好きです。
    野尻砲介「ふわふわの泉」に通じるところがあると思います。

    主人公の、何かあると研究に打ち込んで逃避するアレな人間

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    2020年01月29日
  • マージナル・オペレーション(4)

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    日本に帰国、帰国と言えるのかな?
    キャラの定まったぶれない人のよさげな不穏なBBAと、キャラブレブレのどじっこ不穏の女子。
    居場所は見つかるのか。終着点は。
    日本が舞台になったことで、よりくっきりした気はする。続きが気になる。

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    2015年06月24日
  • マージナル・オペレーション(3)

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    おー。第一部完。
    先が知りたい結論が知りたいと書いてきたけど、こういう結論ですか。
    ジブリール可愛いです。

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    2014年11月30日
  • 宇宙人相場

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    冒頭の数ページで、自分もしっかりオタクだったと思い知らされました。抱き枕を買おうとは思いませんが。
    エコノミックであり、ファーストコンタクトであり、オタクの恋ばなでありな小説。ある意味オタクの夢ですね。
    終盤にかけて面白くなっていきますが、最後はちょっと物足りないかな。納得はできたけど、これで終わり?って感じもかなりある。

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    2014年11月28日
  • 富士学校まめたん研究分室

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     ガンパレで有名な芝村裕吏の小説。ガンパレの解説書その他ではかなり堅い文体だったので、本書もそうかと思ってページをめくると…普通にポップな文体だった。1つのセンテンスが短くてテンポも良いし、いい意味で裏切られた。

     内容はというと、自衛隊勤務の30歳処女の工学系女子である主人公がロボット戦車の研究をする話だけど、戦車の開発過程が凄い。ロボット戦車をの開発について、多角的な視点から現実的なアプローチで最適解を探っていく過程は主人公の「天才工学系女子」な感じが出ていて面白かった。
     所々挟まれるラブコメ要素はストレートな感じで読んでてニヤニヤできた。
     また、終盤は日中韓米の情勢が物語のカギにな

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    2014年06月09日
  • 富士学校まめたん研究分室

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    30才独身。対人恐怖症気味。理系じゃなくて工学系女子。もう、相当に煤けてる彼女がセクハラに巻き込まれ暇職に追いやられ、どうにかして鬱憤を晴らし職場を去るか。その職場が自衛隊で彼女がロボット工学を進んでいた才女だったら。
    自衛隊と戦争と言う日本人が考えておかねばならない事と日本だからできるロボット開発をいろんな嘘の上に作り上げたSF。
    ガンパレードマーチの作者が送る、上手なSFと言う嘘。序盤の主人公のウジウジさえ乗り越えたら、開発物の楽しい所が待ってる。何を開発するか、なんでそうなったかも見物なので伏せておく。

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    2014年06月01日