あらすじ
全面核戦争を生き延びた情報技術者の田中翼と仲間は、ネット環境を求め荒廃した地上を探索する。〈セルフ・クラフト〉内では、世界の一画が虚無と化す謎の消失現象が多発していた。民主主義教を奉じる竜の高僧ミンドンは、始祖マイドンの墓の発掘調査から寺院に帰還してすぐ、消滅現象の対策のため総本山に呼び出される。すると寺に住む寺人(じじん)のエミカがなぜか同行を申し出て……奇跡のゲームが現実を変革する3部作完結篇。
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Posted by ブクログ
夢中で読んだ。
芝村裕吏の諸作品はみんな好きだけど、このシリーズは本当に面白かった。
人類が作り出した異世界が元世界の崩壊後に引き継いだのが何かって、民主主義ですよ。民主主義。
2巻の主役が政治家で、3巻の主役が民主主義教の僧侶(ドラゴン)ですよ。
これが芝村裕吏の超絶博覧強記が描くんですよ。
面白くないわけがないでしょう。
質の高いお話を読めるって幸せ。
なるほど。そーきたか。
終わった。
前巻で、え? どーなってんの? とか思いましたが。なるほどなるほど。色んな伏線(と言えるのか?)から推測される結末でした。私は予測すら出来ませんでしたが。
最新刊あるなー、と思って数日ほどほったらかしにしていましたが、読み始めたら、あっという間に。次の展開気になって気になって。
改めて、このシリーズ(まめたん、とか色々な作品)と出会えてよかったです。
Posted by ブクログ
すごくSFらしい作品だった。ゲームで加速というと某ラノベを思い浮かべますが、こちらのが断然考察が深いですね。
一応完結していますが、いくらでも膨らませそうな世界観なので、この先番外編や続編もあるかもですね。