四季童子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
フルメタ長編3巻目。十分面白い1、2巻目を遥かに越える面白さ。
短編にも通じるようなフルメタらしいギャグを上手く交えたはじまり方から、閉鎖空間下での絶体絶命の状況までを綺麗に書ききっている。終盤のLCでの「かなめ」の台詞から先は、文章自体にもスピード感があり、息をつかせぬまま一気にクライマックスまで持っていかれた。テーマ的にも今までは良い方向に作用してきた宗介の真面目さをここにきて悪く作用する話にしているため前作までとは違った魅力もある。
なお、この巻を書く上で賀東先生は軍隊物のアメリカ映画を見直したのかと思わせるような「それっぽい」展開や台詞回しもフルメタの世界観に効果的に作用していると思う -
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Posted by ブクログ
ネタバレ大きな勘違いで話を進める単純な構成なのに面白い「雄弁なポートレイト」など、相変らず宗介をうまく使ったギャグは全体的に安定している。しかし特に良かったのは割とシリアス寄りの「暗闇のペイシェント」。宗介とかなめの微妙な距離感の表現が凄い。なお、この巻を通していつの間にか瑞樹がなかなか憎めない奴になっているのは随分さり気無くやってのけたなと驚く。あんな事件を起こした娘なのに全然違和感がなく滑り込んでいる。
また、書き下ろしの「猫と仔猫のR&R」が素晴らしい。ASの解説を織り交ぜながら普段描かれないテッサとマオの話を展開するのには引き込まれる。とにかくテッサが可愛過ぎる。 -
Posted by ブクログ
新シリーズ到来です。
時代は前回のフルメタルパニックから時がたち2011年の物語となります。
前作と作者が違うということですが話の感じが賀東さんそっくりなのでもしかしたら大黒=賀東かも(笑)
話の内容は前シリーズの傭兵部隊とは違って、インストラクターとして訓練をつける専門の部隊の話でした。もともとあった前回の世界観をうまく使った話の内容に作りこまれており、前シリーズが好きな方はスラスラと読めます。
また前シリーズで活躍したキャラ達の一部も出てくるので、あのキャラがどうなったのかという後日談的なものも楽しめました。
このシリーズは小学生のころからファンなので次巻も楽しみです。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレフルメタルパニックもこれで最終巻と思うと感慨深いです。楽しみにしていたので上巻が出ても下巻が出るまで読むのを我慢してました〜。
前話の「せまるニックオブタイム」でかなめの急変にかなり驚かされたから、そこのところの理由がすっごい気になっていました。結局はかなめではなくソフィアの行動だったのでちょっと拍子抜けしたかも。かなめがいつもまっすぐな性格だったから、どこかにそれとは逆の気持ちも潜んでいたのかと思っていたのですよ。それを宗介が引っぱり戻す、という展開かとも思ってのですよ。かなめちゃんはどこまでもまっすぐな娘さんでした!
最後は大団円でしたね。今までニブちんだった宗介が改まって告 -
Posted by ブクログ
上巻を読み終わってすぐに下巻を買いに行って速攻で読み終わってしまった。
ああ、堂々の完結。これぞ大団円。よかった。
とりあえず予想通りの結末。
でも、途中ではいろんな可能性を考えた。
もしかしたら、違った結末になるのかもとも思った。
でも、最後の最後には、やっぱり宗介とかなめのキャラだ。
女々しいのは似合わない。
倒れるのなら最後まで前向きにだろう。
そういう意味で、最後までぶれずに納得の結末だと思う。
それにしても、アルがサイコー!
もはやただの機械じゃないんだな。
スーパーな自動車になったアルも見てみたい(笑)
陣代高校の同級生のビデオには泣かされた。
最後の高校での場面もいい。
み
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