四季童子のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ抵抗と蹂躙と別れの話。シリーズ通算十五冊目、長編第六弾。前巻の「踊るベリーメリークリスマス」は長編にしては大して本筋に絡まない話だなと判断してしまっていたが、先のパシフィック・クリサリス号での事件がアマルガムに火を点けたせいで今巻でミスリルは前例のない窮地に立たされる。今までは長編でも時折ギャグが挟まれていて、今巻でも宗介が級友に正体を明かした際に皆でかなめをなんとかしようと盛り上がる展開もあるのではと少し期待したのだが、今回ばかりは孤独な戦いを強いられる。ようやく長編に出てきたと思ったら引退、引退したと思ったらここ一番の活躍をみせる林水元生徒会長がカッコいい
-
購入済み
タイトルで損してる気がする
なんとなく気の抜けたタイトルなので敬遠していましたが
もの凄く面白い作品です。
硬派で引き込まれる戦闘描写、「キャラ的にコイツは死なない」と思ったキャラがあっさりと死んだり
事切れる寸前に主人公を発憤させる遺言を残したり、ドラマチックに最期を飾ったり・・・の様なお約束はなく、戦場で死ぬときってこんな感じなのかもなぁ
と思わせるような妙にシビアな部分がありつつ
SF要素や伏線回収も見事
それだけに読了後の疲労感はありますが、多くの人は夢中になれる作品なのではないでしょうか。 -
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ前巻でしっかり積み上げたものをまとめる形。宗介の心情に限りなく寄せて描かれた今作は今までに無い魅力を発している。宗介を揺さぶる役目と立ち直らせる役目を担うそれぞれとの会話も王道ながら大変好ましい。かなめのアクションも短編で見える性格も活かしつつ激しく行なわれ、手に汗握る展開と言って良い。基本的にはかなめメインの話だが、しっかりテッサもヒロインとして扱えている構成もまた良い。
何度も蘇ってきた奴の止めを直接目前で行ったことによって読者としてもはっきり確認できたことに、今回からレナードが姿を現すことによって今後の展開への見通しがはっきりする点も優れている。また、ミスリルと別系統のブラックテクノロジ
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。