四季童子のレビュー一覧
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相変わらず一緒に行動する時間の短い小槙と祥。
それなのに、お互いがお互いの思考にものすごく影響を与えていて、二人ともお互いのことを考えているせいか、むしろずっと一緒にいるような気がしてくる。
並んで歩いているようにも思えるのに、最後の最後にふいっと、小槙は祥を置いて先に進んでしまう。
でも、小槙はそ...続きを読むPosted by ブクログ -
フルメタル・パニック!シリーズ長編がついに完結となる第十二巻。ミリタリーであり、SFであり、学園ものでもあるようなこの作品だが、あとがきでも述べていたように、作者が大事にしたいところをしっかり大事にしているのですっきりまとまった印象だ。ここまでの話でしっかり主人公である宗介が変化しているということ。...続きを読むPosted by ブクログ
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このシリーズは前作から読んでいたが、ほどよいリアル感とギャグ色の強い短編のミックス感が好きだった。それがうまく合わさって物語のスタートとしていい感じに繋がっている。Posted by ブクログ
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フルメタル・パニック!シリーズ長編第9巻。
前巻までの鬱屈した状況から、ミスリル側の反撃がはじまっていく流れを酷さと爽やかさを適度に混ぜながら書かれている印象で終盤へ向かうさまを楽しめる。
すでに反撃に動き出していたミスリル組の活動、瀕死だった宗介の復帰だけでなく、捕らわれたかなめの心境の変化と...続きを読むPosted by ブクログ -
長い長い旅の終わり。 こんなに感動したのは久しぶり。出会えてほんとに良かった。大切な大切な作品になった。 ありがとうPosted by ブクログ
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いつもの漢数字シリーズとは違い陣代高校ではなくミスリルを中心とした短篇集。ミスリル側の短篇集ということで、多くの話が作者の趣味全開で描写されている気がする。とくにASの設定面に触れる話に関してはあとがきでも語られている情熱がここぞというばかりに詰め込まれている。リアルロボット物が好きな読者には共感で...続きを読むPosted by ブクログ
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19巻まで読んできた想いが報われる最高のラスト。
唯一残念なのは、肝心のカットでG19の刻印がG18Cになっていること(ノ_<)
G18Cならスライド後部にセミ/フルのセレクターがなきゃいけませんし、単純な間違いかと。
せっかく19巻で完結したのに、残念!
逆にそのくらいしかツッコミ...続きを読む -
再読。あ~、もう最高! 面白かった! 素晴らしい!
20冊の長い旅路がこのラストのワンシーンに集約されていました。
本を読んでいて本当に良かったと感じる瞬間でした。
そりゃあ、細かいところを上げれば色々あります。宗介が吹っ切れた動機がとか、最後も自分の意志で切り抜けて欲しかったとか、あれやこれ...続きを読むPosted by 読むコレ -
再読。にも拘らず、時間が経つのも忘れて入り込んでました。
頭は物語にのめり込んで冷静じゃないのに、続きが気になりページをめくる指は止まりません。すると、読了しても詳細を覚えてるんだかどうなんだか、って感じで、つまり次回再読してもまた面白いって寸法です。好効率でしょ? ・・違うか。
さて、かなめの...続きを読むPosted by 読むコレ -
再読。自分的点数で、5点満点の5にします。
自分でも驚いています。初読の時、こんなに面白かったっけ?
とにかく、主人公ふたりの心の動きがいいですよね。
宗介は決して最強ではありません。敵は強大。自分の不足を知り、葛藤し、しかし自分を強くする存在に気づいていき、当然の結末へと向かいます。
その...続きを読むPosted by 読むコレ -
長編短編合わせて22巻の長編最終巻。
12年かかった締めくくり。
最後のエピローグのところで、うるっときた。
素晴らしい物語をありがとう。Posted by ブクログ -
シリーズ第六巻、レイヴンの出自が明かされそれに伴い、自身の闘いの理由を見出し覚悟を決めた達哉も、ついに決定的な領域に足を踏み入れることに。
思わぬ形で「初めて」を経験することになった達哉と菊乃、今後の二人の関係がとても気になる、癖の強そうな敵役も登場し今後の闘いもより激しいものになりそう。
ようやく...続きを読むPosted by ブクログ -
ふーも。ふもっふる。ふもふも?ふーも!ふももももも!!ふもっふ!!ふもんも、ふもも。ふもっふ!! ふもふも! ふもっ!
このレビューの内容を知りたいのならばこの一冊を読めばきっとわかります。理解するのではありません。感じるのです。癒しと笑いと満足感を約束しましょう。 -
長編10冊目、長・短・サイドアームズ含めて20冊目。
シリアス寄りの長編とコメディの短編で、バランスがとれており読者を飽きさせない。
広大なストーリーもいよいよ大詰めに向かう。
それぞれの登場人物のバラバラの話が一つにまとまっていく様がジグソーパズルのピースがはまっていくように気持ち良い。
既視...続きを読むPosted by ブクログ -
抵抗と蹂躙と別れの話。シリーズ通算十五冊目、長編第六弾。前巻の「踊るベリーメリークリスマス」は長編にしては大して本筋に絡まない話だなと判断してしまっていたが、先のパシフィック・クリサリス号での事件がアマルガムに火を点けたせいで今巻でミスリルは前例のない窮地に立たされる。今までは長編でも時折ギャグが挟...続きを読むPosted by ブクログ
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再会と整備士と温泉と操縦と信頼の話。シリーズ十四冊目、短編第八弾。クルツと中学時代の先生の話が切ない。短編の第六巻「あてにならない六法全書?」にもオマケとして世界観の設定が詳細に書かれていたが、今巻はASの操縦法が短編を通してえがかれている。マニピュレーターのカラクリについて触れられているのはロボッ...続きを読むPosted by ブクログ
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なんとなく気の抜けたタイトルなので敬遠していましたが
もの凄く面白い作品です。
硬派で引き込まれる戦闘描写、「キャラ的にコイツは死なない」と思ったキャラがあっさりと死んだり
事切れる寸前に主人公を発憤させる遺言を残したり、ドラマチックに最期を飾ったり・・・の様なお約束はなく、戦場で死ぬときって...続きを読む