結城光流のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ久方ぶりの短編集。
相変わらず受難な昌浩でしたが、今回の短編は物語開始前から尸櫻編の3年前まで、年代にばらつきがあったにも関わらず、その4作中2作で笛の腕前をボロクソに言われていて気の毒でした(笑)
以前ドラマCDに付いてた(文庫ではどの巻か忘れたけど)化蟷螂の話でも、笛と格闘していたし、短編集の笛率高くないか?(笑)
書き下ろしの表題作は、尸櫻編前の3年間の話というだけで燃えるのに、篁、笠崔、オマケにまゆらまで出てきた大盤振る舞いで、どうしたことかと思いました。
前者2名はこれまでもちょくちょく出てるし、そんなに驚かなかったけど、まさかまゆらが出てくるとは。。。結城さんの掌で踊らされてる感 -
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Posted by ブクログ
(自称?)親友?斎とか師匠の賀茂忠行との関係や、橘家の姫君との馴初めとか。
安部晴明を取り巻く環境が窺える文章もありますが、
この小説の大部分は、十二神将とのやり取りでした。
十二神将というからには十二柱いる訳で、
晴明が一柱づつ四苦八苦しながら対峙して式に下していきます。
その際に突きつけられる問いを通して自分自身を見つめ直します。
最後には目的の化け物と対峙して一応の決着はつきますが、
全体を通して序章のような感触を得ました。
十二神将という式神を得て、晴明の活躍はここから始まる・・・
といった余韻を、読み終えた後に感じました。
実際、続編も既に出ているみたいですね。
化け物の正体につ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作で「件」が死ぬほど怖くて夜に読んだのを後悔したので、今回は日の高いうちに読んでみました(笑)
怖さは前回よりマシ。前回これでもかってところまで落とされたので、あとは救い上げられるだけですからね(笑) みんな死なないって信じてる。信じてるからね、結城さん!
今回は昌浩が術を行使するところも少なくて、メリハリがついてるなって気がしました。やっぱり結城さん、別シリーズを書くようになって、一気に筆力が上がった気がするわ。上から目線ですが。
今回一番かっこよかったのは風音ですかね。
昌浩や安倍家の陰陽師たちが、対処法を心得ているにも関わらず「件」の予言を聞いて振り回されているなかで、「私には必 -
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