結月さくらのレビュー一覧
-
匿名
購入済み世界観とトウカの過去に踏み込む
少しずつ過去や経緯が判明して、世界観の理解がぐっと進んだ回です。
新キャラも登場して、ますます「終端街」の魅力が増しました。
それでも、トアさんの可愛さは不動です。
(※個人の感想です)
しかし、何かひとつ分かったかと思えば、更に分からないことが増えて、謎が深まります。
視野が広がるとそれだけ見えるものが増えて、知らない事を「知らない」と気付くような……哲学めいた面白さがあります。
優しさとは。
姉妹とは。
「人を救う」とは。
「人を愛する」とは。
探し求める先には何があるのか。
「家族を上手く愛せなかった」「仲良くなりたいのに近付けない」「大切にしているけど、本当に行きたい場所は別に -
匿名
購入済みナガツキくん大活躍の2巻です
合本版2巻の描き下ろしは、ナガツキくん推しには必見の描き下ろしです。
結月さくら先生がとんでもないものを描いてくださった。
ありがとうございます。
切なさあり、ほのぼのあり、バトルあり、ほんのりミステリーあり。
そして、淡い恋心もあり。
1巻では匂わせる程度でしたが、2巻からトアさんがトウカさんに向ける好意が語られます。優しくて、穏やかで、優しさと祈りに満ちた純粋な想い。読者としては微笑ましく見守りたいものです。
読んでいて浄化されそうです。
一方、容赦のないホラー展開もあって、ハラハラドキドキも楽しめます。
都市伝説「バックルーム」が大好きな人は特に、にやっとできるシーンがあるでしょう。 -
匿名
購入済みお値段的な意味では合本版がお得
「死後の世界」
「神話の再解釈、独自解釈」
「大正や昭和、あるいは香港や台湾に似た空気も感じる、和と中華とファンタジーの入り混じった世界観」
「街に現れる化け物を唯一対処できる、たった一人の特異な男」
「身長2m近い不死身の男」
「彼らを取り巻く、優しくて善性に満ちた街の人々」
「何故、世界はこうなったのか。何故、今ここに彼がいるのか。答えを求めて奔走する話」
こういう要素にピンと来た方にオススメの漫画です。
切なさあり、ほのぼのあり、バトルあり、ほんのりミステリーあり。
何故か不思議と、己の感性や価値観を揺さぶられる物語です。
許されるなら、私の葬儀でこの漫画を棺にいれてほしい。あの世まで -
匿名
ネタバレ 購入済みトアさんの笑顔が100点満点
トアさんの笑顔が100点満点どころが五億十億無量大数で
大変尊いものを……見せていただきました……ありがとうございます……
正座したトウカさんのコートの長さからトウカさんの脚がめちゃくちゃ長いと分かるところ、地味に面白くて好きポイントです。
デッカイ男がちっちゃくなっているところ、とても可愛くて良いです。
ところで終端街の駄菓子がとても美味しそうなのですが!!
飴雲に星屑水、食べれる鉱石……どれも味が気になります。イトマキグモのグミ食べてみたいです。イトマキグモちゃんの前で食べたらどんな反応をするのか気になります。
昭和の駄菓子屋みたいな佇まいも古風で懐かしくて、うわぁ行ってみたい…… -
匿名
ネタバレ 購入済み優しい神様なのか怖い神様なのか
人々をおもう装置の案内人さんも、その案内人さんを記憶したいと、ランプとして寄り添おうとしたトウカさんも、根が善良で優しくて……。
その優しさにますます登場人物が好きになってしまうのですが、その一方で謎は深まっていくんですよね。
終端街が終端街として作られたように、虚の水路も元からそう在ったものではなく、意図して作られたものなのでしょうか。
もしかすると、死後の世界はただ死者が来るだけの何もない暗黒で、それを「死後も健やかに過ごせるように」と願って装置になった誰か(その誰かこそ案内人さんかもしれませんが)がいたから虚の水路が出来たのでしょうか。
だとすれば、人間だった頃のトウカさんをランプ -
購入済み
あの娘が笑ってくれるのは
トアちゃんへの愛おしさが増す一話。
再登場写真屋のジェンさんにより、トアちゃんのこころの柔らかいところが、ウィンドチャイムのようにゆるやかな風で音を立てるさまが、見ていてドキリとする悲哀と愛おしさ。
だからこそ音の余韻が美しくて、そのかんばせにグッと込み上げるものがあります。
舌の上に残る甘さ。
さっと溶けるけど、その余韻に温かい心地になる。
手のひらにコロンと転がる愛おしさ。
透明ではないけれど、だからこそ人は引き結んだ口を綻ばせる。
三角コーンに白いメレンゲが詰まった砂糖駄菓子、メレンゲコーンみたいな一話です。 -
匿名
ネタバレ 購入済みトアちゃーん!!!
トアちゃんが賢くて健気で切ない~と思っていたら....!
ジェンさんとても良い人ですね。
終端街の駄菓子、面白そうです。
トウカさんの無自覚なとこ最高です。
思わず「結月先生の作品でこんなキュンとしたことあったかな!?」と思ってしまいました(笑)
最後のナガツキくんとジェンさんの会話に私も交じりたいです。 -
匿名
購入済みトウカさんが優しすぎるのですが!
カタヌマさん鋭い。でもそれについてどうとも思っていないというところも、それで問題ないナギサ君も、「それでいいんかい!」と思いつつ、ものすごく彼ららしくて良きです。 -
ネタバレ 購入済み
優しい神話
この頃からトウカさんは感受性が豊かで繊細で、優しい人だったんですね
スープを食べ損ねた事が未練なのも、一人で食べるのは味気ないと二人分のスープが出て来るのも、一緒に食べようと友人さん(この時点では「男」「渡し守」という扱いかもしれませんが)を誘うのも、今の、トアさんやナガツキさん、終端街の人達と過ごすトウカさんに繋がる優しさを感じて、トウカさんのオリジンに触れるお話を読む度にトウカさんが好きになります
掘り下げれば掘り下げるほど、他人の辛さや寂しさに寄り添うことのできる優しい人で、他人のためにその身を尽くしてしまえる人がトウカさんなのだ、と……
トアさんがトウカさんに案内されたように、ト -
ネタバレ 購入済み
トウカは結月先生の描く善性の人間だなあと再認識する一話でした。
善性の人間がすべてを擲って身を投じること、それは自己犠牲ではなくて献身か、はたまた。数百年の月日が突然なかったことになって街に産み落とされた意味とは。
トウカの生前観てきた死の淵に立った人々の怯えや恐れのない世界、終端街。
トウカとは違う視点から世界を覗きこんだふたりが、ニーチェの言う「深淵を覗くとき」にならないことを願ってしまう。
「この世界」が想定する最悪とは何か。
昇降機など、この世界のギミックや仕組みに意思は介在しているのか。
だれのたなごころの上に、彼らは立っているのか。
作品の深度が広がり、奥ゆきが深まるさまは -
購入済み
異質な世界へ誘う青い昇降機。
見通せない朧のような世界に、異質な存在へと飛び込んでいくトウカとナガツキ。
一巻から登場していた青年アカツキは何を識っているのか?
ペストマスクの男は一体「何」か?
日常の話が挟まれながらも、トウカとナガツキそれぞれに芽生えた感情、明かされていくトウカの過去。
突如水面に落ちた重い雫。
その色はじわりと広がって密度を増していく。
背筋をなぞるゆるりとした温度。
四角でも丸でもない。
たくさんのトマトも野菜もすりつぶし、混ざり混ざった不透明な世界の先にあるのはなにか。
ガスパチョのような三巻です。 -
購入済み
その感情を教えてくれたのは
トウカがこれまでに出会ったことのないイレギュラーな昇降機たち。
水の蛇、終端街に現れる杭を対処する女性マクラギ、昇降機の先で出逢ったマクラギの描いたスケッチによく似た少女。
激しく動く時の中に挟まれた日常もいとおしい。
描き下ろしの髪を下ろしたナガツキのさまや、各話のあとがきにも注目です。
四角より丸。
輝かしい、淡いこがねいろ。
舌先にぴりりと残るジンジャー。
香辛料と煮詰めたジンジャーの刺激を心地よく喉を通らせる、冷やっこさのある炭酸水。
まるいレモンの薄切り越しの景色。
クラフトレモンのジンジャエールのような、眩暈がしそうなくらい魅惑的な香りの第二巻です。