あらすじ
【描き下ろしおまけ4pを収録!】
「道の真ん中に突然現れたらしいんだよ」
マクラギの姉として、終端街で過ごした日々を思い出したリン。トウカとナガツキは、リンの想いがこめられた絵を回収して、終端街へ戻ることに。
一方、二人の帰還を喜ぶトアは、コウさんから、トウカの生い立ちにまつわる衝撃の事実を聞いてしまい……。
自覚なき死者の生きる国“終端街”へようこそ――。
結月さくらがいざなう、想い絡み合うヒューマン・ファンタジー。
【本作品は『終端街の昇降機守』第10巻~第14巻を収録した合本版です】
感情タグBEST3
異質な世界へ誘う青い昇降機。
見通せない朧のような世界に、異質な存在へと飛び込んでいくトウカとナガツキ。
一巻から登場していた青年アカツキは何を識っているのか?
ペストマスクの男は一体「何」か?
日常の話が挟まれながらも、トウカとナガツキそれぞれに芽生えた感情、明かされていくトウカの過去。
突如水面に落ちた重い雫。
その色はじわりと広がって密度を増していく。
背筋をなぞるゆるりとした温度。
四角でも丸でもない。
たくさんのトマトも野菜もすりつぶし、混ざり混ざった不透明な世界の先にあるのはなにか。
ガスパチョのような三巻です。