管啓次郎のレビュー一覧

  • 星の王子さま

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    言うまでもなく星5の名作。
    翻訳は菅 啓次郎。
    全てではないが、過去ほかの人に訳された星の王子さまを読んで言えることは、私は菅 啓次郎の訳する星の王子さまが1番好きだ。

    菅 啓次郎 の訳する王子さまの一人称は「オレ」。
    相手に対しても「あんた」「お前」と、イラストだけでイメージしていた王子さまからは想像できない言葉遣いである。
    ただ呆れたようなセリフが嫌味のような、拗ねたように聞こえたりもしておもしろい。
    星の王子さまを読むなかで、1番すんなりイメージが湧いたのは菅 啓次郎の訳したこの1冊。
    色んなな翻訳の星の王子さまを楽しむひとつの方法だと思う。

    いくつかはモノクロだが、挿絵のカラーが

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    2025年07月26日
  • 星の王子さま

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    圧倒的bible。

    p.105〜116きつねの話が好き
    ーーきみがきみの薔薇のためだけに使った時間が、きみの薔薇をあんなにもたいせつなものにするんだよ
    ーー心で見なければ、よく見えないっていうこと。大切なことって、目には見えない

    p.138
    ーーどこかの星にある一本の花を愛しているなら、夜、空を見つめてやさしい気持ちになれる。すべての星で花が咲くんだ

    p.139
    ーーおまえが夜に星を見上げるとね、その星のひとつにおれが住んでいるせいで、その星のひとつでおれが笑っているせいで、おまえにとってはまるですべての星が笑っているように思えるはずだよ。笑う星たちを手に入れるわけさ!


    きっと読むた

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    2025年05月22日
  • 星の王子さま

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    読むタイミングによって
    今まで気が付かなかったことに
    心が動く
    大切なものは目に見えない
    まさにその通り

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    2025年02月11日
  • 星の王子さま

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    純粋な心を持っているものには見えていないものを想像する力を持っている。
    大人の心を持っているものには生きていくために必要なことを理解することが出来る。
    お互いがお互いの心を理解し合うことは出来ないが、純粋な心を1度でも持ったことのある大人が子供に寄り添い、危なかしい道を選んでしまう子供を支える必要があると思う(自分には蛇の話がこのことを指しているように感じた)。
    肝心なことは目に見えない
    広く物事を捉えていきたい。
    もう一度読んだ時には、バオバブと蛇について再考したい。

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    2024年12月07日
  • 星の王子さま

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    初めて読んだのは10年以上も前。久しぶりに読んだら深い言葉ばかりで、すっかり自分も「大人」になったのかな、、と。またじっくり読み返したいお気に入りの1冊になりました。

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    2024年06月24日
  • 星の王子さま

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    この物語はとても素敵だった、長さもちょうどよかったと思います。
    そしてこの本は分かりやすいように書かれていると思いますので、誰にでもおすすめします。

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    2024年03月30日
  • 星の王子さま

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    とても有名なのでずっと読みたかった本でした。
    ストーリーやこの本のいいと思ったところはなんとなく分かりましたが、しっかりとはまだなので再読したいと思います。

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    2023年10月21日
  • 星の王子さま

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     読みたい読みたいと思いつつ、なかなか手にする機会に恵まれずにいた一冊。社会人となり、読書習慣を付けたいと思い、これを機に購読しました。
     大人になって失ったもの、失ってみてはじめて気づけたこと。大切なことを思い出させてくれる一作です。

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    2023年09月19日
  • 星の王子さま

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    とっても素敵な考え方に触れることができた。
    小麦畑の音を立てる風とか、星の光が全て消えてしまう例えとか。
    ロマンティックだなって思った。
    読んでいて前よりも理解ができた。
    大人になってしまったと考えさせられた。

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    2022年12月29日
  • 星の王子さま

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    「たくさんの笑った星を所有する」

    大好きな言葉です。この本が教えてくれました。
    星の王子さまといえば大切なものは目に見えない
    という言葉が有名ですが…それよりもキツネが
    懐くとはどういう事なのかと教える場面が
    私は大好きです。「懐く」とは、例えば秋の日に
    収穫間際の小麦畑を見て、その黄金色を見て
    王子さまの髪の色を思い出すことだと…。
    主人公の「ぼく」は星の王子さまと出会う前、
    星を見上げてもそこには綺麗な星がある
    だけだった。
    しかしこんど夜空を見た時に沢山ある星の中に、王子さまの住んでいる星がきっとある。たくさんの笑うスズが輝いている。それを見て暖かく特別な気持ちになる。「懐く」は大切な

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    2022年06月05日
  • 星の王子さま

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    泣ける。
    王子様の純粋な心が良い。
    「大人ってやつは」が出てくる度に、胸が締め付けられる様な気持ちになる。

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    2021年09月22日
  • 星の王子さま

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    小学生の時に、完全に読み切ることができなかった星の王子さま。でも、20歳過ぎてから読んだ星の王子さまは、色々考えさせられるストーリーだなと感じさせられた。子供の頃の気持ちは、大人になるにつれて忘れてしまう。それを、ちび王子は思い出させてくれる。これから、自然と星を見上げてしまいそう。

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    2021年09月05日
  • 星の王子さま

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    記憶にないくらい昔に1度読んだ以来、久しぶりに読んだ。初めて読んだと思うくらいに感動した。
    成人して社会の中で生きている私たち大人が路頭に迷ったとき、救ってくれるのは子どもの強さ。子どもの時の強さを再び取り戻そうという思いが込められた物語だと思う。大人は間違いなくハッとするのではないだろうか。大人にならないとハッとできないかもしれない。ハッとできる大人になれたのも何だか良かったなぁ、と思わせてくれてありがとう、サン=テグジュペリ。

    5/20追記
    ちび王子は大人たちの子供時代のひたむきさや脆さや儚さなんだ。

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    2021年05月20日
  • レモンケーキの独特なさびしさ

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    たまらなく愛おしい物語。
    エイミー・ベンダーは人間の感情を描くのがほんとに上手い。
    母親のこさえたケーキをかじった9歳のある時から
    食べ物をこさえた人の感情しか味として感じられなくなる少女が成人するまでの物語。
    この一家の秘密と、兄の悲しすぎる能力に衝撃をうける。
    人間は渇望と虚しさを飼い慣らして生きていくが
    それに食い殺されるのもまた、人間らしい気がする。

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    2021年01月22日
  • 星の王子さま

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    大切なことって目には見えない、心で探すしかない
    大人になると忘れてしまいがちなことを考えさせられた。

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    2020年04月25日
  • 知恵の樹

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    私たちが日常当たり前のように、空を見て空だと認識し、地を歩いて歩いていると認識している。これは誰から見てもそうなのか?絶対的な意味で本当だろうか?

    こういうと、相対主義の話かと思うかも知れない。

    本書の位置づけは、相対主義でも実存主義でもなく、その狭間の理解困難な道をとる。生物の誕生から原核生物、単細胞、多細胞、神経の発生を、環境とセンサーの相互作用として記述するオートポイエーシス理論を展開。そこから更に生物個体間の相互作用、言語、社会と拡大し、最終的には私たちの認識する世界は何か?の答えに行き着く。

    フラクタルな論旨の展開で細胞から社会意識まで一気に駆け昇る旅を終えるとき、身体の細胞一

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    2019年10月05日
  • 星の王子さま

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    忘れていた大切なことを思い出したような感覚。

    大切なのは大人になってから学んだことではなく、子供の頃に感じたことかもしれない。

    大人になるにつれて何かを得たような気持ちになるけど、逆に多くのことを失っているのだと思う。

    日々の忙しさに磨耗している大人たちにこの本を読んでほしいと思う。

    これから空を見上げるたびにこの物語を思い出してしまう気がする。

    他の訳も読んでみたい。

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    2019年03月23日
  • レモンケーキの独特なさびしさ

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    エイミー・ベンダーは、はっとするような言葉で読者を引き寄せたりしない。訥々と単純な言葉を重ねてゆく。けれどもその言葉の組み合わせが穏やかではないので、とても非日常的な物語が展開する。しかしそれもよくよく眺めてみれば、誰にでもある小さな違和感を少しだけ別の出来事のように描いてみせるだけなのだ。決して大袈裟に言ったりしないだけで。

    sensitiveとtoo sensitiveの間のどこに線を引けばよいのか、という問い掛けが日本の読者に向けた作家の文章の中に出て来る。恐らくその疑問に対する物語であることが本書の全てであり、結果として、自分を取り巻く世界に対して生まれて初めて抱いた違和感が、実はま

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    2017年05月17日
  • 星の王子さま

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    ネタバレ

    2014/12/16 再読完了。
    「ボク」が「おれ」になったり「きみ」が「おまえ」になったり、「キツネ」が「きつね」になってりするだけで人物像がまったく変わってしまうのだなあと感心する。
    自分のことを「おれ」と言い、大人である相手のことを「おまえ」と呼ぶ推定4~5歳のクソ生意気なガキの「ちび王子」。
    この「ちび王子」のことが僕は大好きだ。
    今まで色々な訳者の翻訳を読んだが、やはり菅啓次郎版が一番しっくりくる。 「王子さま」より「ちび王子」。
    見事な翻訳である。
    浅岡夢二版は文学的、童話的であるが菅啓次郎版は漫画的と言ってもいいのではないだろうか。

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    2014年12月16日
  • 星の王子さま

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    この本を読んで、中学時代に自殺した親友のことを考えずにはおれなかった。
    彼もまた、訳者さんのいうところの”死を通じての帰還”を選んだ一人なのかもしれない。

    そう考えると、彼の自殺についての長年の謎が自ずから解消されたようにも感じる。

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    2014年03月03日