深緑野分のレビュー一覧

  • 百合小説コレクション wiz

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    新感覚の世界観でした。
    百合というものにあまり触れていなかった私なんですが、女性同士の恋愛をここまで、美しく描けるんだなと感嘆しました。アンソロジー集となっていて、それぞれ違う作家が、自分の世界観を描いています。男女では描けない、恋愛模様が百合では、描けれるので、読む前は、この感覚に慣れるのかなと心配したのですが、読んでみてこの感覚にハマりました。全作品を読んで感じたのが、女性同士の恋愛の方が、男女の恋愛と比べて、より強く、深く結びついているイメージがあって、読んでて、美しいを通り越して、高い芸術性を感じました。

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    2023年02月12日
  • ベルリンは晴れているか

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    ミステリーを普段読まない方にも、おすすめしやすい戦争小説でした。時代背景もよく見えてきて、戦時中の市民の心境や置かれている状況など、学べるものが多かったです。

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    2023年02月01日
  • オーブランの少女

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    2013年版は装丁が好みじゃないので誰かが紹介してくれなかったら手に取らなかったと思う。

    表題作「オーブランの少女」はナチスドイツの侵攻が始まったフランスに作られた訳ありのサナトリウム。「仮面」ヴィクトリア朝時代イギリスが舞台。「大雨とトマト」大雨の日、安食堂にやってきた常連客と突然やってきた少女。「片思い」女学校。駆け落ち。身代わり。「氷の皇国」北の辺境にある漁村に流れ着いた首のない死体。ガラス細工。

    欲しいものを手に入れるために少女は衝動的になり、残酷にもなる。怖い。

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    2023年01月24日
  • ベルリンは晴れているか

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    登場人物が多過ぎ、私の読解力では状況の変化について行けなかった。
    もう少し簡素化しても、充分にストーリーは面白く展開できたのではとの印象を抱いた。
    物語は面白いのに、ちょっと勿体無いなと思った。

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    2024年05月25日
  • 分かれ道ノストラダムス

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    死んでしまった彼にあったかもしれないもう一つの道。
    別の道を選んでいたら死ななかったかもしれない。
    そう考えたことが始まりだった。
    ノストラダムスの予言が社会に蔓延し、いかがわしい宗教団体が出来る。
    あさぎは級友の八女と共にその宗教団体が起こす事件に巻き込まれていく。

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    2022年04月04日
  • オーブランの少女

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    ネタバレ

    ――

     深緑さんの書く残酷な少女性、というのはきっと今後、ひとつの象徴となっていくんじゃないだろうか。



     良くも悪くも、原石のような短編集でした。
     テーマ設定やプロットは完成されていて、けれど魅せかたやストーリーテリングなど、技術的な部分に硬さや甘さが見える。それでも、作家自身の魅力がしっかり現れているというのは流石だなぁと思いました。出るべくして出る、とはこういうことなんだろうなぁ。
     特に感じるのはなんというか、ミステリセンス? みたいな部分。ハコのデザインと、ひとつの真実で世界が一変する快感のつくりかたは抜群。まぁ読んでいる方は快感でも、登場人物にしてみれば幸不幸が判然としなかったりするんだけれど、そういう、真実の善性みたいなところも描きどころではある。腕の見せどころ、というか。
     その分設定偏重なところで、唐突さやガイドバイアスの強さを感じてちょっと読みが躓く部分もあったりするんだけれど、そこはもうちょい。

     一変する世界、反転する世界という点で、ミステリに少女はよく似合う。なるほどそう云われるとそんなのばっかり読んでいるかもしれない。
     これからも、楽しみです。星3.3

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    2022年01月02日
  • 分かれ道ノストラダムス

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    もしも世界の話しです。
    もしも、もしも、だったら。
    子供の頃から、ノストラダムスに支配されていた感がある私は、ノストラダムスを知らない子供に、へー?


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    2021年10月05日
  • オーブランの少女

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    「オーブランの少女」☆☆☆☆
     病気を抱えた少女たちが集められるサナトリウム(療養施設)があった。そこでは治療と同時に教育も受けられる。しかし、そこでは少女たちは本名ではなく花の名前で呼ばれ、家族を含めて外界と隔絶された生活を送っていた。
     どうやら施設には秘密があるらしい。安易に人身売買のための施設かと考えたが、それでは説明のいかないことも多い。果たして真相は?
     オーブランの庭園の描写がきれいだった。緑豊かな様子、庭園に差す光。『この本を盗むものは』で見られた色彩豊かな情景描写の原点はここにあったのだな。

    「仮面」☆☆
     主人公の男アトキンソンは医者をしている。ある患者のメイドの妹はとても美しい少女で、彼は恋をしてしまう。そして、メイド姉妹がひどい扱いを受けていることを知った男は主人の殺害を計画する。
     なんとなくオチが読めてしまうのと、悪意に塗れただけの世界が好きになれなかった。

    「大雨とトマト」☆☆
     男が営む飲食店に少女がやってきて、「父を探している」という。男には妻子がいるが、むかし一夜だけ関係を持った女がいて……。
     またもオチが読めてしまううえにイヤミス。

    「片想い」☆☆☆
     主人公の少女は女学校に通っており、同室には同級生にも下級生にも慕われる人気者の友人がいた。二人は親友関係にあったが、友人は何か隠し事をしているらしい。
     オチは読めるが後味は悪くない。

    「氷の皇国」☆☆☆
     ある皇国で、皇位継承権のために皇女が弟である皇子を殺害する事件が起きた。しかも皇女はその責任をメイドや兵士になすりつけて処刑しようとする。弁明しようにも、裁定人となる皇帝もまた傍若無人で、憶測による皇族への反論を許さない。
     皇女が犯人であることが明らかな殺人事件において、禁止カードが多い中でどうやって皇女の罪を明らかにするかと考えるのが面白い。ただ、最終的な解決策が禁止カードの一つで、「実はこれ禁止じゃないんですよね」という感じで出てくるのが納得いかなかった。それでも、閉ざされた国の寒々しい情景は印象に残った。深緑さんにはやはり情景描写が生きる作品を書いてほしい。

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    2021年09月06日
  • オーブランの少女

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    ネタバレ

    短編集
    ・オーブランの少女
    少女たちの幼くもあり美しい。花など情景の描写も美しい。しかし内容はおぞましく読み終わったあと最初の方をもう一度読み返した
    ナチス表題にしてるのねーお姉さん生きてたのスゴすぎる。生命力すご
    序盤で約ネバやん!?てなった
    百合感あるよね

    ・仮面
    姉妹愛
    そんなおもしろくはない

    ・大雨とトマト
    オチで少しえー!てなる
    どんでん返しではないけど
    息子かえってきてたらどうなってたんや

    ・片想い
    環様と岩本様の百合小説?
    って思ったけど、、色々な百合展開でワーとなった。
    時代は違えどやっぱ女子校だとこういうのありそうーてかあるよねって思った

    ・氷の皇国
    途中で飽きた
    面白くない

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    2021年09月02日
  • オーブランの少女

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    これがデビュー作だなんてすごい。
    あらすじにあるとおり時代も国も違う少女たちを主人公に、
    テイストがこんなにも違う五つの物語が収録されているのに驚きです。
    表題の「オーブランの少女」とトリの「氷の皇国」が衝撃的で濃くて
    特に心に残りました。
    北村薫さんのベッキーさんシリーズが好きなので「片思い」も良かったな。
    環さんを守りたい岩様が可愛らしかったです。

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    2021年08月30日
  • 分かれ道ノストラダムス

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    ネタバレ

    あらすじを知らずに読み始め、平行世界とか出てくるからSFかぁ!面白そう!と思ったら殺人やカルト集団の話になって、普通のミステリーでした。
    佳境に入ってからが長く感じた。
    八女くんとカオルさん、マリさんが結構好き。
    ネギは好奇心の赴くまま行動するし、いろいろ危なっかしくて好きになれなかった。
    でも八女くんとお似合いだと思う。
    青春小説でこの2人を見たかったです。

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    2021年08月28日
  • 分かれ道ノストラダムス

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    ネタバレ

    ノストラダムスの大予言、懐かしい。結局、いつの間にか過ぎていったような気がする。
    これは怪しいなと思える人物が、やはりそのとおりで、それも相当な悪人。あさぎは猪突猛進の部分もあるが、もろいところもある高校生。一見、目立たない八女君と立ち向かう。

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    2020年09月05日
  • 分かれ道ノストラダムス

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    ネタバレ

     高校生の二人は使命感があり過ぎた。基君のノートが殆ど関係なかったことは拍子抜けした。これほどの事があったのに、綾瀬さんの行動は理解し難かいな。また同じ末路を辿ってしまう要因を残してしまっている。そんな終わり方にスッキリしなかった。
     ネギの正義感に囚われ過ぎている行動はヒヤヒヤした。それが気になりページをめくらずにはいれなかった。狂信者のやることはいつも非人道的だ。もっと懲らしめるような結末がよかった。自分の感情を翻弄され続けた。

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    2020年04月02日
  • 分かれ道ノストラダムス

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    ノストラダムスの大予言による終末が迫る頃、ある街には予言を信じる新興宗教があった。
    一方、友人を突然失った彼女は、もしかしたら彼が死ななかった世界、パラレルワールドに興味を持ち、その分岐点を探してみる事に。
    新興宗教を裏で支配する男に騙され、大事件に巻き込まれてい行く。

    傑作、戦場のコックたちの作者という事で期待値が大きすぎたのか、まぁ普通のミステリな感じ。

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    2019年12月04日