谷口菜津子のレビュー一覧
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購入済み
女性の窮屈な気を代弁してくれる
私も主人公のようにブラジャーが窮屈で苦しくて大嫌いなのですが、それをテーマにした漫画を読める日が来るとは…と感動して即購入。本当はノーブラで過ごしたいのに社会に許されない不合理が伝わります。卒乳した今、まさにブラジャーごと乳を「お疲れ様でした」と労わりつつどこか別の場所に祀って、ノーブラ生活したいと思っている自分にドンピシャでした。つくづく女性の乳は、自分以外の誰かのために存在してるんだなあって思います。誰も書かない、特に男性からは1ミリのニーズもなさそうなテーマを選んで刊行まで行った作者と編集の方に敬意を表したいです。エロとして消費され続ける女性の乳を強調したアニメや広告に辟易してる自分にと
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Posted by ブクログ
自他様々な環境や情報によりかつて規定したりされたりしたものさしに則って生きる事が「幸せ」に繋がる……と、短絡的と言うか視野狭窄気味に生きてきたふたりが改めて「自分の幸せ」と向き合いながら「自分だけの(誰かと同じでも違っても良い)ものさし」を確認していく物語、なのかな。
環境も自分も良くも悪くも変わるんだから、ものさしだってその時々で微調整していけば良いんだよね。
他人の言葉や価値観でぶん殴られるように直接「自分(のものさし)」が上書き改変されていくのではなく、気付かぬうちに強固になってしまっていた「自分」を包み込んでいた何か(過去に想定した幸せへの道筋だったり、当たり前のように押し付けられ -
Posted by ブクログ
自分の幸せは、自分で探すしかない。そこに他人の価値観や基準が入り込むと、わけがわからなくなっていく。
前作『今夜すきやきだよ』に比べると、家事のなかでも掃除により重点が置かれているのだけど、掃除というのはまさに、いまの自分の状態をうつすものだと思う。肉体的にも精神的にも、ある程度余裕がないとできない。
丁寧な暮らし、というのを実践している人は、肉体的にも精神的にも健全で、満たされている人なんだろうなぁと思う。でも発想を逆転させて、万全じゃない自分でも、まずは掃除をするところから、良い状態の自分に近づけていくというのも大事かも。
部屋をキレイにできた! 凝った料理じゃなくても、キッチンでなにか料 -
Posted by ブクログ
勝男は変わったな。勝男が変わっただけに、変われない人達がより際立つ。
でもそれは男性だけじゃない。勿論、今までの歴史や社会慣習の影響で、男性の方に、価値観を変えていかなくちゃいけないことがより多いけど、男性にも男性の生きづらさがある。そのことに女性が関わっていることもあって、女性の側も価値観のアップデートが必要だなと改めて。
過去に何かの感想でも書いたけど、フェミニストを攻撃する男性の中には、男性の生きづらさ、苦しさを抱えていることを女性に向けてしまっている人もいて(それが本人が自覚的なのか無自覚なのかもまた別に問題としてはあるが)、それはやはり健全ではなくて、男性に対する思い込みや価値観を男 -
Posted by ブクログ
つくりおき料理のレシピを見るのは好きで、よくつくったりもするけれど、できたてすぐを食べてしまい、意外にも残らない……。
が、この本のレシピは、逆に「すぐには食べられない」。本当に、未来の自分に、つくり置くためのもの。
数日後の自分って、予想できそうでできないところもあって、急に「今日は、なにもつくる気にならない……買い物にも行きたくない……」みたいな時に、こういう料理があれば、元気を取り戻せそうだ。
ホームパーティーでも出せそうなオシャレなレシピが多く、材料の買い出しにもちょっと手間がかかるかもだけど、数日後の自分のために、いま頑張って仕込むというのは、前向きな気持ちになれて、なんか良い。