谷口菜津子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
海老原勝男(えびはら かつお)には、ポリシーがありました。
それは、「完璧であること」。彼の理想の女性は、筑前煮を上手に作れる女性。記念日に、夜景が見えるフレンチレストランで指輪を渡すのが、パーフェクト・カップルのパーフェクト・プランだと思っています。
山岸鮎美(やまぎし あゆみ)ちゃんには、ポリシーがありました。
それは、「可愛い女」であること。ツヤツヤの黒髪に揺れるカールをつけて、男性の好みに寄せて、可愛さを維持しています。
勝男と鮎美は恋人同士。
鮎美ちゃんは筑前煮を作り、勝男はそれを自分の理想の味に寄せるよう細かく指示します。鮎美ちゃんの服装や髪型に対しても細かく口出しし、鮎美ちゃんを自分好みの理想のカノジョにしようとする勝男。
そして、勝男の要求に寄せて、せっせと筑前煮を作り、かいがいしく可愛い彼女であり続けようとする鮎美ちゃん。
バーン!! (破綻の音)
マスコミ、マスプロの20世紀。昭和の価値観に縛られていた二人。誰れ得? の価値観に二人は支配されていました。まさに、他人軸で行動していた二人。
先に気付いたのは、鮎美ちゃんでした。
勝男のプロポーズを断ります。 「ん~、無理!」
フラれた意味が分からない勝男。
でも、少しずつ周りの人たちの声を聞いて、緩やかに変わっていきます。
これは、二人の再生の物語です。
世は、インターネット、SNS、インタラクティブの時代。
新聞は読まない、テレビは見ない、自分好みの動画サイトを見て、自分自身で情報発信していく時代。
さあ、勝男は、鮎美ちゃんは、どのように自分自身を再発見し、自分軸の行動を取り戻すのでしょうか?
雑草という名前の草は無いのよ、鮎美ちゃん!
そして、雑感という感想は無いと思って、レビューし続ける、わたし(みのり)ですw -
匿名
ネタバレ 購入済み3
南川あみなは入社一年目の女性会社員。
仕事にも慣れてきた彼女だが一人だけ苦手な先輩がいた。
その人は海老原勝男、通称海老カツと呼んでいる男性社員で男尊女卑や家父長制に染まった思考で人にアドバイスしてくるのがあみなにとってはとても苦手な人に分類されるのだった。
今回の飲み会でもマッチングアプリでの出会いについて批判していた海老カツだが結婚願望のないあみなは気軽に相手に出会えることもあり便利なツールだと思っているだけに彼が本当に無理だった。
しかし注意したところで海老カツは変わらないだろうとあきらめているため彼の言動はスルーしているあみな。
好きなもつ焼きとコークハイさえあればオッケーというあみなだが行きつけの店について海老カツに言ってしまったため店でばったり会ってしまい…。
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匿名
ネタバレ 購入済み2
料理が得意な彼女の鮎美に手料理を作らせてはアドバイスをするということを繰り返していた勝男はプロポーズをするも撃沈。
いい女だったが他にも女はいると夜の街に繰り出すが自分が話す「女と手料理」について鼻で笑う人ばかり。
その一人から言われた自分で作ればということばに火がついて元カノにもよく作らせていた筑前煮にチャレンジすることにした勝男だが出来上がったものは元カノ作とはくらべものにならないくらい美味くなかった。
そのことがあり火がついて料理をもっとちゃんとやろうと思った勝男だが前時代的な考え方が抜けず手料理をする後輩男子を怒らせてしまう。
めんつゆ批判にそんな目くじらを立てなくていいような…と思った勝男だがめんつゆの材料を見ると本格メニューの材料と変わらなくて…。
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匿名
ネタバレ 購入済み1
海老原勝男には料理が得意な彼女の鮎美がいる。
彼女の手料理に舌鼓を打ちながら料理にまるでレビューやアドバイスするかのような意見を言うのが彼の食卓の日常だった。
鮎美との結婚を考えていると職場の人に言ったところ夜景の見えるレストランでプロポーズしそうなどと言ってきていたがもちろんそうでこのまま自分の理想の結婚生活を築けそうだと思っていた。
しかし夜景の見えるレストランで鮎美からプロポーズを断られた勝男は意気消沈してしまう。
それを気取られたくない勝男は他にも女はいると思っていたがどうやら自分の意見は的外れなのかもしれないと思い始める。
そこで言われた自分で作ってみたらという言葉のもと鮎美もよく作ってくれた好物の筑前煮に挑戦するが…。
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Posted by ブクログ
タイトルが秀逸だな、と思った。
最近、仕事で「じゃああんたがやってみろ」と思ったことがあったので、感情移入してしまった。
でも本当に、世の中、仕事にしろ、家のことにしろ、人のやっていることは、軽く考えがちだよな、といつも思っている。
この漫画は、この表紙で「でも、一品酸っぱいおかずが欲しかったかな?」とのたまっている男性が、そこまでどうしようもない人なのかと言ったら、そこまででもなく、ちょっと料理をしてみたりするところ。まあ、もう手遅れなんだけどね、少なくともこの1巻の中では。
それでも、人が離れていっても、全く自分の悪いところに気づけない人も多いから、そこは素直にすごいな、と思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「彼女は宇宙一」で、お、と思い、真造圭伍とかいう同業者とご結婚! おめでとう! クソー! と情動動かされた作者の作品。
けっこう夫婦の絵柄が似ているので、いい関係なんだろうなークソー! と悔しさは続いている。関係ないのに。
実際、作風というか、男女や性やテクノロジーに関する手触りが似ているというか。
個人的にはご夫婦そろって隔靴搔痒、合わないポイントがいくつかあって悔しい感じも共通している。
極私的合わないポイントその1、展開のための設定。本作ではVRタイムマシーンという設定。(もちろんコンパクトにまとめるための措置だと思うけれど)
ポイントその2、恵まれたイケメンイケジョが持つルサンチマンの薄さ。本当に不細工を主役に据えるとどうしようもないのかもしれないが、ケッ、オサレサブカルめ、とつい。
連想したのは、倉本聰「北の国から95秘密」の宮沢りえ、花沢健吾「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の植村ちはる。
特にちはるには本気で恋して本気でなぎ倒された過去があるので、ちはるを思い出すということは、本作のゆきかは、琴線に触れたんだなー。
序盤のゆきかちゃんもいいし、終盤の彼女も、違った意味で、いい。
結局、いいキャラクターだなー、と結構満足。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ好きな絵だ! と一目ぼれして購入。
読んでみて、いい! でも表面的には結構ジョシがうんたら……という既成の価値観に寄り添って、それを倒すかと思いきや、そこまででもない、と。
時代が裏返ったら途端に古くなるかもしれない。
また、典型的な美大生っぽい作風。
でも、好き。
特に表題作、38ページみたいな顔で笑う人を、知っている。
・彼女は宇宙一
・カロリーファイターあいちゃん!
・ツチノコ捕獲大作戦!
・死ぬほど大スキ♡高田くん
・サセコちゃん愛をさがす
・ランチの憂鬱
んで作者を調べてみたら、うお好み!
んでなんと真造圭伍とご結婚!クッソーいちゃつきやがって!とルサンチマンでしかない。