あらすじ
社会人カップルの勝男と鮎美。
大学時代から続いた交際は6年目を迎えようとしていた。
同棲生活にも慣れ、そろそろ次の段階へ…と考えていた勝男だったが、そんな彼に訪れた、突然の転機とは……!?
慣れないながらに作る料理を通して、今までの「あたりまえ」を見つめなおす新時代の恋物語。
単行本描き下ろし漫画に加え、電子版限定で雑誌収録時のカラーページも収録!
感情タグBEST3
ジェンダー感を揺さぶる
ジェンダー感を揺さぶられます。
男性が女性を養う、女性が男性に尽くす、それを素直に幸せであるとしていたカップル。
それぞれの価値観に疑問を持たざるを得ない状況になり結婚間近だったが別れを決断。
でも、ここからが本作のいいところで、
カップルのふたりともが戸惑いながらもその素直で価値観を更新させていきます。
その成長から目が離せなくなります。
Posted by ブクログ
説教臭さやスカッとジャパンみがなくて、優しい気持ちになれるのはこの作品が主人公海老原勝男なりの正義や愛情を描き切っているからだと思う。
谷口先生の後書き含めて、好きな物語。
他の作品も読もう。
めちゃくちゃめちゃくちゃ面白い。
自分とは、幸せとは、人と関わるとは。
色々考えさせられるし、みんな愛らしい。
最初はイラッとした勝男がいつの間にか
好きになっている(今のところ付き合いたくはない)
タイトルから想像していたのと違って、考えさせられる漫画です。
海老カツさんが残念イケメンだったのですが、プロポーズ目前で彼女に降られてからの生き方を見つめ直す物語。
簡単に変われない部分と変わろうとする気持ち、その葛藤を上手く描いて合って良いですね。
作者さんのあとがきにも共感しました。
Posted by ブクログ
タイトル通り、彼女の手作り料理に一言多いモラハラ彼氏をたたきのめしてスッキリする系かと思いきや、フラれたことをきっかけに彼氏が筑前煮を作ってみてめちゃくちゃ手間が掛かることに気付き、自分の言動や考えを顧みていく物語。
「凪のお暇」の慎二がちょっとずつ変わっていく感じを思い出したけど、もっと彼側に焦点を当てている。どんな嫌な奴でも変わりたいと思う素直さがあればどうにかなるのかも。
このタイトルを言ってみたい人は
このタイトルを言ってみたい人はまだ日本には結構いるのでは?
料理に限ったことでないけど、偉そうに批評家ぶった物言いをして「お前は何もしとらんだろがー!」と言いたくなる奴は、そこらにゴロゴロいるかも?
何事も、1、2回やって「できるから文句言って当然」ではなく、継続してやることが大変なんだわ、と思う今日この頃でした。
そう、昭和の腐れ脳は嫌われますね。
この古風な「カツオ」くんという人が、この先どう変わっていくか楽しみです。
こんな切り口で面白いなんて!
『じゃあ、あんたが作ってみろよ』1巻は、長年付き合う社会人カップルの関係性や価値観のズレを、日常の「料理」という行為を通してユーモラスかつリアルに描く恋愛漫画。昭和的な性別役割観に向き合いながら、お互いが自分らしさを取り戻していく過程が丁寧で共感できる一冊!
匿名
最初はモラハラ男!と思ってしまいましたが、少しずつ変わっていく様子が良かったです。
思わぬところで素直さがあり、己の非を認めつつ新たに挑戦していて良かったです。
引きずるジェンダー観
ちょっと時代錯誤観が強いカップルのお話。
主人公は亭主関白で料理も作らない、
ヒロインも一歩下がって尽くすタイプの人。
大分なくなったとはいえ、
男性らしさ、女性らしさが残る現代社会における命題のお話です。
勉強になります。
Posted by ブクログ
TBSのドラマでこの作品を知りました!
ドラマから入ったのもあり読んでいくとドラマの映像が浮かんできて、とても読みやすく面白かったです!
化石男の勝男の価値観、決めつけが変化して変わっていくのが見どころ!!
自分もそんな勝男に感情移入してしまいました笑
すげーな
勝男タイプ、ゼッタイ気が付かないまま変わらないで一生いくタイプと思ってたけど… 漫画だから?(笑) 人の可能性を信じたくなっちゃうね~。食べ物って、人生でとっても重要。一緒に食べるって、人生でとっても重要。
Posted by ブクログ
最初軽くマンガ読もうと思ったけど、深く考えさせるなぁこれ。彼女の料理に対して無関心だった男が、手作りから一歩一歩自分の生き方を考える話。
凄く良かった。
匿名
この漫画むちゃくちゃ好きです。彼女に振られて、変わっていく主人公勝男にすごく好感持てる。一度自分でもやってみると大変さだったり判るし、それを知ろうとするところ見習いたい。あと彼女のほうのストーリーも面白かった。今後楽しみです。
思っていたのと違う面白さ!
話題にもなって気になっていたけど、
なんとなく怖くて読めずにいました。
冒頭はタイトルから予想できるものの
その後の展開は予想外!
続きが読みたい!
Posted by ブクログ
料理って、
作り方とか味とか見た目も大切だけど、
「誰と食べたか」
「誰に食べてもらって『美味しい』と言ってくれたか」
が一番大切だよね、
って話。
わかるわかる!
いい!
昭和脳の男、絶滅しろ!
でも女性向けのマンガでやっても、女性がスッキリして終わるだけ…。
男性に読まれないと、何も変わらない…。
男性マンガでやって欲しい。
Posted by ブクログ
2巻を読んで感想を書いた後に
こちらにも書いています。
一巻は長い前振り…
これからのみんなの成長に向けての
状況設定の巻だったんですね。
勝男も鮎美も
どっちも困った人だなー
と感じてたけど、
そんな
「自分を偽った」生き方や
「自分に染み込んだ価値観に目を向けない」生き方に、
自分を重ねさせてくれる
はじまりの巻でした。
めっちゃ好きな作品になった。
Posted by ブクログ
長らく積読にしていたのですが、ドラマ化されたのを機に読みました。
ザ・昭和な男性が、大人しく従っていた彼女に急に振られる所から話は始まりますが、一方的に言われ放題で可哀想に見えていた彼女も実は色々あり…。
男性も女性も考え方がどう変わっていくのか、続きが気になります!
Posted by ブクログ
日本の全男女に見てほしい!
海老カツ最初はうわぁ…って思ったけど、
ちゃんと自分でやってみて、素直に尊敬できるところは素晴らしい。
鮎美ちゃんの純粋に楽しんでるシーンの
そうやって楽しいって感じたことが自分らしさなんじゃない?って言葉がめっちゃ響いた。
知らずのうちに望まれる自分
こうあることが普通と自分の中で決めていること
自分でもよく覚えがある。
もっと素直になって自分の中の
楽しいっていう感情や
素直な感情に目を向けていくことで、
自分を少しずつでも理解していけるのかもと
思えたシーンだった。
Posted by ブクログ
自分が好意や愛から相手のためにしていることを「当たり前」としてら受け取られると、本当ガッカリするよね。同等な行動で返せ!とかじゃなくて敬意を払え、敬意を。
Posted by ブクログ
タイトルが秀逸だな、と思った。
最近、仕事で「じゃああんたがやってみろ」と思ったことがあったので、感情移入してしまった。
でも本当に、世の中、仕事にしろ、家のことにしろ、人のやっていることは、軽く考えがちだよな、といつも思っている。
この漫画は、この表紙で「でも、一品酸っぱいおかずが欲しかったかな?」とのたまっている男性が、そこまでどうしようもない人なのかと言ったら、そこまででもなく、ちょっと料理をしてみたりするところ。まあ、もう手遅れなんだけどね、少なくともこの1巻の中では。
それでも、人が離れていっても、全く自分の悪いところに気づけない人も多いから、そこは素直にすごいな、と思った。
Posted by ブクログ
1回読み始めて勝男がうざすぎて読むのをやめてましたが、2ヶ月くらい寝かせてやっと全部読みました。
勝男は、本当に余計なひと言が多い、、(笑)
でも自分も偏見まみれだし、きっと誰だって勝男のことを責める資格はないんだろうなと思いました。
読み終わる頃には、変わろうとする勝男を思わず応援していました!勝男がんばれ!!
Posted by ブクログ
タイトルからよくあるディス系かと思いきや
固定観念に囚われていた男性が反省し
少しずつだがアップデートしていき、
周囲もそれを受け入れてくれる。
彼女側も男性を恨んでいるというよりは
自分に反省点もあり、お互い相手が嫌いになった訳ではなく
展開が楽しみ。
ほんわかした絵柄も可愛くて良い。
匿名
無料1巻
絵の癖は強めですね。
お話は昭和感強めな男女が別れをきっかけに最新の価値観に触れて〜なんですが、面白かっです。
自分をこれはこう!みたいな固定概念あるな〜と。
Posted by ブクログ
海老原勝男(えびはら かつお)には、ポリシーがありました。
それは、「完璧であること」。彼の理想の女性は、筑前煮を上手に作れる女性。記念日に、夜景が見えるフレンチレストランで指輪を渡すのが、パーフェクト・カップルのパーフェクト・プランだと思っています。
山岸鮎美(やまぎし あゆみ)ちゃんには、ポリシーがありました。
それは、「可愛い女」であること。ツヤツヤの黒髪に揺れるカールをつけて、男性の好みに寄せて、可愛さを維持しています。
勝男と鮎美は恋人同士。
鮎美ちゃんは筑前煮を作り、勝男はそれを自分の理想の味に寄せるよう細かく指示します。鮎美ちゃんの服装や髪型に対しても細かく口出しし、鮎美ちゃんを自分好みの理想のカノジョにしようとする勝男。
そして、勝男の要求に寄せて、せっせと筑前煮を作り、かいがいしく可愛い彼女であり続けようとする鮎美ちゃん。
バーン!! (破綻の音)
マスコミ、マスプロの20世紀。昭和の価値観に縛られていた二人。誰れ得? の価値観に二人は支配されていました。まさに、他人軸で行動していた二人。
先に気付いたのは、鮎美ちゃんでした。
勝男のプロポーズを断ります。 「ん~、無理!」
フラれた意味が分からない勝男。
でも、少しずつ周りの人たちの声を聞いて、緩やかに変わっていきます。
これは、二人の再生の物語です。
世は、インターネット、SNS、インタラクティブの時代。
新聞は読まない、テレビは見ない、自分好みの動画サイトを見て、自分自身で情報発信していく時代。
さあ、勝男は、鮎美ちゃんは、どのように自分自身を再発見し、自分軸の行動を取り戻すのでしょうか?
雑草という名前の草は無いのよ、鮎美ちゃん!
そして、雑感という感想は無いと思って、レビューし続ける、わたし(みのり)ですw
Posted by ブクログ
ぐっ、がっ……!
何も変らないノンデリ男。変れるか。
現代人の共感を得る恰好の題材をこのかたは書いてゐて、ぐっっがっっ共感苦しいっっとなる。古くさい価値観よ、サヨナラ。って、さうなるともはや恋愛しなくてイイんぢゃね? となる。(個人主義)
Posted by ブクログ
おお…漫画っていろいろあって楽しい。
もうこのタイトルのままの話。
同棲中で結婚も視野に入れていたのに
料理に対する余計な一言が常態化していて
バッサリ振られた海老原。
で、できあいが嫌だからとかって
自分で作ってみるわけですよ。
その微妙な心境の変化に
同僚の料理男子・白崎くんや
南川さんも刺激されていく模様。
一方、彼女は彼女で人生振り切ったようで。
さあどうなる!?