ゴツボ×リュウジのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
漢字 大人レベル
フリガナ あり(全ての漢字に)
文字の大きさ 小
長さ 長い(300ページ)
出版年 2010年(オリジナル2008年)
内容 主将を下ろされたことで初めての挫折を味わう主人公を中心に、小学校六年生のサッカーチームが、危機を乗り越えてチームとして団結し思い出に残る一年を過ごす物語。
感想 監督と選手の関係、実力差のあるチームメイト間の関係、ポジション争いなどチームスポーツで誰もがぶつかる問題を軸に、個々の選手が少しずつ自分の課題を乗り越えていく様子や、自信をつけていく様子などが細やかに描かれている。サッカーについても本格的に描写されている(サッカーを知らないとよく分からない用 -
Posted by ブクログ
ガンズ・アンド・ローゼスに心酔した中学生ガクは、親友マロと幼なじみリリイとバンドを始める。そしてギブソンのフライングVを持っていてギターがうまいと噂の問題児かけるを、バンドに誘うのだった。
昭和の終わりの頃の中学生の青春。めちゃくちゃでアホでどうしようもないけど精一杯がんばる日々。けんかして、意気投合して、思いやって、仲間になっていく。
いつも一緒にいて、自分のことを自分以上に知っていて、当たり前だと思っていたふたりの関係が変わる時。
ガクの視点とリリイの視点が交互に現われ、同じものを見て同じものを聴いて同じ場所にいるけど、二人の視点が交差することでしか見えないものがある。
音のない小説で -
Posted by ブクログ
映画化された『指輪をはめたい』(2011)や『ドライブイン蒲生』(2014)は観たのに、読んだことがなかった著者。『3時のおやつ』の収載作品がとても気に入ったので本作を購入。そうしたら、これまで読まなかったことを激しく後悔。なんて愛らしいんだ!
タイトルは、片仮名に弱い爺ちゃんが孫のギター「ギブソンのフライングV」と「バンド仲間」の区別を付けられず、孫の友だちを「ぎぶそん仲間」と呼ぶことから。平仮名なところがいかにも爺ちゃんの言葉。
中学2年生のガク、リリイ、マロはバンドを組んでいる。ある日聴いたガンズ・アンド・ローゼズに魅せられて、どうしてもガンズの曲を演奏したいと、ちょっぴり不良だけど -
Posted by ブクログ
ネタバレササメキもササナキも好き。
「桃山くんの困った顔が見たいだけよ。その端正な顔が苦痛に歪む様を!!」
「オレはなあキレイな女の子に命令されるんが大好きなだけや!」
「パパの肩揉んだりママのお使い行ったりと血の滲むような3日間やったぞ。」
「わいはサッカー鬼やとか言うてました」
「一つ芸をしたら一つごほうびをやる」
「オレが当選した暁には女子の制服をブルマに体操服をスク水にする予定だ」
「バカを言うな!エロは偉大なる文化!!」
「こんなん曲がれ思たら曲がんねん」
「何故ならオレは弟より妹のが好っきゃでな!!」
「通りすがりの天才ですよ」
「あほかぼけっ!!アイツはやる事やっとんねん!お前らカスと -
Posted by ブクログ
私は、最初の章の真夜中のにらめっこで、中学2年生の女の子がライオンのおりの中に・・・。
それに2章目の名探偵ハットトリックと闇真珠では、男の子が、謎をとくすごい作品です。
さらに、3章目の砂人形おどる校庭で・・では、男の子2人が大活躍・・これは、みのがせない。
そして、最後の章、謎小鉄研 中央線の巻きでは、ハバ松・レモン・テツが、大活躍、そのおかげで、佐藤直樹を救ってあげられたと思ったら、その佐藤直樹が、こくった人が、レモンのお姉ちゃん!これまぁ、びっくりの1章です。
みなさんも、この本を読んでみてください。
私は、ミステリー好きや、探偵ものが好きな人に、おすすめします。 -