中村淳彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
知らないおじさんにいきなりもらい、興味のあるタイトルだったので読んでみた。
現代の風俗嬢って大変なんだな~。
売れている人はそもそも容姿もレベルが高く、コミュ力も高いと。そもそもその二つのレベルが低いと現代では働くのもなかなか厳しいという現状らしいが。
効率的な世の中と風俗嬢の数はこの本を見てると比例してそうだ。
単体のAV女優やソープ嬢、デリ、ヘルス、ピンサロで働く女性たちに偏差値をつけていたけど、だいぶ著者の主観な感じがした。確かに2000年入ったくらいからの誰もが知っているAV女優はかわいいけども笑
あと、スカウトマンって大変だな。ちょろっとしか書かれていなかったけど、ほんとに新宿スワンみたいな感じな気がした。
風営法とか迷惑防止条例とか風俗会社やスカウト会社的に相当ダメージでかいのがわかる。それでも形態を変えたりして、存続してるのもやはり需要はなくならないからだし、金にはなるからだよな~。逆にデリヘルとか誰でも会社立ち上げられる的なことが書いてあって、そのせいでものすごい数の店ができて、デフレ化してどこもかしこもなかなか儲からなくなるってのは、客側としてはいいかもしれないけど店側としては大変だよな~。
客をつなぐために本番ありを黙認しているところも多いと書いてあったけど、そうなんだね~。風俗は当然だけどかなりグレーゾーンだよな笑
あと、最終章に書かれていたけど、ホワイトハンズとかGAPみたいな性産業の社会化を目指したり、相談援助やキャリア支援とかしてる団体があるのは知らなかった。すごく大変そうだけど頑張ってほしいと思う。
何かおれも風俗嬢にリアルに色々話を聞いてみたいと思った。(聞いたことあるけど笑)
東京から地方に期間限定で出稼ぎに来ているとか、もはや海外の市場に飛び出そうとしているとかもすごいな笑
地方に出稼ぎに行くのに、まるで旅行間隔な人もいるっぽいし笑
確かに地方の風俗は、地方って狭くて知り合いとかそういった目が気になるから女性的に働きにくくて、結果人がそろわないというのはすごくわかる。
レビューをだらだらと脈絡なく書いてしまったけど、風俗を含めて性についての深い考察と議論って重要だと思う。 -
Posted by ブクログ
性風俗店で男性が求める「明るさ」「コミュニケーション能力の高さ」「気が利く」「優しさ」は、介護職員に求められる適性と一致する。介護職員として優秀な女性ほど、性風俗でも活躍できる能力がある可能性が高い。介護福祉士を取得している女性であれば、なおさらである。性風俗に流れて成功する人は非常に多い。普通に生活できる程度の賃金すら支払えない介護業界では副業の許容は当たり前。慢性的な人手不足で人材は流動的、副業程度では解雇になることはまずない。介護職員の性風俗への流出が続き、兼業風俗嬢が他の職員より豊かで楽しそうに生活してみれば、さらに人材の流出は進む。優秀な女性ほど風俗嬢としても成功するので、本業だったはずの介護はいつの間にか見切りをつけられる。介護職の高い離職率は社会問題になっているが、性風俗への流出は明らかにそれに拍車をかけている。財政難による介護保険の報酬抑制も、さらに追い打ちをかけることになりそうだ。介護職員の性風俗への流出は、今後さらに増大することが予想される。「介護は熱い思いを伝えられる素晴らしい仕事、夢がある」などと必死に訴えても、蓋を開ければ豊かさの欠片もない貧困女性の巣窟。介護施設を運営している著者自身の悲痛な叫びが胸に迫る。
日本の風俗嬢推定40万人。実に20~34歳女性の実に30人に一人。韓国国内で行き場を失った風俗嬢が数万人規模で日本に上陸し、その99%が本番サービスを行う。日本国内に渦巻く巨大マーケット。何とも嘆かわしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ中村淳彦さんの『職業としてのAV女優』を読みました。 AV業界全般の変遷や仕組みについて書いたノンフィクションです。
中村淳彦さんは、社会の暗い部分にスポットを当てたノンフィクションの本を多く書いています。
幻冬舎のWebサイトで『中年童貞』にインタビューするコラムなども担当されていて、中年童貞になるにあたっての背景などを訊いています。そこには過去のいじめなど社会的な問題が見え隠れしていて、とても考えられます。
○AV女優が一般的な存在になってきている
この本を読んで驚いたのは、かつて裏社会的でタブーだったようなAV女優が一般的な職業になってきているということです。それにはいくつの理由があるそうです。
○環境整備が進んで業界が健全化してきたこと
AV業界は合法と違法の間に位置するパチンコ業界のようなもの。数々の摘発や裁判を経て危険な経営を行う企業は淘汰されていったため、業界全体が安全路線へ移行しているそう。また、安心して仕事ができるように性病や衛生面に関する環境整備が進んだことで、『危険な業界』というイメージから『安全な業界』へとイメージが変化しているそうです。
○価値観の変化からAV女優=恥ずかしい仕事と思わない人が増え始めた
かつてはスカウトが中心で、自ら足を踏み入れる人の少なかったこの業界も現在では、アイドルになるのと同じ感覚で自ら足を踏み入れる人も増えたそうです。また、親や家族に自分の仕事のことを躊躇せずにオープンにしている女優も多いんだとか。
○懸念
AV業界の環境整備が進んでいることはとても良いことだと思うのですが、リスクももちろんあります。 イメージが変わったとはいえ、自分の裸が映像として残り続けることは揺るぎない事実。しかもデジタル全盛の現代では、1つの作品がバンバンコピーされてどんどん拡散していきます。また、AV女優のイメージが変わることで新たな問題も・・
○AV女優がなくなったことで、女性のセーフティーネットが1つ減った。
かつてAV女優は、社会のセーフティーネットとして機能している側面があったそうです。 大衆に裸を晒すことになるAVの仕事は、多くの人がやりたがらないから、賃金が高くて、誰にでも望めがチャンスのある仕事でした。
ところが、AV女優を自ら志望する一般女性がとても増えたことで、結果的にAV女優は、容姿端麗、水商売経験無しなど高いレベルを求められるようになっていきました。貧困層や他の職業を継続することが困難な、精神的に不安定な女性が働けない状態になってきているのです。
セーフティーネットとして健全ではないかもしれないけど、ホームレスを脱却するため、AV女優を志すも、需要がなく売春を続けている女性の事例などもあるそうです。
○新たな展開
驚きなのが社会のセーフティネットとして、AV女優を斡旋するNPO団体などが現れる動きもあるんだとか。色んなことを考える人がいますね。 一見ぶっ飛んでいますが、良い側面もあるそうな。深くは知らないので僕はなんとも言えません。
近年インターネットの登場などにより業界全般がどんどん変貌しています。AVなど性風俗の世界にも例外なく様々な変化がおきています。 今後の日本は、人の暮らしはどのように変わっていくのでしょうか。 -
Posted by ブクログ
風俗って多分誰もが気になる職業だけど、簡単に足を踏み入れられないし、社会的地位も低い。
この本は昔からの固定観念に縛られて性風俗産業の性質をきちんと理解できていない人たちに、分かりやすく現在の性風俗産業の状況、立ち位置を教えてくれる。
まぁ私には金銭的にも宗教的にも一生関わることのない職種だけれど、計算的にはかなり多くの風俗嬢がいることに驚いた。
普通の女子大生が気軽に身体を売る時代なのか、と思うとどこか悲しい。
売春的行為が悪い悪くないは置いておいて、風俗みたいな高時給の仕事をしなければ学費や生活費を稼げない、生活ができない、みたいな社会に問題があるように感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ≪目次≫
序章 新人AV女優の誕生 毎年6000人
第1章 AV女優の労働条件 日当3万円~
第2章 AV女優の労働市場と志望理由 倍率25倍
第3章 AV女優労働環境の変遷 96年のカオス
第4章 労使トラブル 損害賠償1000万円
第5章 AV女優の退職 引退後の付加価値は2倍
おわりに
≪内容≫
以前読んだ本では、精神的な問題や家庭の問題からAV界に入る女性が多い、と感じていたが、同書によると、今は女性側が積極的にこのジャンルに足を踏み込んでいると知り、ショックを受けた。
一方、仕事はハードで、心身ともに病んでしまうことも多く、また旬が短く、すぐにお払い箱になる。その後は風俗業界に流れることが多いと言うのhは、わかる気がする。
自分の与り知らぬ業界の話だが、恐ろしくもあり、興味もある話であった。