【感想・ネタバレ】名前のない女たち 2のレビュー

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Posted by ブクログ

 AV女優って大変なんだろうな……と思っていたけれど、ここに出てくる「企画モノ」に出演する女性たちの扱いというのは想像以上だった。ぶっちゃけ生命の危険レベル。命は残るとしても、肉体的に障害が出てもおかしくない。
 しかし、出てくる彼女たちは、おおむね、評価されたい、認められたいという承認欲がものすごく強い。そこにうまいこと付け込んでAVに出ている訳で………。

 AV女優は、この本が書かれた時代より単価が安くなっていると聞く。(この本でも、危険度を考えれば十分安いと思う)
 それなのにAV女優になりたい人が増えているとニュースでやっていた。
 個人でできる動画配信で無料で脱いでしまう女性も多いと聞く。

 それだけ……脱げば承認される世界なんだろうか……。
 考えさせられました。

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2013年12月16日

Posted by ブクログ

AV女優へのインタビュー集だが、陽の当たる側面ではなく、影となる部分に焦点を当てているところに意味がある。消費される側にいる彼女たちの刹那的な生き様は、彼女たちの感情とは全く無関係に、物悲しい。

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2019年08月29日

Posted by ブクログ

企画AV女優のインタビュー記事を集めたシリーズの第2弾です。

今回は、重度のコミュニケーション障碍の女優や、中国人の女優、40代の熟女など、前著以上にさまざまな来歴の女性たちが登場します。また、前著のインタビューで「オタク」を演じていたことを暴露した木下いつきという女優が再登場しています。

企画AV界にしても、それ以前に彼女たちが生きてきた世界にしてもそうなのですが、こういう世界で生きてきた人も世の中にはいて、自分も含め多くの男がそのお世話になっているということに、改めて思い至らされました。

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2015年02月12日

Posted by ブクログ

 永沢光雄の「AV女優」は事実だけに焦点を当て、著者のコメントはない。それに比べると、こちら映画化にもなった「名前のない女」シリーズは著者、中村淳彦の視点でAV女優を語るという内容になっている。著者の優しいまなざしがいっそう彼女たちの悲哀を感じさせる。

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2013年08月21日

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