あらすじ
雑誌の表紙を飾ったりTVに出演したりする「単体」と称されるAV女優に対し、名前すら出ることのない「企画モデル」と呼ばれる女たち。セックス、人生、 夢、希望…何が普通かわからない混沌とした世の中で、人前でセックスするのはコンビニのバイトと変わらないという彼女達の価値観はどのようにして生まれた のか?現代を生きる女たちをリアルに描いた大好評ノンフィクション第二弾!
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Posted by ブクログ
AV女優って大変なんだろうな……と思っていたけれど、ここに出てくる「企画モノ」に出演する女性たちの扱いというのは想像以上だった。ぶっちゃけ生命の危険レベル。命は残るとしても、肉体的に障害が出てもおかしくない。
しかし、出てくる彼女たちは、おおむね、評価されたい、認められたいという承認欲がものすごく強い。そこにうまいこと付け込んでAVに出ている訳で………。
AV女優は、この本が書かれた時代より単価が安くなっていると聞く。(この本でも、危険度を考えれば十分安いと思う)
それなのにAV女優になりたい人が増えているとニュースでやっていた。
個人でできる動画配信で無料で脱いでしまう女性も多いと聞く。
それだけ……脱げば承認される世界なんだろうか……。
考えさせられました。
Posted by ブクログ
AV女優へのインタビュー集だが、陽の当たる側面ではなく、影となる部分に焦点を当てているところに意味がある。消費される側にいる彼女たちの刹那的な生き様は、彼女たちの感情とは全く無関係に、物悲しい。
Posted by ブクログ
企画AV女優のインタビュー記事を集めたシリーズの第2弾です。
今回は、重度のコミュニケーション障碍の女優や、中国人の女優、40代の熟女など、前著以上にさまざまな来歴の女性たちが登場します。また、前著のインタビューで「オタク」を演じていたことを暴露した木下いつきという女優が再登場しています。
企画AV界にしても、それ以前に彼女たちが生きてきた世界にしてもそうなのですが、こういう世界で生きてきた人も世の中にはいて、自分も含め多くの男がそのお世話になっているということに、改めて思い至らされました。