黒木亮のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小説仕立てだけど専門的で、バブル~リーマンショックへの系譜が格付け会社の功罪、日系企業や銀行の放蕩傲慢、その時代を生きる主人公を通じて描かれている。時代をつくるのはその時代を生きる人。誰もが皆主人公である。知らず知らず大なり小なりの影響力を持つ。
リスクを負う投資家を守るべしとは一貫した著者の立場。人材紹介や不動産仲介もモノを持たないビジネス。他人のふんどしで相撲をとるアドバイザリー、コンサルティング。
真摯な姿勢で臨まないと。
やっと読み終わった。不動産屋時代を思い出した。
格付けも性質的には不動産の査定にも似てる。査定価格で売れなきゃ査定が間違ってたことになるし。
ちょうどリーマンショ -
Posted by ブクログ
著名な小説家が都市銀行からロンドン駐在していた数年間の仕事や生活を描いたドキュメンタリー
何が面白いの?と思う人も多いだろうが、結構面白いんです!
外国駐在経験者、金融機関勤務者、英国好きにお勧め、あと、中東好きにも
仕事をしながらきちんと記録を取っていたのであろう
細かい打合せの席でのサンドウィッチやレストランの記述などが素敵☆
「黒木亮」が理由で読んだが、「黒木亮」から離れて若き金山氏が好きになりました
「米国が政治主導で金融案件をやるときには、たいてい米銀に巨額の利益が落ちる形にする。これは合法的な利益供与で、政治と金融資本の癒着ぶりをよく表している」p215 -
Posted by ブクログ
ロンドン駐在の邦銀バンカーだった黒木亮が描くシテイーでの日々。ロレンス金山(または金山商店)と呼ばれながら、中東(特にトルコ)、アフリカ(ジンバブエ他)、東欧、ロシアとロンドンを行ったり来たり。90年頃のフセインのクエート侵攻、旧ソ連崩壊等、激動の時代に翻弄されつつ新しい案件を探し(時に新興国を食い物にする米銀等と鎬を削りつつ)、本当によく働いておられます。当時発生した、IRAのシテイ爆破事件、若手行員が死亡したパンナム墜落事件(これもテロ)等、色々思い出します。最後のところの、外野から声だけの上司、その取り巻きが踊るチャンチキおけさ、との指摘には、耳が痛い。若き日の黒木さんの頑張りに、★四つ