黒木亮のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
凄まじい生き様。
誰かモデルがあるのかわからないが、外資系投資銀行のある一面がつぶさに描かれている。
しかし本書を読んでいると、ビジネスというものがかくも凄まじく、いったい自分の世界は刺激のない空虚なものに思えて来る。
しかしそうではないことは現実に仕事に行けば分かる...。
とはいえ、外資家コンサルティング会社にいた経験から言えば、このような凄まじい仕事のスタイルは実は違和感がない。
昼夜を問わず働く事や、負けられないというプレッシャー。それに加えて(ここまで極端ではないがい)接待をはじめとする顧客との関係作り。収入はこの小説のモデルの方が100倍多いが、似たような業界だった...。
さて、