トリプルA 小説 格付会社 下
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トリプルA 小説 格付会社 下

743円 (税込)

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デリバティブや証券化の手法が日進月歩で複雑化していった2000年代初頭、投資家は「格付」しか頼れるものがなくなり、米国ではサブプライム・バブルが発生する。乾慎介は日本のバブルと重ね合わせ、危機感を抱くが、利潤追求に血眼の格付会社は金融業界に追従し、世界を震撼させるリーマンショックを引き起こす。圧巻の大団円!

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  • トリプルA 小説 格付会社 上
    743円 (税込)
    「格付け」の評価を巡り、単なる意見の表明に過ぎないとする格付会社と、それに反発する金融機関との間に軋轢が生じつつあったバブル期の日本。若き銀行マン・乾慎介、生保社員・沢野寛司、格付会社アナリスト・水野良子らそれぞれの波乱に満ちた生きざまを通して、日本を揺るがした金融危機の実相と格付会社の興亡を迫真の筆致で描く話題作!
  • トリプルA 小説 格付会社 下
    743円 (税込)
    デリバティブや証券化の手法が日進月歩で複雑化していった2000年代初頭、投資家は「格付」しか頼れるものがなくなり、米国ではサブプライム・バブルが発生する。乾慎介は日本のバブルと重ね合わせ、危機感を抱くが、利潤追求に血眼の格付会社は金融業界に追従し、世界を震撼させるリーマンショックを引き起こす。圧巻の大団円!

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トリプルA 小説 格付会社 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    (上下巻合わせてのレビューです。)

    骨太小説。
    こういう小説は、読む前に少しためらいがありますが、
    いざ読んでみると面白すぎてあっという間に読んでしまいました。

    この小説は、格付け会社を中心に日本の(そして世界の)マーケットの歴史をざっと振り返ることができる本。
    それが小説になっているのだから、

    0
    2021年06月22日

    Posted by ブクログ

    山一証券の破綻、エンロン事件、リーマンショックなどの現実に起きた事件を、格付け会社の目線で描いた、事実に基づいた物語。
    「依頼格付け」と「勝手格付け」、発行体の信用力が国の信用力にキャップされてしまう「カントリーシーリング」、MBSやCDOなどの証券化商品など、分かりやすく説明されているので知識がつ

    0
    2021年04月03日

    Posted by ブクログ

    格付会社を題材にしている経済小説。

    ニッチなテーマではあるけど、今の私にとってはどんぴしゃのテーマで、
    日本に格付会社がやってきた1985年ごろからリーマンショックまでの金融史と一緒に学べて非常に面白かった!!
    これぞ小説の力。

    0
    2014年09月13日

    Posted by ブクログ

    作品中ではマーシャルズと言われているが、要はムーディーズがどのように業容を拡大していき、その過程でいかに格付が歪み、サブプライムを集めたCDOや更にそれを集めたCDOスクウェアードのような商品にAAAが連発されたか、格付モデルの変更によりいかに日本の格付が歪んだか、が描かれている。
    作中では格付は投

    0
    2014年06月19日

    Posted by ブクログ

    証券化や金融機関に対する規制等に焦点を当てた作品。
    巨大投資銀行のようなダイナミズムはないが、企画セクションの奮闘を見ることができる。
    格付け、BISは仕事で携わっていたので、個人的には楽しめた作品。

    0
    2014年03月29日

    Posted by ブクログ

    小説仕立てだけど専門的で、バブル~リーマンショックへの系譜が格付け会社の功罪、日系企業や銀行の放蕩傲慢、その時代を生きる主人公を通じて描かれている。時代をつくるのはその時代を生きる人。誰もが皆主人公である。知らず知らず大なり小なりの影響力を持つ。
    リスクを負う投資家を守るべしとは一貫した著者の立場。

    0
    2012年09月11日

    Posted by ブクログ

    難しい話なのにとても容易に理解できるよう、工夫されて書かれていて、とても面白かった。
    合間に障害を持つ子を持った夫婦の話が入るところも、「ザ・金融小説」感を薄らげていて程よい。

    0
    2019年03月07日

    Posted by ブクログ

    サブプライムバブルまでほ格付会社の歴史を辿る上下巻。メモ。(1)我々の顧客は投資家である。迷った時や疑いのある時は、投資家の為になるかどうかで判断せよ。(2)私の今のシナリオは今後七八年は国内で借換が出来る。その後は海外で発行をして凌ぐ。十二三年後に海外でも国債を発行出来なくなって壁に衝突する。そし

    0
    2015年03月07日

    Posted by ブクログ

    格付とは何か。サブプライムローン問題等の直近の金融史を物語にそって学ぶことができる。知識面で得ることは多いが、格付というテーマが先にあって、あとからストーリーを考えたような印象を受け、小説の面白さとしてはいま一つという印象。

    0
    2013年12月01日

    Posted by ブクログ

    下巻では、リーマンショックの実態を見事に描き切っており、大変勉強になりました。ビジネス現場のリアルな描写もさることながら、それを構成する登場人物の描き方など、さすがの一言です。面白い。

    0
    2012年08月22日

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