黒木亮のレビュー一覧

  • トリプルA 小説 格付会社 上
    再読。ここ30年くらいの国際金融の出来事がいっぱい。どこまで真実かわからないけど、格付会社という特殊な会社の様子が興味深い。職人だけど専門バカでは務まらない世の中とリンクした仕事。おもしろかった。
  • 獅子のごとく 上 小説 投資銀行日本人パートナー
    この作家さんの小説はどれも好き。でもこの「獅子のごとく」の主人公は今まで読んだ作品とはひと味違うかも。小説の中であれば好ましくはないまでもある程度は共感できるが、実際にこんな上司の下に付いたら即辞表出すかも。でもとにかく面白かった。
  • 獅子のごとく 下 小説 投資銀行日本人パートナー
    その人の評価は葬式の時にわかるんだということでしょうか。この人の家族はどんな思いを抱えて生きてきたのかインタビューしたい気持ち。
  • 獅子のごとく 下 小説 投資銀行日本人パートナー
    敵に圧勝することに拘る、エイブラハムブラザーズのパートナー、逢坂丹。
    徹底した接待スキル、勝負への執念、事前の準備で、ビッグディールをものにして、経営委員会メンバーまでのし上がり、個人資産で数百億円を築き上げる。
    宿敵を追い込む絵を描いて、その実現をサポートして溜飲を下げるも、恨みをかった人物の凶刃...続きを読む
  • トリプルA 小説 格付会社 上
    面白い!山一証券の廃業とか、事実は知ってても中身は何も知らなかったが、格付機関の興亡を通して分かりやすく解説してくれる!やや難しい専門用語はあるけど、金融を全く知らない私でも読めたので大丈夫。おすすめです。
  • トリプルA 小説 格付会社 下
    サブプライムバブルまでほ格付会社の歴史を辿る上下巻。メモ。(1)我々の顧客は投資家である。迷った時や疑いのある時は、投資家の為になるかどうかで判断せよ。(2)私の今のシナリオは今後七八年は国内で借換が出来る。その後は海外で発行をして凌ぐ。十二三年後に海外でも国債を発行出来なくなって壁に衝突する。そし...続きを読む
  • 赤い三日月 小説ソブリン債務(下)
    黒木亮らしい、淡々とストーリーが進む経済小説。1990年頃のトルコが舞台、といったら、今では想像がつかない程「ザ・途上国」でのビジネスだったのだろうと推測できる。そんな中での国際金融業務、融資引受けなど、いかにも理不尽だらけ、苦労の連続。そんな日々が描かれる。
    しかしストーリー中に出てくるビジネスマ...続きを読む
  • 獅子のごとく 上 小説 投資銀行日本人パートナー
    自身が所属する銀行に実家を潰された後、投資銀行に転職し活躍していく物語。
    同じく黒木亮の作品である巨大投資銀行と舞台設定は似ているが、主人公の性格は全く異なる。
    こちらは金の亡者という感じ。
  • 獅子のごとく 下 小説 投資銀行日本人パートナー
    自身が所属する銀行に実家を潰された後、投資銀行に転職し活躍していく物語。
    投資銀行の資本主義の面を強く描いていると思います。
    個人的には主人公が好きになれなかった。
  • トリプルA 小説 格付会社 下
    格付とは何か。サブプライムローン問題等の直近の金融史を物語にそって学ぶことができる。知識面で得ることは多いが、格付というテーマが先にあって、あとからストーリーを考えたような印象を受け、小説の面白さとしてはいま一つという印象。
  • 獅子のごとく 下 小説 投資銀行日本人パートナー
    投資銀行のパートナーの成り上がり人生を描く。とにかくどぶ板を徹底する主人公の闘志は濃く描いているが、事の顛末に関しての描写はあっさり気味。そのバランスが淡々としていて読みやすかった。
  • 獅子のごとく 下 小説 投資銀行日本人パートナー
    凄まじい生き様。
    誰かモデルがあるのかわからないが、外資系投資銀行のある一面がつぶさに描かれている。
    しかし本書を読んでいると、ビジネスというものがかくも凄まじく、いったい自分の世界は刺激のない空虚なものに思えて来る。
    しかしそうではないことは現実に仕事に行けば分かる...。
    とはいえ、外資家コンサ...続きを読む
  • 獅子のごとく 下 小説 投資銀行日本人パートナー
    邦銀からMBA留学を経て外資系投資銀行へ転職し、成り上がる様を描いた小説。
    主人公は勝利へのあくなき渇望をぎらつかせ、基準はいつも「圧勝したか?」。勝つためには手段を選ばず、社内外で多くのライバルを蹴散らす姿は、フィクションとはいえ末恐ろしさを感じると同時に、ビジネスに対する執念は見習うべきところが...続きを読む
  • 獅子のごとく 上 小説 投資銀行日本人パートナー
    邦銀からMBA留学を経て外資系投資銀行へ転職し、成り上がる様を描いた小説。上下あるので、感想は下巻にて。
  • 獅子のごとく 下 小説 投資銀行日本人パートナー
    最後はやはり、刺されたか!ということで。頑張った人生だったと言えればよいのでしょうが。人間関係の醜さがよくでていたと思います。経済イベントは、テンコ盛りで、懐かしいですが。フィクションですが、ノンフィクションも含まれているので、おもしろいです。
  • トリプルA 小説 格付会社 上
    金融小説の中でも、格付け会社に焦点を充てたもの。自分でも金融商品を買うことはあるが、そのときに参考にする情報の一つが格付け会社である。公正な立場で企業を見るべき格付け会社の暴走が与えた社会への影響がドラマとなっている。
  • 獅子のごとく 上 小説 投資銀行日本人パートナー
    バブル少し前から、今までの日本での経済事件を踏まえて、逢坂丹の投資家としての成功を描いている。主人公がパワフルで、すごい。作者の巨大投資銀行を別の人物で描写しなおしたような作品。
  • トリプルA 小説 格付会社 上
    バブルからバブル崩壊へ。

    格付け会社のことはもとより、日本経済がどっち向いてたなんか考えもしてなかった。
    のほほんとした大学生だったな。反省。

    勉強になるわー。
  • トリプルA 小説 格付会社 上
    格付け会社も株式会社として上場している以上、株主のために業績の向上を求められる。
    そもそも格付け会社が市場に上場していることがナンセンスだと思った。
  • トリプルA 小説 格付会社 下
    下巻では、リーマンショックの実態を見事に描き切っており、大変勉強になりました。ビジネス現場のリアルな描写もさることながら、それを構成する登場人物の描き方など、さすがの一言です。面白い。