堀田秀吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1日に数万回の選択をするという時代に、大切な決断のための脳の余白をつくり、余計な考えを捨てることを提唱した一冊。
様々な大学や研究機関が理論や実験を通して科学的に証明した考えてはいけないことをリスト化しています。このような内容に関する書籍は今までもあったような気がしますが、考えてはいけないことを考えるというのはよくよく考えると不思議なものです。読み進めていても、分かっちゃいるんだけどなあ、というものが多く、そう考えることができれば苦労しないけど、なかなかできないものです。なぜできないんだろうと、本書を読み進めていくと、「シロクマ実験」の話で、できない理由がすっきりしました。そう考えると、最終章の「考えてもいいことリスト」が重要だと感じてしまったので、人の思考とはなかなか難しいものだと改めて考えてしまいました。
▼一説によると、現代人が1日に受けとる情報量は、中世の人の一生分に匹敵するまで言われています。
▼男性は行動で相手を縛ろうとし、女性は考え込みやすい傾向がある
▼後悔は他のネガティブな感情よりもはるかに「役に立つ」と人々に認識されている
▼「心配=予防になる」という信念には、科学的にはほとんど根拠がありません。
▼記憶の歪曲は、ほんの少し質問の中の言葉を操作しただけで起こってしまいます。それほどに私たちの記憶は脆弱なのです。
▼「一生変わらない答えを決めておくこと(=固定化)」が大切なのではなく、「今の自分について、ある程度まとまったイメージを持てている(=確信)」ことが心の健康につながる
▼ヴァージニア大学のウェグナー「シロクマ実験」
心は「意識的な操作過程」と「無意識の監視過程」の2つのシステムで成り立つ
意識的な操作過程は「~しないようにしよう」と考えたとき、その逆の思考や行動を避けようとする働き
無意識の監視過程は、実は「~しないようにしよう」と意識的に決めたことの矛盾を探そうとする
この二重のプロセスが同時に起こり食い違うと、特に精神的な負荷やストレスがかかっているときに、「考えないように」という願いが逆に「考えてしまう」結果として表れてしまう
▼考えてもいいことリスト
①今ここ思考
今、この瞬間に集中しよう。
→心の雑音を静め、脳と体を回復させる最も確かな方法。
②スモールステップ思考
今日は、1つだけでも、できることをやろう。
→小さな行動が「やる気」を後から生み出す。
③「Will I~?」思考
それ、やるのかな?
→やる気が他人からの命令や宣言ではなく”自分の意志”から生まれる。
④行動活性化
とりあえずやってみよう。
→行動が思考を変え、気分を回復させる。
⑤自己プライミング
自分の「やる気のエンジン」をかけるためのマジックワードを用意しよう。
→自分の行動を導く「マジックワード」は、脳を前向きにプライミングし、意思よりもやさしく確実に行動を促す。
⑥感謝
感謝できることを探そう。
→感謝は幸福感と健康を高め、心の焦点を「足りない」から「ある」に変える。
⑦慈愛
あの人が幸せでありますように。
→自分の心も穏やかにし、幸福感を高める「癒やしの思考」。
⑧怒りのとらえ直し
なぜ、私は怒っているのだろう?
→「とらえ直す」ことは、怒りを鎮める科学的な感情調整法。
⑨嫉妬のとらえ直し
私が嫉妬している本当の理由は何だろう?
→感情の背景を理解し、理性を取り戻せる。
⑩良性の嫉妬
自分もあの人のように努力しよう。
→「良性の嫉妬」は成長のエネルギーに変えられる。
⑪TTP(徹底的にパクる)
成功している真似よう。
→うまくいっている人を真似ると、考えすぎずに行動を始められる。
⑫自律的選択
自分はどうしたい? 本当にそれで納得できる?
→自己決定感を高め、幸福感と心の安定をもたらす。
<目次>
第1章 それはあなたの思考ではない【他人・評価編】
第2章 思考はタイムマシンにならない【過去・後悔編】
第3章 まだ起きていないことで苦しまない【未来・不安編】
第4章 自分という迷路から出る【自己否定・抽象思考編】第5章 終わりの見えないループを止める【思考の沼編】
第6章 “前に進める思考”だけを残す【考えてもいいことリスト】 -
Posted by ブクログ
96%の日本の社会人が勉強時間0であり、1分勉強するだけで上位4%に入れる、という導入は印象深かった。完璧を求めて続かないより、0よりも少しだけでも勉強にふれる、本当にシンドイ日は無理せず休んで翌日につなげる、そうした積み重ねが力になる、というスタンスはとても良かった。
各章ごとにまとめがあり、分かりやすかった。あと、左ページの左下に、毎回ちょっとした励ましが入っていたのも、面白かった。
ボンヤリしている時間も大事だというのは、前にも他で聞いた事があり、おそらく最近のトレンドなんだと思う。
音声学習は、具体的に取り入れていきたい気もするが、自分は通勤時間が5分程度なので、どう活用するか…