雪広うたこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大学生の成長と葛藤物語のような宝石商シリーズもアニメ化、ファンブック発売という人気ぶり。
就職で悩む時期はとっくに過ぎ去ったけど、あの有り余る夏休み、なぜ私はもっと勉強しなかったのか…!と社会人になってから一般教養の面白さに気付いた人も多いのではないだろうか。
ファンブックだが、小話が多く、本作ではすっ飛ばされている、卒業からスリランカに移住するまでの間のエピソードが多くて読んでて楽しい。
宝石にかんする知識と、お菓子の話が半々だが、月餅の売り方がバレンタイン並みだとか、資生堂フルーツパーラーの高級ぶり、日本語やシンハラ語に関しての豆知識がチラチラ出てきてふむふむと思ってしまう。
わかったつもりなんだけども。(笑)
小話の最後のストーリーで、正義がオペラにハマり、日本の若い男性として珍しいその趣味を誰にも共有できずに黙っていた時、ふとしたことでリチャードに露見し、それを笑わず、オペラコンサートのチケットをプレゼントしてくれる、という話で、正義がプリンが好きだと告白したリチャードを笑わなかっただろうか、と思案する場面がある。
一昔前だったら、大人がアニメやゲームを好んだり、デスメタルやオペラを好きだったり(音楽は家庭によるかも)、女性向けのブランドを男性が好むことは「異端なこと」とされ、それが世間一般だった。
今では大人も子供も電車で堂々と漫画を読み(アブノーマルな18禁モノを堂々と読まれるのは嫌だけど)、サンリオ男子なるものが表れ、ブランドショップにアニメとコラボした限定品が並び、オタクやレイヤーも増え、ユニセックスなモノや人が流行るようになった。(東京にいるとそう感じる)
股おっぴろげて座ってた友人の子供に、女の子だから広げて座らないようにって注意した時、友人に、男らしい、女らしい、はもう差別用語だって言われたときに衝撃を受けた。
性は生まれ持った個性じゃないの!?と思ったけど、個人の男性女性に対するイメージを押し付けるのがいけないって聞いて、納得したけど、志向の偏りがあるのが人間だから、完遂するのは難しいな。
でもリチャードならできそう。
ちなみに、電車に乗ることを考えたら、男も女も関係なく足を広げて座るのは確かにNGだよね。
うん、反省。
とファンブックから全く関係ないことを一つ学びました。 -
ネタバレ 購入済み
物語は新たなステージへ…!
という感じでしたね…!
てっきりスリランカでの正義くん奮闘記だと思っていたんですが…
まさかの陰謀にまみれたクルーズ旅+セクハラに耐え続けるリチャードさんに胸をかきむしりたくなる一冊だったとは…つらかった…(涙目)
最後の突撃☆中田さん宅 in スリランカ のおやつタイム!のリチャードさんの笑顔にはとっってもキュンキュンしたのに、その直後にはラスボスらしき子が登場…!更にリチャードさんをいじめにくるだなんて宣言されるなんて…これからどうなっちゃうんでしょう…
早く正義くんとリチャードさんが毎日一緒に甘い物を食べながら、仲良く平和に甘ーい時間を過ごせる日々が来てほしいです…! -
購入済み
きれいな表紙と高い評価に惹かれてまとめ買いし、休日に一気読みしました。
女性の描く、女性が萌える男性同士の関係性をブロマンスって言うのですね、初めて知りました。面白かったですが、とてもびっくりしたので評価だけでなく口コミまで参照にしてから購入すれば良かったです笑
そしてこれはまた評価が分かれそうなラストですね。ファンタジーと割り切って読めれば気にならないかと…
3部では新しく加わった関係性で世界をかけた物語が進んでいくと思うので、宝石にまつわる謎鑑定部分が増えることを期待です。 -
購入済み
買ってよかった
ほかの方もおっしゃっていましたが、短編が26本も入っていて、そのうちいくつかは書き下ろしでしたので、本当に楽しかったです。とくに最後の一本はものすごく面白くて、これを読むためだけに買うのもありと思わせられました。ただ、ファンブックにありがちな冗長なところも多く、星一つ減としています。
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Posted by ブクログ
ネタバレオクタヴィアに纏わる出来事の中で、正義とリチャードの間に大学生時代から育まれていった関係性が、ひとまず落とし所を迎えた。
この物語を読むといつも思うのが、2人の関係性が羨ましいなということ。恋人とか夫婦とか家族とかいう枠組みの外で、互いに唯一無二と認識して、人生の終わりを迎えるまで、一緒に歩んでいきたいと思っているのが、幸せで羨ましい。正義もリチャードも、心の中に闇の部分を抱えていて、けれどそれをお互いに救いあい、かつ生来の優しさを持っているからこそ、そうあれるのかもしれないと思う。ある部分では依存関係にも見えるけれど、純粋に、お互いの側にありたいと思える相手を、自分も同性に欲しかったなと思ったりする。
奔放な姉妹の姉がスリランカで正義とリチャードに会った時、正義が言った”好きな人”がようやくわかってほっとした。
第3部ではどんな話の展開を迎えるのか楽しみでしょうがない。
作者が宝石や音楽や芸術にロマンを感じているのが、物語の要所要所で語られていて、そのことにも強く共感するから、この話はとても好き。
長く続いてくれるといいなと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ宝石商シリーズ第9弾。謎多きスパイのヴィンスの過去と珊瑚について。
オクタヴィアの話は薄め。
スリランカの暴動にショックを受ける正義。
治安悪化により、日本へ一時帰国することに。
海外生活を経て日本に戻ると、そこには何もなかったかのような日常があり、自身の体験を共有できる人が少ないことに気づく正義。
同級生は企業人として慣れない社会人生活を送り、海外でのびのびしている(ように見える)正義にやっかみの感情を向ける。
養父が海外生活に理解がある人でよかったね。
マリアンから情報をもらい、ヴィンスのいる香港へ向かう。
香港は行った事ないけど、香港は関税がかからないから、宝石が集まる街だとテレビで言ってたな。
ヴィンスが語るリチャードの人物像が腑に落ちない正義。ヴィンスは、リチャードは正義に会って変わったという。
ヴィンスは劣等感や家族の問題でリチャードに与えることができなかったが、正義は自然とやってのけた。リチャードになんの含みもなく優しく接する「友達」みたいな感じ。
正義は自分がリチャードに影響を与えた自覚はまるでないけれど、それこそが才能。運命の出会いというんだろうなぁ。
裏表紙に「この世界にはさまざまな愛が溢れている。」とあるけど、まさにこの巻は愛の形についてがテーマだったように思う。
ヴィンスのマリアンへのわかりにくい愛の示し方。
石は好きだが性愛について食指が動かない谷本さん。
リチャードを大切だと思う気持ちが、何に該当するか確信が持てない正義。
元婚約者が離婚したと聞いたリチャードは、未練はあるが、過去の記憶と現在まで手に入れたものを手放す喪失との間で揺れる。
単純ではない人間の感情と理性の混じった何かが、行動パターンを複雑にしている。
グローバルな国籍と肩書と経歴の持ち主達が愛の形についてぐちゃぐちゃと悩んだり、覚悟したり、行動してみたりと、いろんな事をしているので、世界どころか家からも出ていないこの狭い環境の中だけど、世界を股にかけたような気になる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレリチャード第2章に突入!
という事で、正義がインターンでスリランカに来た事は分かっていたけど、実際の生活はどうなっているのか?
蓋を開ければリチャードと遠距離恋愛みたいな事になってんじゃねーかと心の中でツッコミ。
でもさ、もしたった1人で知らない地にきて宝石の勉強と語学の勉強するって言ったって、あんなに放置されたら寂しくなるよなぁ…
スリランカでの日々がどう綴られていくのやらと思っていたらまさかのアメリカに飛んで豪華客船クルーズで事件に巻き込まれると言う展開!
第2章はワールドワイドな展開なのかな?
所々正義の内面での成長が見られたり、香港時代のリチャードの助手が現れたり、新たな敵??が現れたりと第2章も面白くなりそう! -
ネタバレ 購入済み
言語について
途中で終わったので次巻が楽しみです。ただ、どうしても、もう少し筆者さんには英語について勉強してほしいと思ってしまいましたが、それをライトノベルに求めるのはいけないことかもしれません。もう少し宝石の表記が見たかったですが、人間関係の記述を楽しむ巻だった思います。
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ネタバレ 購入済み
よいライトノベル
久しぶりにライトノベルを読みました。前評判が良かったので、友人からおすすめされてこの巻から読み始めましたが、十分楽しめたように思います。しかし、ここの6巻以前も読みたくなる作品でした。もともと鉱物に興味があったことで友人にお勧めされたのですが、今後もう少し宝石と鉱物にまつわる歴史等がかかわってくる作品がと良いなと思いました。さらりと書かれていた主人公の実の父親である妻子捨男ですが、さらりと書かれたのにも関わらず、かなりインパクトがありました。