茶屋町勝呂のレビュー一覧

  • 夏の子供

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    BL小説という一つの括りに置いておくには惜しすぎる。
    別作品出すのも何だけど、映画「インターステラー」を見た後と似た感情を抱いた。言葉に書くと陳腐になってしまうので書かないけど。
    語彙力無くしたまま本作の感想述べるなら「人生じゃん...」ですね。
    また大切な作品が増えちまった...

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    2022年12月30日
  • 世界の果てで待っていて-嘘とナイフ-

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    ネタバレ

    前作の続き。ですが、この巻以降、続刊は現在に至っても発行されておらず。続きを!続きをください!と切に願っております。

    前作と同じくエロゴトはほぼ無し。
    ですが、作中ただ一度きりのキスシーンが、あまりにも強烈に切なくてたまりません。からだを重ねるだけがエロじゃない、と思うので、言葉以上に饒舌でエロティックなキスに悶絶させられる、とてもだいすきなシーンです。

    にしても、続き…。

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    2020年10月08日
  • 夏の子供

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    しまった、塩の方が先だったか・・・
    なんだかこういう関係と距離感が素敵だなあと思ってしまった。

    魚住くんの過去も今も包み込んでくれたり、見守ってくれる周りの友人達が温かくて好きです。

    太一くんの話にちょっと涙腺緩んだ

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    2021年12月30日
  • 夏の塩

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    順番間違えたけど私にはそれがよかったみたい
    結末知らなかったら塩の中盤あたりまでのギスギス感で投げ出していた可能性がある

    日下部先生は魚住くんの持つ深い負のオーラに巻き込まれちゃった人なんだなあ・・
    マリさんが言っていたまんまだった。

    夏の子供の方でも名前がよく出たさちのちゃん、
    父親がキャリア持ちでそこから母子感染ってことなのか。
    さちのちゃんの話では泣いた、葉書の破壊力。
    ツライ

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    2021年12月30日
  • 夏の子供

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    大好きな本が、またひとつ増えました。
    とても、よかった。

    人は産まれて、生きて、死ぬんだっていう、当たり前だけど普段意識していないことを、改めて感じさせてくれるお話でした。

    悲しかったり、苦しかったり、切なかったり、幸せだったり、甘かったり、懐かしかったり、とにかく色んな気持ちが湧き上がって、心がいっぱいになりました。感想として言いたいことがたくさんあるのに、ひとつとしてうまく言葉にできません。

    小説だから当然作られたお話だし、感動させようとしてるだとか、こんなので泣くなんて安っぽいだとか、そんな風に思う人もいるのかもしれない。だけどわたしはこのお話に出会えてよかったと思います。たくさん

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    2017年02月24日
  • 夏の塩

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    (´・ω・`) ネタバレアリ〼

    上下巻であることを知らずに、先に夏の子供を途中まで読んでしまいました。だからさちのちゃんが亡くなることも知っていたし、二人が晴れて結ばれる場面も読んでしまっていました。

    だけどそれでも、とても心に響きました。魚住の置かれていた環境、マリやサリーム、濱田さんがどういった存在で、久留米がどれほど魚住のことを大切に思っているか。幸福をうまく感じられずに生きてきた魚住が、彼らと過ごす中でやっと人間らしくなっていく様子。

    BLという、人によっては抵抗を感じてしまうジャンルで括られるのは、とてももったいないと思いました。ページを繰る手が止まらず、すごい早さで読み進めた

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    2017年02月08日
  • 夏の塩

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    全体を通して人物がとても魅力的でした。BL小説では蔑ろにされがちな女性陣も、この小説の中ではキャラが立っていて凄く素敵でした(マリちゃん大好きです)。スピンオフのような形でそれぞれの人物に焦点を当てた話もその人物の成長が感じられて面白かったですね。
    いろいろと問題を抱えた魚住と不器用過ぎる久留米との話ではあるのですが、この2人の恋愛を通してそれぞれの人物がどのように大人になっていくのか、正直BL小説という括りだけでは勿体ない気しかしないです。

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    2015年01月06日
  • 夏の塩

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    魚住真澄はいろいろあって味覚障害。しかし、大学時代の友人、久留米充の家に転がり込んでから、徐々に変化していって――。

    ****

    なんやかんやでBL商業小説を読むのは、ほとんど初めてじゃないかなあ。漫画のスピンオフとかは割と読んでるんですけどね。とにかく、繊細な描写やキャラクターの魅力、脇キャラたちのお話、いろいろ絡み合って綺麗な世界を覗きこめました。綺麗かどうかは主観になっちゃいますけど。
    もちろん、魚住くんが儚げで不安定で面白い子なのも、久留米が大雑把で気にしない性格なのもいいんです。でも、わたしが一番「うわーこんな人いたら楽しい! 友達になってみたい!」と感じたのは、マリさんです!!

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    2014年11月13日
  • 夏の塩

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    ネタバレ

    ハードカバーの装丁がとても綺麗。
    大雑把でヘビースモーカーな一社会人である久留米と、美しいけれど生活力ゼロな魚住の、スローテンポな愛のお話。
    ふたりの他にも、近所に住むインド人留学生サリームや、魚住の友人で放浪癖のあるマリ、魚住の上司である微あて馬な濱田など、まるでこの日本のどこかで本当に呼吸をしていそうな生きた人物が存在する。
    本が離せなくなってしまうような流麗でやさしい文章が脈々と流れている。最後のページまで言っても、まだまだずっとかれらの日常を覗きたいと思えるような、余韻に浸れる小説。とてもすてき。

    哀しいほど暗い過去を持つ魚住と、それを無自覚ながら丸ごと受け入れてしまう久留米がすこし

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    2014年09月01日
  • 窓-WINDOW- 硝子の街にて(1)

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    これはBLジャンルではなく、ミステリだと思う。
    もちろんLOVEも存分に存在しますが・・・。
    海外ミステリ畑出身のBL読みなわたしには大満足な作品!!
    シリーズをまとめ買いしてイッキ読み中です。
    最近コテコテなBLを読んでいたので、こういうさらりとしたBL風味な本格小説は逆に新鮮♪
    少し古い作品で、絶版だけど、揃える価値はあります。

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    2014年06月22日
  • 夏の塩

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    読んだ後一番に思うのは、主人公を含め、登場人物が皆愛しい。そう思えるのはきちんとそれぞれの抱えるものが細やかに書き込まれているからだなと思います。取り上げている題材は表面だけでは理解できない重たいものばかり。でも物語全体は読んでいてとてもあたたかいです。読んで本当に良かったと思えるお話でした。

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    2014年01月27日
  • 夏の子供

    購入済み

    殿堂入り〜(個人比)

    前編読んでる時は正直スローな流れに間伸び感があったとゆーかドキドキするよーな派手な展開もなく、まあじっくり読ませる作品なんだろーとは思っていましたが、読み進めば進むほどに時には些細でさえある日常の出来事の積み重ねがいかに大事かを考えさせられました。トラウマから無自覚に愚鈍を装ってしまったが故に逆にシワ寄せで深く傷つき心身共に障害が起き久留米や友人の支えもありでも最後は自分の足でしっかり立って自分の生と向き合っていこうとする魚住に、何でしょうBLや恋愛云々よりむしろ生きていくことへのちょっとした指南書って印象が残りました。生きているってことはちょっとづつ死んでいるってこと、、うん、ですね。あとネ

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    2013年11月22日
  • 夏の子供

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    「夏の塩」と合わせて。初めて読んでからもう2年ほどになりますが、今もずっと心の奥にストーリーや登場人物達が残っています。すごく印象的で、ずっと大切にしたい本。
    BLだし、そういうシーンも随所にあるけれど、何故か他の作品に比べ、BLっぽさを感じないです。個人的には、この小説は主人公「魚住」の人生の一部分と、それを取り巻く人々を描いた作品、というイメージ。魚住以外の複数の人物にも焦点が当たりつつ、話の軸がぶれないところに作者の圧倒的な文章力を感じます。
    魚住の成長を通じて、私自身色々学んだように思います。

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    2013年04月11日
  • カオルくん

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    オススメ
    読解力が乏しいので一回目読んだ時はよくわからなかったけれど読み返すごとにすごくぐっときます。
    BLというよりもJUNE寄り

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    2012年12月10日
  • 夏の塩

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    不幸な魚住君と男らしい久留米君が気付くまでの話です。

    ぺらぺらな本じゃなくて、どちらかというと、現実味を帯びさせた故意が感じられる作品でした。

    可哀想といわれる魚住君は、周りの人を不幸に引き込むと分析されていましたが、読者の私も彼に惹き込まれていました。

    ですが、下巻を読もうとはあまり思えないです。
    この薄い幸せのまま、この作品を愛そうと考えています。

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    2012年06月21日
  • 咎狗の血 3巻

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    ネタバレ

    BLゲーム原作のくせにあんまり絡みがないなあ…っておもってたら!
    シキさんとアキラくんが!!!!
    やばい!!
    萌える!!!!!!
    直接的な接触じゃなくてこのくらいの絡みが個人的にはツボです。
    傍若無人な王が路傍の石のように思ってた主人公に興味を持ち始めて…みたいな。

    物語的にもケイスケとアキラくんの喧嘩シーンが入り、起承転結の「承」部分に入ったなという感じです。
    ケイスケがなぜアキラに固執するのか、どんな感情をもっているのかが過去のシーンを交えつつ説明されているのでゲームよりわかりやすいです。

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    2012年06月19日
  • あざ 1

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     なかなかHitもせず、かなりの入手困難かと思いきや、高田馬場あたりのBookOffで結構見かけたりもする。
     何度も反芻しておいしいスルメ漫画。

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    2012年06月10日
  • 窓-WINDOW- 硝子の街にて(1)

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    ネタバレ

    全22巻。
    N.Yでの話し。繰り返し読みたくなる。
    ノブとシドニーの友達の間の距離と恋人になった距離が最高にいい。
    9.11の頃の話は本当に読むのがしんどかった。
    ちょっとミステリー。
    エロ描写はほとんどないので男性も安心して読めるかも?w

    とても丁寧に書かれているし、文章も読みやすいので、ほどよいミステリ好きなBL好きにはお勧めです。

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    2012年05月30日
  • 夏の塩

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    ネタバレ

    完読しました。
    文庫全5巻が、ハードカバーで上下巻になってます。
    喪失に重なる喪失で、自分を無意識に追い込んできた魚住と、
    それを支えることもしない、出来ない久留米との不器用な恋。
    魚住たちを取り巻く人物が本当に魅力的で、誰一人として
    ご都合主義的役回りを演じない。
    マリにサリーム、響子に濱田、其々が其々に沢山の物を抱え、悩み、
    それでも誰に依存するでもなく淡々と物語が進む。

    ストーリーの随所に泣きどころがあり、それは読む人間によって、
    其々全く異なる場所であると思う。
    本当に些細な一言で、ぼろりとくる。
    御涙頂戴的展開なら、きっと上巻の『夏の塩』の方がぼろ泣きできると
    思うが、私は幸福感が

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    2012年05月01日
  • 咎狗の血 1巻

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    ネタバレ

    なんというか
    流血シーン多いですけど


    アキラとかシキがかっこいいので
    そっちのほうに
    みとれますww

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    2012年01月09日