あざの耕平のレビュー一覧
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ネタバレ評価:☆4
今回はミミコがカンパニーをクビになって路頭を迷うことになったときのお話がメイン。
貧相すぎる状態からクイーンMになって調子に乗るまで、色々おかしくてしょうがなかったww
後ヒバリ家がカオス過ぎて笑ったw
そんな中でミミコの今までの頑張りが認められてるっていう温かい話をちょくちょく入れてくる辺りがニクい。
もう一つの話は第二次世界大戦、ナチスを舞台にしてジローアリスカーサケイン達のエピソード。
やっぱカーサはもう一人の主人公って感じするよね。
「世界に挑むことは、それほどの罪なのか?」
「カーサ。月は、太陽の光を、ただ受けるだけなんだよ」 -
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ネタバレ評価:☆4.5
前半はカーサ、そして九龍王・混血児リズがメインの過去回想、ワインが生まれるまでの経緯ですね。
ジローに嫉妬しつつも嫌いじゃないというカーサ。初めて自分の血族、混血児に会い、共に生きる強さを知ったカーサ。
これを見てるとどうして後々あんなことになるんだろうって思っちゃうね・・・。
ここまで掘り下げられるあたり、BBBのもう一人の主人公って感じだな。
闘将の血を受け継ぐものとして、強靭で明確な意志をもつサヤカの姿が眩しかった。
「かもしれない。だけど、私たちは選んだんだ。犠牲になって死ぬより、害となって生きることを」
九龍の血統も単なる一つの種族として考えると難しいところだ -
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ネタバレ評価:☆4.5
新感覚吸血鬼サーガ、新たなる運命が脈動する第8弾!
特区インパクトでの活躍のため、新生カンパニーの看板・代表を頼まれるミミコ。
カンパニーはシンガポールに場所を移し、十字軍との協力体制を得るにも一苦労。そんなミミコの場違い感と無力さが上手く描かれていました。
他にもジローの修行と銀刀の役割、ゼルマンの意志を継いだサユカ、豪王フォーワードの始祖ギルバートからの求婚、ミミコの演説などなど見所満載。
まぁ一番はコタロウの言動に九龍の血統がたじたじになってたことかなw
サマンサおばさんからの助言によってミミコとジローさん、そしてアリスとの関係の着地点も見えてきた!
コタロウの力 -
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ネタバレ評価:☆4.5
誰もが己の内なる願いと直面する、新感覚吸血鬼サーガ、長編第6弾!
陣内と赤い牙の戦術顧問、フォックスとの腹の探り合いが面白い。
セイもゼルマンを圧倒するとかどんだけ強いんだよという感じだし、こっち側の人材も結構優秀だよねw
ミミコが遂に想いを告げ、ジローの中でただ宿命に従うだけでいいのかという葛藤が生まれ始めたわけですが、彼はどんな未来を選択するのでしょうか。
ゼルマンに仕えるサユカの愛情の深さにはグッとくるものがあるね。そりゃ何百年も生きてきた吸血鬼の心も動くわ。
そして遂に九龍の血統が特区に攻めてきて、あんなことになってしまって・・・まさかまさか。
しかしここで切 -
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ネタバレ評価:☆4.5
望月兄弟の特区上陸から1年。運命の孵化が始まる新感覚吸血鬼ストーリー!
九龍王の遺灰をセイやケインが隠していた、その事実がカンパニーを揺るがし、吸血鬼サイドよりの陣内は立場を追われる。
今までひた隠しにしてきた吸血鬼の存在を特区の一般人達に知られる事件がおき、ミミコはクビを宣告される。
米軍の吸血鬼で構成された対吸血鬼部隊『赤い牙』も特区に入ってきたますます混沌状態に。
長い、長い時間を生きていたからこその虚無を抱えるゼルマンがこれからどう動いていくのかも見もの。
特区の抱える矛盾、イレブンヤード、遺灰、銀刀の謎も徐々に明らかにされていってますます先が気になる5巻でした。 -
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ネタバレ評価:☆4
新感覚吸血鬼ストーリー、労働と努力の短編集第三弾!
ジローさんのスパルタっぷりが面白いw
「コタロウは、まだ生きていた」で大草原ww
ほかには宝くじを当てて(5万円程度)大はしゃぎするミミコ、ゼルマンの孤独と虚無、ミミコとサユコが飲み仲間になる話、供血中毒じゃないの?って感じのミミコと妨害するコタロウ、アメリカに渡ったジローアリスケインカーサ達の話などなど。
カーサ、この頃はやっぱり何だかんだで素直だよなー。アリス達との絡みににやっとするw
どっちでもいいけど、唐突に世界史の参考書ばりに歴史の解説入るのは作者の趣味としか思えないんだけどどうなんでしょw -
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ネタバレ評価:☆4
労働とハードボイルドの短編集、第二弾!
ジローさん、聖歌にも弱いってなるとすげー弱そうw
クリスマスに浮かれるコタロウ、テンション下がるジローが対照的。
「美味しいよ?」と誘うミミコが色っぽかった。
ちょっと中毒入ってるんじゃない?w
ある日出逢ったジローの飲み仲間の吸血鬼、レイモンドとのバーでの語らいなどもあったけど、この巻一番の見所は何と言ってもセイとのゲーム勝負でしょう。
東の龍王ともあろうものがムキになってるのが面白すぎたwww
あとはカーサ・ジロー達の過去話も良かったね。
カーサはひねくれてるけど、根っこの部分では真っ直ぐなのかな。
そしてアリスを好きすぎるが故に -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価:☆4
人間・望月次郎から、吸血鬼・望月ジローへ。これは長い長い闇の歴史における、知られざる一頁。百年の夜の幕開けの物語。――その夜、私は恋に落ちた――
今巻は過去編、ということで舞台はイギリス。次郎が吸血鬼になる経緯を書いた一冊となります。
産業革命時代のイギリスの雰囲気がよく出ていた(行ったことないけどw)。
偶然アリスと出逢ったジロー。
目的を失ったとき、カーサからアリスが上の空になっていると聞いて発奮するジローがいい!
やはり男が動くのは女の子のためでしょう!(笑)
何だかんだでアリスには心を開いているカーサ、それを守るケイン、ジローと師匠の話など、過去編ならではの興味深 -
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ネタバレ評価:☆4.5
赤も黒も、全ての"血"が交じり合う真実がここに在る、シリーズ第三弾!
特区に張られているセイの結界内に吸血鬼を招くための条件が意外に甘くてビックリ。
コタロウとゼルマンの絡みが面白かったw
ゼルマンはホントに気分屋って感じだけど、これはカッコよく味方に参戦するとみた!
黄の正体は怪しいところあったのに全然気づかなかったw
怒りをむき出しにしてヤフリーを圧倒する青狼ケイン、血を吸って全開モードのジローと強敵である狂女カーサとの一歩も譲らないガチンコバトルが熱すぎて血が燃え滾った!
カーサにもビビらずに口撃を仕掛けていくミミコやトップの信頼と威厳を示