高橋悠のレビュー一覧
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「凍る月」スピンオフ。「灰色の衝動」に登場した組織側、須王の話です。対立している相手側なので敵視しそうなところですが、須王を知るにつれその魅力のトリコになってしまいました。
情があって優しくて、強いのにそれを鼻にかけない攻の王道を行く素晴しさ。巴が危険な目に会うと必ず助けに向かい、守り抜くところも理想的です。
そんな須王の「餌」となった巴。とても健気で純粋で愛しく思わずにはいられません。研究所で隔離されて育ったせいで、まさに純真無垢、悪く言えば世間知らずで、性善説を地でいくタイプです。この素直な発想が、組織内での事態をいい方向へ導くといいんですが…
須王と巴の互いを裏切ることのない信じあえる関係に、何があっても大丈夫と思えて安心します。
続いてるんですね、巴がどうなるのかドキドキして先が知りたくて我慢できない! -
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今回は鈍い梁井が女の子連れて帰ってきて、大顰蹙買いましたね。光陽のショックを考えるとかわいそうすぎる。
読者からのブーイング聞こえてきそう…
あまりにも、空気読めてない梁井ですが、光陽もそのイヤな気持ちが嫉妬だと気付くのが遅いです。経験がないから仕方ないとしても相変らずの脱力系ですね。でも、憎めない二人で割れ鍋に綴じ蓋です。
話は次第に核心部分に辿り着きそうで、新たに須王など登場人物も増えて組織との関係も一触即発な感じ。バトルシーンは迫力充分。ドキドキハラハラです。
なのに、光陽のまっとうな行動や言動に、最後はみんな気圧されるところもあって、その妙な脱力感も見ものです。
梁井はほんとに光陽が大事で、好きでっていうのはわかりますが、暴走しすぎです。そこがまたいいんだけど。少女の件といい、ピアノの件といい、もっと最初からちゃんと光陽に説明してあげないとね。
光陽も梁井が大切な存在だというのは、獣化した梁井に対する行動でとてもよくわかりました。いい子です、誰に対しても。
ラブラブな二人に安心しながらも、須王が気になる今後です。
今回もアレックスの存在は大きかった。そして、なごみました。 -
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「凍る月」2作目です。
登場する獣人が増えて、獣人と餌の関係や、謎の組織や、幼馴染みの亨の顛末など物語に厚みが出てきました。
よく考えると、光陽はとりまく男達が増量してモテまくりなんですが、実際はと言えばそうでもないのが笑えるかも。大体、天然おぼっちゃまなんで、本人にモテてる自覚が皆無です。餌にしようと襲い掛かる獣人達が、拍子抜けしてパワーダウンするのがなんか快感。
亨が覚醒して現れ、光陽に契約を迫るようになったことで、梁井の独占欲は益々激しくなっています。光陽にしつこく執着して、でもちょっと報われていなかったりするのがとっても気の毒。なのに、光陽は持ち前の天然を発揮して、言うこときかず亨に会いに行ってしまったり、危険な目にあって敵に捕らわれたりするし、梁井は気苦労もケガも絶えません。
幼馴染みの亨からも迫られて、やっと梁井への気持ちに気がつく光陽です。そして亨に奪われてもやはり離れられない梁井の強い愛情にもがっつりやられました。両思いを確認した後は超ラブラブで、Hも激しく増量。二人の想いが充分感じられる濃厚な絡みが見どころです。
あとは気になる亨のこれから。いい餌与えてあげて欲しいです。 -
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この巻だけ読んだ時には今ひとつピンとこなかった人外ものです。続きものの1巻目ということで、人外ものというだけで世界観がよくのみ込めていなくて。続巻読むうちに面白さがじわじわとわかってきました。
獣人でバトル絡みの流血シーンもあって、一見読む人を選びそうですが印象はそれほどハードではないのがいいところ。
そう思えるのは、何といっても餌!である光陽が、天然で見事に脱力系な性格のコだから。
初めのうちは、二十歳になるまで大事に育てられた箱入り息子だからかな、と思ってたけどそれだけじゃないみたいです。
そのせいで、かなりクールでミステリアスに登場した梁井も光陽の前では形無しで、気の毒で、もう愛しさいっぱいになりました…
獣人と餌の関係や「契約」の中身には、興味津々です。獣人の生態には謎が多くて気になることがいろいろあるし、とにかくエロティックで萌え要素がてんこもり。
そうきたかと。BLらしくて思わず納得です。
光陽のバカがつくほどピュアでかわいい性格と、梁井の非情になりきれない、意外にヘタれた受へのラブっぷりが読みどころですね。
もちろん、エロは受が男同士のHに免疫ない分、とても萌えます。 -
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これはいい受…!
二次創作なら妄想次第でいくらでもいるけど、オリジナルの商業誌でここまで文句ない受は初めてかも知れないです。
強いし目つき悪いし黒髪短髪ストレートだし攻に媚びないし。やった後必ず殴るとか。
攻も「友達居ない」って冗談で言ったのに本気で傷ついちゃったりしてとても良かったです。
ラブコレも欲しいなあ。
ただこのお話、シリーズものの6作目だったのである。
最初の凍る月だけ読んだことがあるので、世界観は大丈夫かと思ったんですが、やはり6作目ともなると、煮え切らない何かがとてももどかしいのでした。
どうしようもないことに、BLに関してはお話も大事だけど、その前にカップリングの方が重要度があるのでどうしても前作までの儚い感じの受話が読む気にならず…。
そこだけが残念でした。
まだこの二人で続くようなので…楽しみです。
あわよくば、銀が佐倉さんをもう少し好きになってくれると爆発します。 -
Posted by ブクログ
人間の心理に興味があるので、読んでみた。
窃盗症の人は周りにいないのでその部分はふむふむと思読んだが、窃盗症も依存症の一つで、依存症の人間の心の奥底としては苦痛から逃れたいためのセルフケアとして依存行為を使っている、とあり、なるほどなあとなった。そして依存症そのものの好物は「秘密と孤立であり、抜け出すには適度な人とのつながりを持ち、秘密と孤立を減らしていくこと」とあった。
たしかに人との適度なつながりって大事だなあと実感する。私は長らく専業主婦で、それ自体は全然自分的には困っていなかったが、パートに出るようになって職場の人間関係に恵まれたこともあり、発散場所が一つ増えたことによって気持ち的になんだか楽になった部分がある。
また読んでいて、趣味がない人が依存症になるのかなとも思った。もちろん心が壊れて趣味ができなくなるというのもあるのかもだけど、この本の著者は他人の面倒を見ることで自己肯定感が満たされていたとあり、また仕事や自分のジェンダー、自分で自分を律することにいろんなストレスを抱えていたとのことで、無条件にこれが好き!という趣味の話が出てこなかったので、依存症を発しない人は心を平穏に保ってくれる趣味がストレス発散になってるのかなと。趣味が心の平穏を保つ助けになり、依存症の予防にも役立つことはあるのかもしれない。
心の平穏の場になるかどうかと言うのが肝で、趣味の場を承認欲求に使うとか、お金をかけるだけかけて発散みたいにしてしまうときっとダメなんだろうな。
それから著者の「以前は愚痴というのは軽々しく口に出してはいけない重いものと思っていたが、本来感情とはもっと気軽なもの、もっとライトなもので雑談の中でさらっと負の感情を出し、それを適度に受け流してよいということが分かってきた」に目から鱗だった。
自分もそう思いがちだし、あまり愚痴も言わないし聞く方もいやだろうなと思うし、なのにとある友人が、私に会うたびに1時間超えていろんな人間関係の愚痴を言ってきたりしてて、「この人困ってるんだろうけど、会うたびに違う相手の愚痴を長々話してて、聞かされる方は重いな〜」と思っていたので、ネガティブな感情は悪いものと思っていたが、さらっとライトに言ったり言われたりだとあとも引かないしそれくらいで自分もガス抜きすればいいんだと気づけたのが良かった。