藤崎竜のレビュー一覧
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十絶陣の戦い・下巻。十天君との戦いも最終盤に。
個人的に思い出深いのが普賢真人と袁天君の戦闘。太極封印の化学的な能力描写がこれまでの宝貝とは異なる魅力を発揮する。普賢のキャラ性も他のキャラとはまるで違う性質なのもあり、非常に印象的なシーンに仕上がっている。化学的な知識もこれで身に着けた。
最初のグループ分けを編成し直さざるを得ない展開や、ギャグ的に処理される十天君など、ずっと同じ流れで続けないことで飽きさせない魅力が出てくるのも巧い。
妲己がいない分の魅力を王天君が埋める形でより魅力があって良い。楊戩と王天君の対比により、崑崙と金鰲の関係性の話に持ち込んで、仙界大戦を単なる「昔から対立していた -
購入済み
何度でも読み直したい名作
紙の漫画も持っていますが、外出先で読みたいため購入しました。
小学生の頃から大好きで、何度読んでも飽きません。
ストーリーや個性的なキャラクターもさることながら、読み直すのにちょうどいい巻数だからだと思います。 -
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私の中の伝説的作品なので、再アニメ化とあって再読開始。
中国の小説を日本の小説家がリライトしたものを原作とするが、当然様々な要素がアレンジされているらしい。そちらを読んでいるわけではないためそういう細かいことは分からない。
今見ても何ら色あせることがない第1巻だと思える。最終巻まで読み終えた後に戻ってきても、太公望のキャラクター性には何のぶれもなく、この1巻の時点から終盤と同じ魅力が見られるのが素晴らしい。
知略を武器とすることを強烈に描くために、強大な敵との出会わせ方が他の作品とは一線を画するし、その敵の強大さを見せる方法も独特でどこもかしこも印象に残る。ああ楽しい…。 -
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イゼルローン攻略からアムリッツァ前夜まで。
どう考えても、ヤンには似合わない絢爛豪華な帝国の指令卓でなくて、行儀の悪い机の上へ。子供はマネしちゃあいけません。
うるさがたの正論ムライ。壁役パトリチェフ。航路図フィッシャー。伊達と酔狂アッテンボローのように、アクの強いヤン艦隊を支えてくれる補佐役たちもそろい踏みです。いかにもなムライの外見。パトリチェフの壁役セリフが、後の出来事を暗示し過ぎて涙。渋すぎないか?フィッシャー。の御三方です。
ヤンの思惑通りに歴史の流れは変わらず、同盟にとっての暗流へ漕ぎ出すばかり。
銀英伝史上最大最低のお子様軍人の登場です。
あいつ嫌いだ。 -
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アスターテ会戦終戦からヤン艦隊のイゼルローン攻略まで。
相変わらず、いやな端役の人物造形がいかにも頭悪そうな感じですね。幸薄そうなジェシカが違和感あるけど、女丈夫というイメージでもないのですよね。難しい。
オーベルシュタイン、ヒルデガルド・マリーンドルフ、シェーンコップと続々登場。
シェーンコップがかっこよすぎるな。偽悪で露悪趣味な彼にしては、アクが少ない気がします。
要塞攻略が成功するか否か、の瀬戸際で「失敗したら頭かいてごまかすさ」とかいうからペテン師なんて言われちゃうんですよ。本当は表紙のように歴史書に埋もれる生活がしたかったヤンとしたら、その程度の無責任さは許してくれ、って感じなんで -
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「星を見ておいでですか?」「ああ、星はいい」
フジリュー銀英伝も、原作本編1巻冒頭まで来ました。そしてアスターテ星域会戦です。今思ったけどアスターテって、アスタルテのことか。初読から20年ぐらいたつのに、はじめて気づいた。
さて、フジリュー銀英伝。B夫人の件片付いてないよ。ミューゼル時代の青田刈りも、出てきてないケスラー大佐さんとか。シェーンコップは?
と外伝いろいろ飛ばしてますが、それもこみこみのプロットできているのでしょう。作曲者よりも編曲者としてのほうが、実力発揮できる人と思っているので、期待はしています。どうなっていくのか。そして、どこまで書くのか、ですよね。
アスターテ。
玄人に -
ネタバレ 購入済み
アニメ版1話の再現に震えました
今回は、第四次ティアマト会戦が中心で、戦艦戦は映画版「わが征くは星の大海」で流れたボレロが頭の中で流れる程壮大に描かれていました。
そしてアニメ版第一話を彷彿とさせる大胆な縦ワリ構図に小説→アニメとファンだった自分には震えるほど嬉しいご褒美でした。
そして、今回物語の中心人物だった三名が新たに登場します。
帝国側
ファーレンハイト、メルカッツ
自由惑星同盟側
アッテンボロー
です。
あまり、他作品を引きずってるのも良くないとは思いますが、藤崎先生が解釈するとこういうイメージなんだと思うキャラクター設定でした。
アッテンボローの登場はアニメに合わせたんだなあと思いました。
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双璧の登場とブリュンヒルト。
新たな戦力を得て、意気揚々と戦場に出陣するラインハルト。そこで待つのは、ヤンが所属する同盟軍パエッタ中将の艦隊。ここでも、常勝と不敗が知らずに邂逅しています。ま、ラインハルト麾下での双璧とブリュンヒルトのお目見え戦。この時のラインハルトの感覚は、ガチャで強くて新しい武器出たから、実戦で早く試してぇぜ!という稚気あふれるもの。まだ10代の少年らしいものです。こんなラインハルトなかなか見れない。
その期待に十二分に応える双璧のコンビネーション。
これは課金してまでもガチャしといてよかったぜ(大貴族の反感かっても、この人材を得たことはお釣りがくる)というところでしょうか -
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D線上のワルツ作戦終了。大軍の中のラインハルト麾下艦艇にやられる同盟軍という構図はまだ続きます。
次なる戦場は、宮廷政争。地上に足を付けた戦いには、翼が躍動することない黄金の有翼獅子ですが、赤毛ののっぽさんがいてくれるので、今は心をすり減らすこともありませんか。
その相手となるのが、B夫人とB公爵を筆頭とした大貴族。
B夫人がとてもキュート。それでいて敵意・狂気を隠していないので、とても怖い。女の戦い。
B公爵甥っ子フレーゲルが、案外頭の回る子でびっくり。もっとこども大人だと思っていたので。
宇宙の戦場は、恒例のイゼルローン周辺。今回もホーランドが同盟軍の中心になって、帝国軍に立ちはだかりま -
購入済み
がちハマリしました。
何となくネットカフェで読んだら、貪るように読んでました。今は、小説も同時進行で読んでます。戦略や戦争ものが好きな方はハマるでしょう。