あらすじ
突然の交通事故に遭ってしまった平凡な高校生。目を覚ますとそこは、人も景色も全て似ているが、犯罪ばかりの荒れた平行世界(パラレルワールド)だった。元の平和な世界は夢だったのか…。過酷な現実と夢、少年はどちらの世界を選ぶ? 表題作「WORLDS」他、デビュー作「ハメルンの笛吹き」「TIGHT ROPE」「SHADOW DISEASE」「SOUL of KNIGHT」の全5作品を収録!
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Posted by ブクログ
―この本に初めて出合ったのは中学生の頃でした。
「封神演義の作者のオリジナル短編集」ということで何気なく手にしたこの本ですが、まさかこの単行本が自分の人生においての黒歴史の始まりになるとは思いもよりませんでした。―
…このレビューを偶然みた方にとっては「誰得」な入りでしたが、今読み返しても「濃い」密度の短編集です。
デビュー当時の絵柄は比較的あっさりしていて、フジリューのかくかくした絵柄があまり好きじゃない、という方にもオススメです。
手塚賞の佳作・入賞作の少し耽美でダークな路線の2作品、PSYCHO+の世界に通じる濃密度なSF漫画2作品の計4作品。
ダークな切り口の作風に読めば読むほど厨二病精神(精神とかいてマインドと読む)をくすぐられます。
漫画の面白さはさることながら、芸術作品にもうっかり昇華してしまいそうな程の絵・画面構成の完成度の高さは圧巻です。
短編集全体としては暗めの話が多いので子供の頃は少し怖かった。でも一番好きなのは最後の「SOUL of KNIGHT」これがもう一度読みたくて購入。これだけ話が全然違っていて何度読んでも良い。何十年たっても忘れられなかった。
Posted by ブクログ
藤崎竜の初コミックスであり、私の大好きな藤崎竜の魅力が詰まった1冊。未熟なところはあるけれど、ダークで繊細な絵もストーリーもセンス抜群!!ただ、この頃の藤崎竜は「異端」「鬼才」という表現がピッタリで、まさかWJ本誌でメジャーヒットを飛ばす漫画家になるとは思っていなかった。丸ペンを使うことにこだわって、描線の質感をひたすら押さえた当時の作風は、今読んでもとても新鮮に思える。(「バクマン。」によると、『丸ペンはGペンを使いこなせない初心者が使うもので、商業漫画で丸ペンが許されるのはせいぜいギャグ漫画まで』という認識になっているが。)
Posted by ブクログ
人肉の話が一番リアリティがあって怖いけど好き。
私も今、生きてる世界が夢であったらと想うこともあるけど、人肉になるのは嫌だなあ。布教したい1冊です。
Posted by ブクログ
短編集ですが、絵も物語も素晴らしいっ!!高校の時に、何故か授業に回し読みされていたステキな逸品(笑)このタッチは未だに見入ってしまいます。今のもキライじゃないけどね〜
Posted by ブクログ
藤崎竜初期短編集
封神と違って全体的にダークな作品や
癖が強い作品が多い気がします。
おすすめはタイトルにもなってる
「WORLDS」
…面白い。
それにしても藤崎氏の若さがまぶしい一冊です。
Posted by ブクログ
初期の作品の短編集!絵も古いけどやっぱり独特な線が生きていて、とても綺麗で惹かれます。特に「ハメルンの笛吹き」の雲の描き方や神秘的な空気作りには投稿作とは思えない感銘を受けた。
Posted by ブクログ
"この『現実』で生きていくには、僕は弱すぎたんだよ"
藤崎竜の初期短編集。中学生の頃、これを読んで多大な衝撃を受けたのは、今でもよく覚えてます。封神演義から入った人は、この作品を知らないのでは?とも思う。"自分の影に殺されそうになる少年・少女"、"『現実』に殺される少年"ジャンプでやるには議題が重すぎたんだろうなーとも思う。講談社に持込してれば、きっと今頃素敵な作家になってたんだろうなぁ、と素敵な妄想に勤しんでみた。
Posted by ブクログ
フジリュー節炸裂の処女作。
彼の独特の世界観は、美しくもあり、どこかはかなげ。
でもものすごく引き込まれるこの求心力はなんだろうね。
ヨオキの美しさが絶品です。
Posted by ブクログ
今週のジャンプを読んで久しぶりの再読。
連載になれなさそうな作品ばかりだけど、
でもでも、今週のジャンプの読み切りよりは面白かった影の話。
てか、1992年発売てwwwww
違いは何だろう。。
主人公の熱い思い(全然正義っぽくないけど)が伝わるか伝わらないか、
かな。
今週の読み切りは作者が一番の見せ場を書くのが
すごい嫌々っぽいのがすごく伝わってきた感じ。
描きたいの、そこじゃないんだろうなー
Posted by ブクログ
けっこう暗い短編集
封神演義とはまたずいぶん違う
こっちのほうが
書きたいものを書いている気がするんだなぁ
お気に入りは「シャドウディジーズ」だな
大人しくて心優しいために
正反対の心を持つ影に自分を奪われそうになる主人公
まさかの結末が待っていたわ・・・
Posted by ブクログ
こんな短編集読んだことありません。読んだ当時、インパクトも凄く、忘れられない作品達です。藤崎先生の癖のある世界観が好きな人にはたまらない本です。
Posted by ブクログ
デビュー作から『PSYCHO+』以前の初期短編集。クセの強い絵柄は相変わらずながらも、こ慣れていない分今よりも有機的というか、親しみやすい気がする。短編なので物語がきっちりと完結していてしかも読み応えもある。特にオススメは表題作の『WORLDS』。藤崎竜氏は連載よりも短編向きだと激しく思う。
Posted by ブクログ
『封神演義』で有名な藤崎竜のデビュー作『ハメルンの笛吹き』を含む初期短編集。生まれて初めて書いたマンガでデビューって相当すごいと思う。『SHADOW DISEASE』が面白かったかな。
Posted by ブクログ
「漫画家の成長史」みたいな短編集。初期作品でも世界観がしっかりしたものが描けているのは流石。友人Tはサイプラの前にこいつを買っていたらしい…謎だ。【所蔵】
Posted by ブクログ
突然の交通事故により、パラレルワールドへと迷い込んだ平凡な男子高校生。その世界で「アル」と呼ばれる自分に戸惑いつつも、次第に夢と現実との区別がつかなくなり…。表題作他、全4話収録。