中谷美紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この間偶然見かけたテレビでの対談で、中谷美紀が「私には元々何もないからこそ、演じるのだと思う。伝えなくてはいけない言葉と感情を、私の身体を通して伝えているだけ」というような内容を言っていて、この人は、謙遜ではなく本気で自分は「何もない」と思っていそうだなと思った。
また、中谷美紀ではないけれど、違う女優さんが自分のことを表す言葉に「慎重で大胆、繊細で鈍感」を選んでいたように、彼女もまたひとつの言葉では表せない。
透明感のある演技の裏に、思わず電車の中で吹き出しそうになる文章を書く力もあり、素晴らしい集中力で役を引き寄せ、役に近付いたかと思えば、自信のことを「ひねまがった根性」の持ち主だという。 -
Posted by ブクログ
女優の中谷美紀さんが北インドを約1か月旅した記録。自分もインドに行く予定があり、それは南インドだけどせっかくなら最初の巻からと思い手に取った。
今では大女優のイメージがある中谷さんが、まだ20代後半という年齢の目でインドを見て、何も飾ることなくストレートな感想を綴っていることが新鮮で好感が持てた。
最初は「そんなにはっきりした言い方で大丈夫?」と少々ハラハラする感じもあったが、次第にそのトーンにも慣れてきて、読み終わる頃には自分もちょっとは腹が座った感じ。ポジティブな思い出ももちろん多いものの、「美味しくない」とか「汚い」とか「もう帰りたい」とかの素直な心の声には笑ってしまった。私も初めてイン -
Posted by ブクログ
中谷美紀さんが大好きで、エッセイはすべて読んでいます。
このエッセイは2016年から2023年までの雑誌の連載をまとめた文庫本です。
以前のエッセイで、お肉は食べないことを公言していた彼女が、体調を崩し、栄養療法の専門医にたんぱく質、ビタミンB、鉄分、コレステロールすべて不足していると注意され、お肉を食べるようになったのは変化だなぁと思いました。
海外に国際結婚して住んでいる彼女の視点で書かれ始めた世界の情勢。
コロナ禍で帰国することの大変さ。
ロシアの実質的な独裁者が、お隣のウクライナへ攻撃を開始したことで、永世中立国であるオーストリアに居住する彼女が、ずっと恐れていた瞬間が訪れ、正直なとこ -