中谷美紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
女優の中谷美紀さんが北インドを約1か月旅した記録。自分もインドに行く予定があり、それは南インドだけどせっかくなら最初の巻からと思い手に取った。
今では大女優のイメージがある中谷さんが、まだ20代後半という年齢の目でインドを見て、何も飾ることなくストレートな感想を綴っていることが新鮮で好感が持てた。
最初は「そんなにはっきりした言い方で大丈夫?」と少々ハラハラする感じもあったが、次第にそのトーンにも慣れてきて、読み終わる頃には自分もちょっとは腹が座った感じ。ポジティブな思い出ももちろん多いものの、「美味しくない」とか「汚い」とか「もう帰りたい」とかの素直な心の声には笑ってしまった。私も初めてインドに行くのでちょっと緊張しているが、まあなるようになると構えていればいいかなと思えた。
中谷さんがこの旅をきっかけにベジタリアンに目覚めたというのも興味深かった。明確なポリシーを持っているわけではなく、単なる興味と健康意識からゆるく始めたそうだけど、案外続けられるものなんだなぁ。
そしてなにより、都会の喧騒を離れてスパやヨガに集中したという日々が本当に気持ちよさそうだった。ヨガとは、瞑想とは、ヒンドゥー教とは……。インドに行けば人生観が変わるというのはよくいったものだけど、この国と深く結びついている文化のことを少しずつでも深く知ってゆけば、それは忘れがたい経験として自分の中に深く刻み込まれるというのは確かなのだろうと思った。 -
Posted by ブクログ
中谷美紀さんが大好きで、エッセイはすべて読んでいます。
このエッセイは2016年から2023年までの雑誌の連載をまとめた文庫本です。
以前のエッセイで、お肉は食べないことを公言していた彼女が、体調を崩し、栄養療法の専門医にたんぱく質、ビタミンB、鉄分、コレステロールすべて不足していると注意され、お肉を食べるようになったのは変化だなぁと思いました。
海外に国際結婚して住んでいる彼女の視点で書かれ始めた世界の情勢。
コロナ禍で帰国することの大変さ。
ロシアの実質的な独裁者が、お隣のウクライナへ攻撃を開始したことで、永世中立国であるオーストリアに居住する彼女が、ずっと恐れていた瞬間が訪れ、正直なところ言葉を失い、この場で何を書いたら良いのかも考えあぐねていると表現した出来事。
危うく、ザルツブルクで特殊詐欺に遭いかけたり。
以前のエッセイ、インド旅行記のように、彼女なりになんとか乗り切って生活している日々がつづられています。
スイスの経済を支える金融業。プライベートバンクが国の根幹をなしている背景が、スイスの傭兵たちが戦地に赴く間、その資産を守るため自己資本比率の高い運営をしてきたという成り立ちからといったこともかいてあったり。
おもしろ笑えるエッセイではないけれど、中谷美紀さんが感じたことをそのまま書いてあってファンとしてはおもしろい。
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Posted by ブクログ
ウィーン管弦楽団所属のドイツ人と結婚された中谷美紀さんのコロナ禍でのザルツブルクの山荘を中心とした暮らしの日記。優雅にきこえるが、ご主人の前妻との間の義理娘さんとの関係やご近所付き合い、ご自身の体の問題や語学学習等、良いところも大変な所も生々しい生活感が楽しめました。しっかり書き込まれた日記スタイルが合わない方々もいると思いますが、登場するオーストラリア人、ドイツ人、はたまたアジアの方々の情景もリアルに思い浮かびました。文化を知るための語学学習。Life is too short not to enjoy. 旦那さんの言葉だったかな、同意です。