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どんなに格好悪くても、健康管理のための「赤い腹巻き」と朝晩二回の「鼻うがい」は欠かさない。そんな女優も、撮影現場では子供に「オバサン」呼ばわりされ、ファンに愛の証とばかり、牛に「ナカタニミキ」の名をつけられる始末……。刑事に詐欺師、娼婦にエルメス、とさまざまな人生に身を任す女優の台本のない日常を綴った赤裸々エッセイ集。
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Posted by ブクログ
たしか学生時代に初めて買ったエッセイ本。 その当時は中谷美紀さんは美しい女優ってイメージしかなくて、なんか似た名前の作家だなーと思ってよんでいた。 綺麗な女優が本を書いてるって想像ができなかったんだなーと思う。 読んでいくと、あの中谷美紀か!!と衝撃を受けて、読み進めるたびにテレビで見てた華やかな印...続きを読む象からとても良い意味でリアルな姿に変わっていった。 この本の影響で蕎麦に興味をもったし(中国地方に住んでいるが蕎麦の文化が全然無かった)、ものの見方が新鮮になった。 中谷さんのファンになったきっかけの本です。
凛としていつもお美しい(美しいではなく「お美しい」)中谷美紀さんを想像しながら、読みました。読みやすい文章で、性格の一端が伺え、その中谷さんが鼻うがい⁈ 表紙さえも、お美しい!
初めて中谷美紀さんのエッセイを読ませていただいたのだけど、文の上手さに脱帽しました。 そこらの作家さんに負けず劣らずな語彙力で彼女のあるがままの生活を綴ってくださっており、自分の主観ががらりと変わるような作品でした。 自然農法で育ったものを使った食事や、旅での発見、茶道や淑女教室、お友達とのユーモ...続きを読むアある関係など、とにかく沢山のことに興味があり、絶えず新しいことに挑戦している中谷さんは美しいな…とその一言です。 ただでさえ女優さんは朝から晩まで忙しい日々を送っているのに、自分の成長の為たくさんの事に目を配っている姿はすごく憧れる。自分も視野を広げて沢山のことに挑戦したり、好きなものに対して日々探究心を忘れずに生活したいと思えました。
この間偶然見かけたテレビでの対談で、中谷美紀が「私には元々何もないからこそ、演じるのだと思う。伝えなくてはいけない言葉と感情を、私の身体を通して伝えているだけ」というような内容を言っていて、この人は、謙遜ではなく本気で自分は「何もない」と思っていそうだなと思った。 また、中谷美紀ではないけれど、違う...続きを読む女優さんが自分のことを表す言葉に「慎重で大胆、繊細で鈍感」を選んでいたように、彼女もまたひとつの言葉では表せない。 透明感のある演技の裏に、思わず電車の中で吹き出しそうになる文章を書く力もあり、素晴らしい集中力で役を引き寄せ、役に近付いたかと思えば、自信のことを「ひねまがった根性」の持ち主だという。 女優業のなんたるかが垣間見えるのはもちろんのこと、女優という人間の持つ業の深さもちらりと見え隠れする。魅力的でありながらどこか冷たく、感情に寄り添う側面と、それから容赦なく離れて行く側面もあり、女優というのは「なりたい」と思って努力してなるものではないのだなと痛感したりもする。 つい最近読んだ某モデルさんのエッセイと比べてしまってはあまりにあまりなのかもしれないけれど、文才というのもまた、「得よう!」と思って得られるものではないのかもしれない。 兎にも角にも、天から二物も三物も与えられてしまった彼女にの死角はどこなのか。考えても考えても思いつかない。おそるべし、中谷美紀。
美しさが文章からにじみ出ている。 そして、たくさんの言葉を知ることは、たくさんの表現ができるということ。
30歳を迎えて出会った本。もう少し早く出会いたかったなあとも思うし、今だから素敵だなあ、おもしろいなあと感じられる気がする。 全てが新鮮で、一通り体験したくなります。
an・anで連載してたエッセイ。 電車男や嫌われ松子の一生の話もあって「あの時代か!」となった。 解説にもあったけど嘘がない、中谷美紀の独り言。美味しいものが好き、でもちょっと隠さずスボラ。そしてまっすぐ。それが中谷美紀というエッセイ。
中谷美紀さんといえばインド旅行記。なかなかハードな体験を読書を通じて楽しませてくれる、素敵な作品だったので、そこからファンになりました。 このエッセイもやっぱり面白い。 あとがきにあったように、すごく正直な人なんだなという印象。そこまで書かなくてもいいのに、と思うところまで正直な言葉で書いてある。...続きを読むだから読んでいて楽しい。 例えば、女優の仕事は暇な時は暇で、映画を見ても途中で寝てしまったり、読んだ本の内容も忘れてまた読み返したり、とか。 こんなこと中谷さんでもあるんだ、と思わせてくれる。 最新のエッセイも絶対読みたい。
女優の中谷美紀さんが雑誌に連載しておられたコラム(エッセイ)をまとめた一冊。 中谷さんのことはドラマ等で見るのみで、あまりよく知らず気の強そうな方だなと思っていた。 さばさばとした飾らないのに美しい文はまさに彼女の人柄そのものだなと感じた。 また、旅にグルメに日本文化などなんと幅広い内容だろうか...続きを読む。 自分の視野やあらゆるものの狭さを痛感させられる。 もっと行動しよう。 人と話そう。 好きを知り、広げよう。
中谷美紀さんの印象がガラッと変わった一冊。美人な女優さんというイメージに加え、いい意味で人間臭さがプラスされ、まるで噛めば噛むほどジュワっと果汁滲み出てくるガムだった。 同じ人間として、同じ女性として、著者にもっと興味が湧いた。他のエッセイも一通り目を通したい。
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中谷美紀
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