あらすじ
北インド、南インドときたら、東も西にも行ってしまえ! とガイドブックも忘れ、東インドへ出発。空港ではインド人と話し込み飛行機に乗り遅れ、宿泊先のホテルでは見ず知らずの小学校の同窓会になぜか加わり、昔話に花を咲かせるはめに……。道ばたで青年にお菓子を恵まれるまでに逞しくなった中谷美紀。ベストセラー30万部の「インド旅行記」シリーズ第3弾。
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Posted by ブクログ
長いインド生活を通じて、中谷さんがインドに慣れていく様を感じる。
決して、インドのすべてが好きになったわけではないと素直に語る姿に共感が持てる。
中谷さんの旅を通じて、自分は生かされているんだな、とか目の前の人生を大事にしなきゃと痛感した。
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北、南ときたら、東と西も行ってしまえ、と全土を渡る旅行記の最終話
女優、中谷美紀の美しさからは想像できない旅を繰り返しインドを訪問する。なぜそんなに…最後は疲れたから帰ろう、と。
なんとなく理解できる…笑 そんな国かも
インドの力強さに圧倒されたり、飛行機に乗り遅れなり… 寒さと標高と闘い紅茶の産地ダージリンを回る
エヴェレスト目の前の距離まで来て感じること。世界で3番目に高い山、カンチェンジュンガ
女優なのに赤裸々に、食べ物にも果敢に挑む。
エレファント島、エローラ、アジャンタ、見てきたものを簡潔に書く。またインドへ行く機会があったら読み返したい!
空港で出会った青年はジャイナ教の両親の元生まれてきたが、本人はラフ。そしてタージマハルもいいが、ラナクプールの寺院も素晴らしい、と。
コルコタ(旧カルカッタ)にて、バクシーシ(施し)を乞うて、手を出さし出す人々はおおむねバングラデシュ人らしい。
ジャイナ教徒たちは、無欲の精神を貫くためにその収入の殆どを寄付してしまう、ヒンドゥー教のカースト制度に反発する形でBC7世紀頃に誕生した宗教
カンチェンジュンガは、日の光を受けて輝く。朝日に照らされる様は日つぜつに尽くし難い…ダージリンは、グルカランド州と名乗る日が来るかも(H18年頃)
貧困、謙虚、従順、とフランチェスコが献身した3つの言葉 = 低カーストの人間が求めるのも同じ
インドで就学年齢の子が学校へ行かないのは、親の認識の低さだけでなく、貧しい人間には無知のままでいてほしいという、支配階級のひそかな願いもはんえいされているとか… p. 131
ターメリックはインドにおけるはじめての黄色染料、抗菌剤。唐辛子やブラックペッパーの発がん性をターメリックで相殺するらしい。 p. 140
宗教の自由に惹かれたインドの商人や、陸路でトルコに通行税の支払いを避け海路を選んだヨーロッパ商人が、ムンバイに集まる。7つの島々を埋め立てて、現在のムンバイが出来上がった。 p. 145
動物は人間より体温が高いので、食べた後にその脂肪が固まって、負担になるけれど、魚は人間より体温が低い為に人間の体内でも脂肪が融解しやすいらしい
p. 171
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1〜3までを一気に読破。とても面白かった。中谷さんが飾らず淡々としている人であるからこそ、紡ぎ出される言葉が魅力的に感じた。地名や人物名は長すぎて私の頭には中々入って来なかったけれど、旅をしながら現地の方との会話からこれだけ精緻に歴史や様々な名称を理解していた中谷さんはすごいなと思った。インド国内であっても東西南北で文化も料理も全く異なっている様子が伝わってきてとても面白かった。自分からどこに行くかと考えた時に、ヨガをするには身体が硬すぎるけれど、ごま油だらけになりながらマッサージを受けるのも面白い気がするので、北インドか南インドに行ってみたいな。南インドの料理を北インドと違って重くなく美味しいと友人が力説していたので、いまは南インドの方に興味あり。東西インドは、インドというよりは近隣諸国の影響を受けていて(それはそれで魅力的ななのだが)、中谷さんのように何度かインドを訪れた人が足を運ぶ場所な気がした。
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今回の旅先は、2巻よりもガイドがいい人達だったのか、著者の心理的状態が良好だったのか、もしくはベジタリアンを止めて魚を食べ始めたのが良かったのか(笑)、著者は色々と細かく丁寧に観察したことや考察したことを前向きかつ好意的に書いている。
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中谷美紀さん、北インド、南インドに続く最終巻は東インドと西インド。東インドは2005.12.1~12.13。西インドは2005.12.21~2006.1.4。ありとあらゆる価値観や宗教、文化が入り混じる国を訪れたことで、己の尺度で他人を計るほど愚かなことはないと、再認識させられたと。そして、いかなる形にせよ、この瞬間をただ生きているということが何にも勝る価値のあることなのだと。快適に過ごしたり自然から離れるほどに、人間の免疫力は弱っていく。「インド旅行記3 東・西インド編」、2006.12発行。
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女優中谷美紀さんのインド旅行記。今回は東と西へ。
旅行の醍醐味は、知らないことを知って、見て、一期一会の出会いであるけれど、独りで旅してしまう彼女の行動力はそれさえ軽々飛び越えてしまっている気がする。
カースト制度が残るインドで物乞いをする子供。ボールペンを欲しがるけど、使い終わってしまうと、その辺に捨ててしまう。洋服も化繊を含むものが好まれつつあるが、ごみの処理が追い付いていないインドは今後どうなっていくのか憂う。
見て、聞いて自分で考える。とても大事なことだけれど、忙しいと忘れがち。反省したところで、私はさすがにインド一人旅は無理だなあ。ガンジス川の魚なんて食べたらお腹壊しそうだし、絶対変なガイドにぼられるし。反省の前にネガティブ前回。
まっ、英語もしゃれべませんから、行く機会はなさそうです。。。
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中谷美紀さんのインド旅行記最終編。今までで1番、インドをエンジョイされているように感じました。迎合せず、自分の感覚で書かれている所が相変わらず面白かった。
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3度目、4度目のインド旅行記。1作目でのハプニング続きで、おそるおそるのインド旅行からは想像できないほど、中谷さんが旅に慣れ、インドに馴染んでいく様子が伝わってきます。
この作品などは、立派にインド旅行のガイドブックになるのではないかな。
3冊まとめて、もうひとつの「深夜特急」に出会った印象です。
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インドは広いですね。
暑いのかと思ったら、今回は寒い、寒いといっている。
ダージリンから北部は、もしかしたら登りたい、登れるかもしれない、と誤解できるような山々。きっときれいなんだろうな~。
私も大多数を占める無宗教日本人だから、宗教には興味がない。
今回はちょっと宗教が多かったので、さ~っと読み飛ばしてしまいました。
信仰心があるのはいいけれど本人だけにとどめてね、インドのみなさん。
中谷さん、すてきです。
(らくだのうえの写真は、背筋がピンと伸びてほれぼれします(本の最後のほうで背筋が大変なことになってますが))
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西インドが一番行ってみたいと思ったなー。エローラやアジャンタの石窟院には前から行ってみたかったけど、中谷さんがいいって言うならますます気になる。だってけっこう厳しいからねw いつもの骨太(っていうか無骨?w)な文章のなかで、ふと「そんなこともあるんだなあ」とかいう呟きがはいるとなんだか安心する。また本出してほしいなー。
Posted by ブクログ
3冊を読んで見たけど、地域によって同じインドでも全然違うんだなぁと驚いた。食べ物にしても気候にしても。この本で行ったところなら、ぜひぜひダージリンに行ってみたいなと思う。これでインド旅行記は最終巻だけど、また中谷さんの違う旅行記読んでみたいなぁと思います。
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企画ありき臭はするけど、中谷美紀が無理せず楽しんでいる雰囲気で、読んでても楽しかった。終了。行ってみたいなあ、インド。そろそろ脱皮しきってしまいそうな気もするし。
Posted by ブクログ
自分自身がインド好きなこともあって3冊全部読みました。南、北インド編は面白く読めました。東西編は・・・。私の本に対する集中力が切れたのか、間延び気味。