中谷美紀のレビュー一覧
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女優・中谷美紀のan・an連載をまとめたエッセイ集。
20代後半頃のものみたいなのでけっこう前の本だけど、いくつか読んだ覚えがあるものがあったから、連載時代になんとなく読んでいたのかも。
ひとつの項目が1200文字(原稿用紙3枚分、と文中にある)と短めなのでさらっと読みやすくて、尚且つ文章が上手いのでとても面白かった。
女優さんもけっこう地道な苦労をしているのだ、ということが分かる。
韓国語が必要な作品のオファーを受ければ事前に勉強を始めなきゃいけないし、“女らしさ”を受け入れ始めたこの時代の中谷さんは、茶道や日本舞踊なども始めていて、その大変さも面白おかしく綴っている。(元々は“シキタリ” -
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中谷 美紀 『ないものねだり』
(2006年1月・マガジンハウス / 2008年2月・幻冬舎文庫)
どんなに格好悪くても、健康管理のための「赤い腹巻き」と朝晩二回の「鼻うがい」は欠かさない。
そんな女優も、撮影現場では子供に「オバサン」呼ばわりされ、ファンに愛の証とばかり、牛に「ナカタニミキ」の名をつけられる始末…。刑事に詐欺師、娼婦にエルメス、とさまざまな人生に身を任す女優の台本のない日常を綴った赤裸々エッセイ集。
中谷美紀さんのエッセイはいろいろ読んできたので安心して手に取ったが、どうやらこの本が初のエッセイ集だったらしい。
最近特に演技や立ち姿に筋が通ってきた印象が強かったが、その -
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どうやらこの本を読むのは2度目らしい。レビュー書こうとして、過去のレビューがある事に気付いた。読んだ覚えないけどなぁ(笑)前回読んだのは2006年昨年2012年にインド旅行に行ったからか、過去のレビューと比べると、ちょっと違う印象。最後の「早く、帰りたい。」とてもよくわかります。旅行の最終日辺り食中毒でへろへろだった事もあり、早く帰りたかった。確かにすぐお土産を買わせようとする人たち、めんどくさかった。世界遺産、一気に見すぎて途中からどうでもよくなって、暑いし早くホテルに帰りたかったりもした。だけど、読み終わったらなんでかまたインドに行きたくなってきた。前は全食ツアーに含まれてて殆ど毎日同じカ
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ネタバレインド旅行記の第二弾。第一弾を読んで興味があったので読んでみた。
第一弾の時に感じた中谷さんの表現力の凄さ?は健在で、風景描写など読み進んでいくと、目の前に見たこともないのに自分なりの風景を思い描いているのである。ときおり風刺的な発言もはさみつつ、ここはインドなのだからしょうがない。。。郷に入れば郷に従えということなのでしょうか。。。といいながら最終的にまた来ることになるだろうと思ってしまうインド。なぜインドに行くの?と質問されても答えようがないんでしょうね。
で、私もたぶん第三弾を読むことになるでしょう。なぜ?と聞かれても答えようがないんです。