高田明和のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
孤独感という心理的な現象に対して、科学的な対処法を知り、高齢者が新たな形で世に貢献して、さらには自分なりの幸福感を得るにはどうしたらよいかを述べてあります。65歳過ぎて70歳代あたりの定年退職者に、お勧めの一冊です。
孤独感はどこからくるのかについての説明は参考になりました。意外にも腸内細菌とも関連があるのですね。
孤独にならないために社会と関われとか、働けとか、趣味に励めとかいった皮相の対処法ではなく、著者の率直な人柄が窺える良い内容です。
家族、友人、子供たちとも、いつかは別れが来る。そのたびに、自分が孤立したとは思わないことだと、著者は述べています。自分が変わってきたのなら、相手も -
Posted by ブクログ
タイトルどおり、気持ちが軽くすっきりとする内容です。とくに高齢の方にはお薦めしたいと思います。
うつにならないために、著者自身が試行錯誤して探し出した方法の総まとめともいえます。
具体的には、第3章「過去のことは思い出さない」において、心が曇る過去は思い出さなくていい、この言葉には大いに救われました。
第7章「自分を責めない」において、親鸞の考え方を紹介していますが、罪や障りが多いほど功徳も多くなる、という考え方は大変参考になりました。善行を積むことによって未来の因縁が変わる、まさしくそのとおりだと思いました。
第10章の食べ物(腸内細菌)とうつとの関係については新しい知見で、食材には気を -
Posted by ブクログ
ネタバレ腸内細菌と脳の働きには相関作用がある。腸内細菌がセロトニンやドーパミンといったホルモンを作りだす。だから腸内細菌を整えれば、脳の働きもよくなる。逆もまた然り。
発達障害児やHSPの人は腸内環境が良く無い傾向がある。だから、健常の人の腸内細菌入れれば改善する可能性がある。
サプリメントと天然の栄養では、腸内での働きが違うと言われている。だから、天然のものをきちんと食べて、栄養を摂取する必要がある。
また腸内環境を整えるためには発酵食品がとても大事である。
所感
「脳腸相関(腸脳?)」や「腸は第二の脳」という言葉があるぐらい、脳と腸の関係は重要視されている。臓器において初めに作られるの -
Posted by ブクログ
ネタバレ
・フォント、文字の大きさが読みやすい
・物理的に家や自室にこもることだけを意味する場合は「閉じこもり」
・心の傷を広げないよう、いったん他人の介入を意識的に断ち切り、自らこもることを意味する場合は「ひきこもり」や「ソロ活」と表記
・その両方を含んだ意味の場合は、そのまま「ひきこもり」
・欲望は社会生活があってこそ生まれる
・自分でもよく把握できない嫌な空気や見えないいじめの影響を受けやすいタイプとして、周囲の影響を受けやすい敏感気質=HSPである可能性が考えられる
・多くの人がいつも何かに追われ、急かされ、苛立ってるのが今の時代
・「過ぎる」か「過ぎない」に正解などない。
・人は動けば動くほ -
Posted by ブクログ
私もコロナ禍によって、自身にHSP気質があると強く認識し、辛く苦しい時間も味わった。
でも、引きこもり=孤独ではないし、引きこもりだからって誰かの役に立たない訳ではない。
人生の休養期間として、引きこもることをもっとフランクに考えていいのかもしれない。
普通に仕事をし続けるだけが正解でもないし、結婚をすることが正解でもない。
引きこもることで見つかる自分の新たな強みや個性、そして新たなコミュニティや人との繋がりも生まれることもある。
それぞれのスピードは違えど、引きこもりは自分がもう1度自分らしさを手に入れて、スタートラインに立てる有意義な機会なのかもしれないと本書を読んで感じた。 -
Posted by ブクログ
「繊細さん」という単語は最近よく目にするけれど「HSP」という言葉を目にしたのは初めてで「まさにこれは自分のことだ」と強く思った。太宰治を読んで自分のことだと感じる読者の話を聞いたことがあって、私は太宰治作品に対してそう感じたことがなかったのでよく分からなかったのだけれど、こういう感覚なのかということを実感できた。特に職場での人間関係において、勢いの強い人いに押されて、うまく振る舞えない自分を責めてしまい苦しくなるような場面が何度かあったれど、それは周りを尊重しすぎて自分の方を変えなくちゃいけないと思ったからだったということが分かった。「チョー敏感」=「目の細かい網」という説明はとてもよく理解
-
Posted by ブクログ
相手のちょっとした反応が気になる。
楽しく会話して帰ってきたはずなのに後で「あの時はああ言ってしまったけど、あの言い方は相手を不快にしたのではないか」といちいち気になって気持ちが沈む。
外出が続くと疲れる(体力的につらいわけではない)。
仕事を頼まれると断れず、処理能力を超える仕事を抱えてしまう。
自分のこんなところが嫌いでした。子ども2人が発達障害ということもあり、「ひょっとして自分も発達障害だったのでは?」と気になっていましたが、この本を読んで、どちらかというとHSPの特徴に当てはまるのかも・・・と思いました。
そしてたぶん、極端にミスに弱く、思い切ったプレーができない長男と発達検査で -
Posted by ブクログ
高田明和著「一日10分の座禅入門」角川ONEテーマ21(2008)
*座禅中の心構えとして禅では「不思善、不思悪」ということを強く勧めます。「よいことも、わるいことも考えない」ということ。
*瞑想をしているときには目は何も見ていません。ちょうど目と畳の中間あたりに焦点があり、見ていないで考えているのです。座禅中に妄想に気がついたら、すぐに目で畳をみるようにしなくてはいけません。
*禅では呼吸が重要です。とにかくゆっくり呼吸をします。また呼吸はゆっくりで吸息は早くということです。
*禅では数息観が大事です。つぎに随息観。これは息をするときに数を数えたりせず、無念の中でただ呼吸を無念の中でするので -
Posted by ブクログ
ぼくは意外と健康オタクである。やれ一日断食だの、やれ温冷浴だの、『日経ヘルス』を見ては、いろいろな健康法を試していた。
最近は、石原結實さんの健康法を取り入れ、なるべく体を冷やさないようにしている。料理にショウガを取り入れることも多い。
それにしても、食事療法や健康法って、どうしてこうも正反対のものが多いのだろう。肉や乳製品を摂取しない方が健康にいいという人もいれば、この本の著者・高田さんのように、肉や乳製品をたっぷり食べて、良質なタンパク質を取ることが、血管を丈夫にし、健康にはいいと唱える人もいるし…水一つとっても、体内浄化のためには、一日最低2リットルは水を飲んだ方がいいという説