あらすじ
自らもHSPを自認する医師が「敏感すぎる=生きづらい」苦しみから逃れる対処法を細やかに伝授。
「『人に振り回される』から解放される魔法のことば」「10の困ったリスト・かんたん対処法」など。
HSPの特徴を理解し、この本の対処法を実践すれば、もっと楽になります。
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Posted by ブクログ
「繊細さん」という単語は最近よく目にするけれど「HSP」という言葉を目にしたのは初めてで「まさにこれは自分のことだ」と強く思った。太宰治を読んで自分のことだと感じる読者の話を聞いたことがあって、私は太宰治作品に対してそう感じたことがなかったのでよく分からなかったのだけれど、こういう感覚なのかということを実感できた。特に職場での人間関係において、勢いの強い人いに押されて、うまく振る舞えない自分を責めてしまい苦しくなるような場面が何度かあったれど、それは周りを尊重しすぎて自分の方を変えなくちゃいけないと思ったからだったということが分かった。「チョー敏感」=「目の細かい網」という説明はとてもよく理解できる。また、相手の気持ちを感じやすいのはミラーニューロンの働きのせいだという説明も納得。ストレスを感じたときに抗ストレス物質が出るらしく、そういうときの匂いをうちの奥さんに指摘されたこともあったが、そういう理由だったのか。
Posted by ブクログ
以前から「自分はHSPかも?」と思っていたが、本書を読んで疑惑は確信へと変化。発達障害の診断時に「脳が常にフル回転している」という分析結果を得たが、その理由が、持っているセンサーの高感度さゆえだったのかと感じた。
Posted by ブクログ
相手のちょっとした反応が気になる。
楽しく会話して帰ってきたはずなのに後で「あの時はああ言ってしまったけど、あの言い方は相手を不快にしたのではないか」といちいち気になって気持ちが沈む。
外出が続くと疲れる(体力的につらいわけではない)。
仕事を頼まれると断れず、処理能力を超える仕事を抱えてしまう。
自分のこんなところが嫌いでした。子ども2人が発達障害ということもあり、「ひょっとして自分も発達障害だったのでは?」と気になっていましたが、この本を読んで、どちらかというとHSPの特徴に当てはまるのかも・・・と思いました。
そしてたぶん、極端にミスに弱く、思い切ったプレーができない長男と発達検査ですでに過敏ちゃんの指摘を受けている末娘もHSPと確信。
こんな私らHSP親子にとって特にこの本の第4章はとてもありがたく参考にできます。なのでこれから3人分の「敏感リスト」作ってみよう。
他人に振り回されないためのキーワードがいくつかあったので備忘録的に記録しておきます。
・感情の「見える化」
・自分のトリセツ
・他人の気持ちの辞書
・マイナス要因を遮断
・自分を守る魔法の言葉
・本音モード
・反論モード
・上書き、更新!
若い時は気にしすぎて人生損してきたな~って改めて思います。もう損はしたくないので、人生楽に生きられるよう、心の持ち方を少しずつ矯正していこうと思います。できれば子どもたちと一緒に。
Posted by ブクログ
自分が教師をしているにあたり、「どうしてもっと子供たちを尊重しないんだろう」「大人にとって都合のいい子ばかり褒められるのはなぜ?」と同僚に疑問を覚え、それが積み重なりストレスになって休職することになってしまいました。
たくさんの心についての本の中でも本書を読んで「自分がHSPだから、繊細な子供たちの心をキャッチできたのでは?」と前向きに捉えることができるようになりました。
復職したら、もし続けられたら今度は自分の強みとして、子供たちが輝く未来を作るために支えられたらいいなと思いました。
Posted by ブクログ
□感想
著者自身もHSPで80代の著者にとって近年出てきたこの考え方に出会えたのは、私が30代で出会えたよりもっと驚きと感動が大きいことなんだろうと思った。今までHSP関連の書籍やカウンセラーはだいたい30〜40代が多く、この本の著者はご高齢ゆえに説得力や経験値が高いと思った。科学的根拠の提示は少ないが具体的にあるあると思い同感する事例がたくさん載っているため自分はHSPと自覚し自己理解を深め楽になる本だと思う。
□読書メモ
・相性のいい人
あなたの敏感さにいちいち反応しない。動揺しない精神の安定している人。清濁併せ持つ器の大きい人。これはいいこと、これは悪いこととすぐに批判せず見守ってくれる人。
・相性の悪い人
自信たっぷりの人、権威のある人、かわいそうな人に弱く好き嫌いを判断するより先に感情が動く。自分はどんな人といると安心するか、人生に求めるものはなんなのかを考え相性を選ぶ。
・マイナスのカードを集めてしまう
できなかったことや自分への否定的な評価がたまると、一種の歪んだ喜びさえもつようになる。恐怖や不安に直面すると快感を司る側坐核が若干反応する。快感を餌に自己卑下や自己否定が進む。
・かわいそうな人を見ると放っておけない
相手との境界線が薄いため振り回される。
・直感的に恋に落ちる
吊り橋効果。不安な時神経が高ぶると人はそばにいる人に頼り相手がそれに応えると簡単に恋に落ちる。HSPは不安に襲われることが多く機会が多い。
Posted by ブクログ
まさに私だ...と思わせる本。
具体的な状況・対策などが描かれている。
是非、多くの人に読んでもらいたいと思う。
特に自分や身近な人がHSPの場合には...。
Posted by ブクログ
自分はHSPの傾向があるな~と気づき、初めて手に取った本。
読み進めていくと頷くことが多く、「やっぱりHSP傾向」と確認が取れましたし、そういう特性なんだと納得ができました。
具体的な対策が書かれている第4章、困る状況例とその対処法が書かれている第5章はこれからの参考になりました。
すでに行っていることに関しては「これでいいんだ」と思えましたし、新たに取り入れていきたいこともありました。
対策をしながら、特性を生かしていきたい。
Posted by ブクログ
もし、自身が敏感すぎるタイプであれば、修正できる部分や対処法があるため、少しでも生きづらさが少なくなるといいなと思いました。
他人や自分、環境を責めていても何も始まらないですもんね。
Posted by ブクログ
汗をかいて追い詰められている表紙のイラストが正に私で手に取った。
自律神経失調症?鬱?発達障害?ときて、次はHSPですかー、自分探しがお好きですねー、病気じゃなくてやる気がなくてダメなだけなんじゃないですかー、という自分の心の反応は無視して(無視すると決めて そもそも自分のことを知りたがって何が悪い、問題を解決しようとする向上心の露わとも言える、と反論する)、まぁこんな気質かもしれんなぁと鷹揚に構えてみよう。
・いやな過去のことでも思い出すと快感をつかさどる側坐核が反応し楽しくなってしまうから、即座にやめよう
・面と向かって断れないことは、ちょっと考えさせてくださいという
・自責に自分で真逆の考えを持ってみる
・課題の分離をする
・友達が少なくても、それは自分の考えを深める時間(ほんまかい、と思ったけど、岡本太郎さんも、孤独で自分で自分を見つめる時間が自己を高めるというようなメッセージがあった)
・右手で左手をさすりオキシントンを出す(オキシントンとか言われるとうへーってなっちゃうんだけど、新井素子さんの「右手さん左手さんを守ってね。左手さん右手さんを守ってね」なら取り入れられる)