迫稔雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近流行している『創作ゲーム漫画』のトップランナー。
この作品の特徴として、あらゆる局面で『表のルールと真のルール』が設定されます。
表面上、勝負の題材になっている創作ギャンブルは、
舞台上の書き割りにすぎません。嘘喰いが勝利を収めた瞬間、
ステージは暗転し、真のルールが出現します。
そこは、勝負の結果を反故にするための暴力が、
胴元によって躊躇なく行使される血染めのコロシアムです。
(もちろん、最初の舞台を成立させているのも、胴元の暴力に拠るものです)
この逆境を、さらに圧倒的な知略と暴力で切り抜けていくのが大きな見所です。
しかし、化けるのは3巻あたりから。この時点ではつまらない銀と金な