藤巻健史のレビュー一覧
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久しぶりに藤巻氏の著書を読んだ。以前はよく手にしていたが、副島隆彦氏がいつもこき下ろしていたのでいつの間にか遠のいてしまった。相変わらずわかりやすい。 書かれているのは緩やかな円安がこの国の回復にはいいということ。近々投資家が日本国債を買わなくなり大暴落し、金利は大幅上昇。900兆以上も抱えた借金をガチャガチャポンにするため、政府はハイパーインフレを起こすことになる。円は大暴落し、円安となるが、これを機会に多くの日本企業は競争力を取り戻す。 そこから日本の復活が始まる。個人は、円安に備えて外貨預金ににげ、金利上昇に備えてローンは変動から固定に変えておく。何度も何度も同じことが繰り返しかかれてい
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Posted by ブクログ
ネタバレこのあたりで業務上の必要もあり立て続けに日本経済情勢の本を読み漁る。いくつか読んで整理できたが、この本は日本経済ヤバい派だ。
著者は藤巻健史。弟さんのほうだよね。一橋⇒三井信託⇒MBA⇒モルガンで独立。
感想。わかりやすい説明。これからレビューを書いていくが、他社が説明しきれない国債暴落の部分を「バブル」と説明するところ、なぜだかこの説明が一番しっくりきたな。ただそれを読んでも私は日本経済大丈夫派だな。
日本厳しいぞの話は他のものとそんなに変わりない。連載がのっている雑誌の記事を使って振り返るスタイル等で読みやすく感じる。
<備忘録>
・現在の日本国債の人気はバブルだという主張。銀行の余剰資金 -
Posted by ブクログ
もともとは大学生に向けた講義をまとめたものとの事。丁寧にそして具体的に解説はしてあるが、それでもかなり複雑な手順を踏んでいるディーリングを理解できる大学生は凄いと思う。
ディーリングの実際の解説よりも、モルガンと邦銀の違いが随所に書かれていて、そちらの方が面白かった。
ただしこの本が書かれたのはかなり前の事なので、今とはだいぶ状況は違うとは思いますが。
自分が片手間に投資を始めて20年近く経つが、この本の中で筆者が説明している投資手法を理解するのは、まだまだ苦労するというか、ついていけない所も多い。もっと勉強しないといけないのかな。
この分野は日進月歩でどんどん新しい理論や手法が登場し -
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四年前に今読まなきゃと思って買った本を今更になって読んでいる。
著者は伝説のディーラーとも称された実業家および政治家。
金融緩和で日銀がお金を打出の小槌にように刷って、政府の発行する国債を購入している状態は異常。日本のハード・ランディング(円暴落・ハイパーインフレ)は不可避。防衛策としてドルを買うべきだという論。
四年後の今、ハード・ランディングは起きていないが、予測が出来ない先行きは不安である。なんだかんだ言ってドルは強そうにみえるし、著者の意見に個人的には同意する。
海外にも資産を分散しようかと思ったら、日本から海外送金を行うハードルが高くなっているのを知る。10年前はホイホイと出来たのに -
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日本の財政
・税収50兆円、支出100兆円、累積赤字1000兆円。日本の財政は確実に破綻する。
円安
日本円は実力以上に高い。円安になれば日本の国際競争力は回復し、景気が良くなる。マイナス金利はなぜ良いのか?ドル預金をすれば金利をもらえる一方、円預金をすれば金利を払わなければならないなら、預金者はドル預金に殺到する。となれば、円安ドル高になる。
資産を守るためには?
・米ドルMMFが良い。本が書かれた時は利益に非課税だったが、今は課税なので、魅力が少し落ちているが。外貨預金を日本の銀行を通して行うと、その日本の銀行が潰れたときに影響を受けるが、MMFは米国の運用している会社が潰れるわけでは