藤巻健史のレビュー一覧
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四年前に今読まなきゃと思って買った本を今更になって読んでいる。
著者は伝説のディーラーとも称された実業家および政治家。
金融緩和で日銀がお金を打出の小槌にように刷って、政府の発行する国債を購入している状態は異常。日本のハード・ランディング(円暴落・ハイパーインフレ)は不可避。防衛策としてドルを買うべきだという論。
四年後の今、ハード・ランディングは起きていないが、予測が出来ない先行きは不安である。なんだかんだ言ってドルは強そうにみえるし、著者の意見に個人的には同意する。
海外にも資産を分散しようかと思ったら、日本から海外送金を行うハードルが高くなっているのを知る。10年前はホイホイと出来たのに今は凄く難しい。 -
Posted by ブクログ
日本の財政
・税収50兆円、支出100兆円、累積赤字1000兆円。日本の財政は確実に破綻する。
円安
日本円は実力以上に高い。円安になれば日本の国際競争力は回復し、景気が良くなる。マイナス金利はなぜ良いのか?ドル預金をすれば金利をもらえる一方、円預金をすれば金利を払わなければならないなら、預金者はドル預金に殺到する。となれば、円安ドル高になる。
資産を守るためには?
・米ドルMMFが良い。本が書かれた時は利益に非課税だったが、今は課税なので、魅力が少し落ちているが。外貨預金を日本の銀行を通して行うと、その日本の銀行が潰れたときに影響を受けるが、MMFは米国の運用している会社が潰れるわけではないので、影響を受けない。
・海外に資産を移す必要はない。日本のメガバンクも、国債の購入を減らしており改善されている。 -
Posted by ブクログ
異次元緩和に「出口」なし! 日銀危機に備えよ
2017/8/19 著:藤巻 健史
安倍政権と日銀が行った異次元の質的・量的金融緩和(異次元緩和)によって、今の日本経済は極めて危険な状態にある。見えないところでマグマはどんどん大きくなっており、暴力的な噴火、すなわちハイパーインフレと円の大暴落が起きるのは時間の問題。そして残された時間はどんどん少なくなってきている。
本書の構成は以下の6章から成る。
①異次元の危機的状況にある日本経済。ハードランディングはもはや不可避だ
②異次元緩和に「出口」なし。いよいよ日銀倒産の危機到来
③シムズ理論、統合政府論 世にはびこる楽観論を斬る
④「Xデー」に備えて、今こそ絶対にドルを買え
⑤遅きに失した「円安政策」と「マイナス金利政策」
⑥それでも日本経済は大復活できる
未来はだれにもわからない。
しかし、本書で著者が説く「日本」の状況は恐ろしい。それも一つの事実でもある。そうならないために自分たちができることも少ない。かと言って指をくわえてみているだけというのもはがゆい。
有事に備える。最低限にすべきことなのかもしれない。起こらない。大丈夫と決めつけるだけではなく、可能性の一つとして受け入れればいざそうなったときの動きも変わる。
知識の少ない自分でも読みやすい内容である本書。
ウルトラCが期待できない現状。コツコツ努力するというのも現状では焼け石に水。他人事ではほっとけない「日本」の問題。誰しもがもう一度知っておくべきことが本書にはある。 -
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なかなかタメになる著書でした…2012年刊行ですので少々古いですけれども、今現在、どちらかと言えば円安の流れになっていますので、著者の予想は当たっていると言えそうですよ…!
ヽ(・ω・)/ズコー
何より日本を「社会主義的国家」とするところが新鮮でしたねぇ…。日本は資本主義とか言いながら、景気が危なかったら政府がテコ入れをして手助けしたりするんだそうな…アメリカとかじゃ考えられないようなことが行われているんですね!
ヽ(・ω・)/ズコー
失われた20年とか言われますけれども、著者にしてみたらこれも円高が原因なんだそうな…20年間もずっと円高というのはおかしな流れだそうで、この先一気に円安になり、株価とかも大暴落するんだそうな…みたいな予想を立てられておられましたが、果たしてどうなることやら…。
まあ、為替だの金利だの聞いたことはあるけれども、詳しくは知らないワードについて色々とお勉強さしてもらった本でしたね。おしまい…。
ヽ(・ω・)/ズコー -
Posted by ブクログ
日本の財政状況が危機的状況にあるのは周知のことではありますが、それをより詳しく説明してくれています。そしていずれは財政破綻かハイパーインフレのいずれかになるということ(可能性としてはハイパーインフレの方が高いとのこと)、それに備えて保険として外貨(米ドル)での資産を持ちなさいということです。いわゆる資産運用として外貨で運用するという提案であるというのではなく、保険でというのがいかにも藤巻氏らしいです。これを読んでるとやはり自分も外貨資産の比率を増やさなくてはという気になります。
一方日本に貧乏はいないということを年収をその根拠として議論を進めていますが、その国の物価が違ったら同じ収入でも全然違うのではないかという気がし、ここはちょっと違和感を感じるところです。この部分についてはお金持ちの方の発想だなー印象が拭えません。 -
Posted by ブクログ
円安論者の藤巻氏と宿輪氏の対決ではなく根底は共通しているように見える。
アベノミクスについては例えば大胆な金融緩和の資産インフレ効果は認めながらも、それで景気が良くなるとは思っていない。藤巻氏の場合インフレターゲットがCPIを見てることには明らかに反対で資産インフレなら理解できると。
確かに同じインフレとは言え株や不動産が上がるのは持ってる人がお金持ちになる話だが、CPIの上昇は後からちゃんと給与が上がらないとお金がなくなるから当然ではある。むしろ一番大事なのは成長戦略と言う点で一致し方法としては規制緩和を含めた構造改革しかない。宿輪氏は資産インフレ効果で景気が上向くとむしろ気が緩んで先延ばし路線に戻るんではないかと心配している。
円安論の藤巻氏だが本人も手遅れと言っていて、なかばハイパーインフレを覚悟しそこから立ち上がった方がいいのではないかと。しかし、議員になってしまった以上そうはいかないだろうから円安政策を出してくれるのを待ちましょうか。ドル建て国債の発行などはまずはやってみりゃ良いんじゃないか。
宿輪氏は適正な為替レートはどうせ計算できないので、これからどちらに向かうかの方が重要だと言う話。二人とも為替政策が重要と言うのは一致。
円安のメリットは何も輸出だけではなく輸入品に対し国産品が競争力を持つ話なのでサプライサイドは基本歓迎だ。ガソリンや電気の値上げは避けられないが雇用が増えればまあ許容範囲では。
まあインフレになると思った時に簡単にドルに投資できる仕組みがあれば円安圧力になるのでその仕組みを作るのが藤巻さんの仕事ですかね。しかし構造改革はどうだろうか。本来の郵政民営化はゆうちょ→国債購入→財政投融資の流れを切るためだったのがもはやそんな話はどっかに行ってるしなあ。TPP次第で本気度がわかるのかも。TPPに加入しなくても高齢化と人手不足でいずれ一次産業は構造改革しないともたない。それでも先延ばしをするかも知れないけど。 -
Posted by ブクログ
多分、テレビで著者を見て読んでみたいと思った本。約八ヶ月待ち。
衝撃的な一冊でした。
日本は破綻寸前である、と。
分かっているつもりでも、ユーロ危機のニュースを見て、まだ他人事のように感じるけれど、日本は本当はそれどころではない現実を突きつけてくれます。
日本という国は、社会主義国家であり、本当に貧しい人も少ないし、本当の金持ちもいない。
そもそも、「貧困層」という定義も、日本国内の所得中央値から割り出す基準と、グローバルスタンダードの基準では違うので、どちらの物差しを使うかで、貧困層である人が貧困層でない人になることが多い、と。
富者も貧者も、世界的視点にたつと、確かに、貧しいとか富んでいるのケタが違う。
言葉の定義には、もっと気をつけたい。