華藤えれなのレビュー一覧

  • 愛のマタドール

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    ディア+では珍しいのでは?と思って買いました。
    ところどころ読みにくいところもあったけど、なんちゃって感がなく、しっかり丁寧に書かれている印象を受けました。推敲をしっかりやってるのが伝わる!
    うーん難を言えば後半の、攻や受がトラウマを乗り越えていくところ?あと何だろう、見せ場が多いんだけど、その所為で気が散って少し盛り上がりに欠ける? 読んでて高揚感がいまひとつなのは詰め込み過ぎたから??
    でも、またこの作家さんの作品を読んでみたいです(^_^) きっと、まだまだ引き出しに隠しているはず!

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    2012年11月11日
  • 破滅の恋-Meu Amor-【特別版】

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    えれなさんのラテン系マフィアモノ大好き!始まりは憎しみだが、ファドを歌う事を通して恋情に変化していく叶多の心。勝気な猫系受の叶多がレイナルドを救うため自ら堕ちていく一途さが切ない。想いをつたえないまま悪い方へとどんどん転がり落ちていく展開にハラハラすると共に胸が痛くなった。本編後のSSではレイナルドに爆笑してたら終盤で涙。さらにペーパーでも涙。小冊子は甘くて癒された!でも最後の緒田さんのイラストで吹いた(笑)俺様がヘタレるの大好物なのでレイナルドの残念っぷりが美味しい!暑苦しい攻め、いいじゃないか!
    そういえば、本→ペーパー→小冊子の順に読んだけど、ペーパーでちょっと胸を抉られて、すぐには小冊

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    2012年04月16日
  • 黒衣の皇子に囚われて

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    恋心の芽生えを感じさせる序盤がクーデターにより打って変わってハードな展開になっていくという物語の明暗の変化に心を掴まれた。白皇子から黒皇子への変貌も見事。サディクは何度も志弦を逃がそうとしているようにも思えるのだけど、それがことごとく彼自身の言動で打ち消されていくから真意が測れずやきもき。愛憎の間で揺れ動く志弦が黒の中の白を信じきれたのは彼の強さ。対照的だったのがイスハーク。サディクと固い絆で結ばれていたはずの彼が憎しみに振り切れてしまった要因の一つに志弦の存在もあったのかな。いわゆる嫉妬?←下世話な想像w
    読み手もサディクにかなり翻弄されるお話だけど、読み終えてみれば。調教だのなんだのといろ

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    2012年02月13日
  • フリージング アイ

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    ネタバレ

    ドラマCDがよかったので続編が収録されている原作に手を出してみました。

    CDでは曖昧だった部分がわかり、おもしろかったです。
    攻めのオヤジギャクにツッコミを入れる受け、そんなやり取りはCDの方がテンポがよくて笑えるかも(脚本は作者さんなんですね。上手いなあ)。

    主人公である受けのツンツンクールビューティが陥落するのはなんともいえずむふふとなりますな。包容力のあるオトナな攻めのキャラも好き。

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    2012年02月11日
  • 黒衣の皇子に囚われて

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    その美貌により醜聞の為、ヴァイオリンのソリストの夢を諦めて王位継承権を剥奪された囚われの皇子サディクのピアノ教師としてアラブのファラージュ王国へ赴いた志弦。
    演奏会の後に只一度優しい言葉をかけてくれたサディクに好意を持っていたのだが、クーデターにより王の座に就いたイスハークに忠誠の印に後宮に差し出すつもりだと言われてしまい。
    一ヶ月後の式典の時に満足させられる様に躾けられていく志弦。
    アラブの王位継承も絡んだドラマティックなお話でした☆
    イスハークのサディクに対する執着は強い愛ではないのでしょうか〜♫

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    2012年01月28日
  • 破滅の恋-Meu Amor-【特別版】

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    数日の予定で立ち寄ったポルトガル、リスボンで運命の男に出会ってしまった叶多。
    なかば強姦の様に抱かれ、父親のせいで帰国も侭ならない事態になって
    叶多は自分にファドの呪いを掛け、強姦したマフィア幹部レイナルドへの復讐を秘めながらファドの歌手としてリスボンで暮らしていた。
    一年後、レイノルドに再会した叶多はレイノルドの庇護を受け歌手になる為日々練習に励むのだが。
    マフィア幹部と東洋人の歌手の間の距離感とヨーロッパでも貧しい国ポルトガルの哀しさが相俟って切ない恋のお話でした♡
    ファド、聞いてみたくなりました♫〜

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    2011年12月16日
  • うたかたの愛は、海の彼方へ

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    元従者×海軍の勇将(伯爵家)

    ベネツィア貴族の主人公は、秘密裏に招いた敵国オスマントルコの死者と対面して驚く。
    自分と兄弟のように慕った、そして4年前に戦死したはずのかつての従者だった。
    敵国の死者である元従者は、ベネツィアの不手際を盾に「スルタンへの捧げものにする」と身体を要求してくる。

    誤解が憎しみをうみ、またお互いの立場がそれを容易にはとけないようにがんじがらめにして…というまあ、いわゆる「愛憎劇」ですね。
    とはいえ、きれいな街並みの描写や、エロ描写にはもう感服です。
    欲を言えばお兄さんの描写が少ないこと(仕方ないけど)、そして想いが通じてからの描写がもうちょっと欲しかった!!
    ペー

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    2011年11月02日
  • スレイヴァーズ ディア

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    ネタバレ

     社長令息であった柊一は、父の死後、使用人の冴木に会社を奪われた上、隷属することを強要されていた。身体を虐げられる日々に憎しみを募らせた柊一だったが、周囲の悪辣な罠から幾度も救われ、次第に冴木との関係を見直そうとしていく。
     そして、冴木と対等になりたいと願う柊一は懸命に仕事に励むが、父の一周忌に渡された遺書がきっかけで、冴木と離れた方がいいのでは……と、柊一は考えはじめる。
     そして、まずその一歩として、社内のパリ研修に志願するが――。

     ようやく冴木と柊一との距離が縮まり始めたのに、あろうことか、今度は東京とパリという、物理的な距離が出来てしまった……
     おまけに、二人の関係も解消で、連

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    2011年10月14日
  • ゼロの獣

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    変態ドS鑑識×鬼畜刑事、すごく好みのカップル!!
    口が悪い、素直じゃない、獣な受って良いねぇ。笑
    恋愛と事件の配分や流れも自然でバランスが良く、テンポよく読めた。
    この二人のやりとりは読んでいて微笑ましい。(特にカバー下のSS!)

    次はぜひ、受(朝海)のお兄さんに幸せになってほしいです。

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    2011年09月01日
  • ゼロの獣

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    結構時間をかけて読みました。読み応えのある作品。捜査一課の鬼といわれている朝見は親友だった同僚を事件で亡くしていて、彼への想いを胸に仕事に没頭していたがそんな時、天才的な鑑識、飛高が現れる。彼は友達にそっくりなばかりか、ある事で脅されて身体を許してしまう。
    俺様で目つきも悪い朝見の方が受けだったので面白かった。
    家族とも折り合いが悪く、失った親友への想いを抱えている朝見は愛に飢えていたのでしょう。不器用な彼が最後に飛高に大好きだった祖母とよく行った公園でご馳走しようとしたカフェのお汁粉屋が閉まっていて、雪が舞う中「ああ、元気でな。」と別れを告げた後のシーンが切なくてたまりませんでした。
    こうい

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    2011年06月12日
  • ゼロの獣

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    獣×獣というか攻×攻というか個人的ツボにハマるカプでした。攻めが年下で敬語、受けが凶暴ってのもポイントで♪警察が舞台のお話も、一連の事件を追う過程で、警察内部の闇や刑事・朝海の親友の死の真相へと繋がっていくサスペンスな展開で面白かった。クールな攻めに見える飛高の執着が美味しいと思っていたら、意外な本質が見えてきてさらに美味しく!カバー下SSでその本質が全開モードでニヨニヨ。ただ、ヤンデレといった印象はなかったですが(笑)終盤、朝海の兄も魅力的だったので、彼のスピンオフが読みたい!

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    2011年05月04日
  • フィルム・ノワールの恋に似て

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    華籐さんらしい異国情緒溢れるお話で、マカオに行ったことないのに混沌とした匂いみたいなものを感じました。上品さの裏に獰猛さを隠し持つ攻めの歪な執着と、それにより変化する孤高の野良猫受けの心情がツボでした。「映画ごっこ」は中だるみ感を覚えましたが、終盤、矢倉の愛の対象が春瀬なのか春瀬の才能なのか読めないあたりは残酷さも感じさせラストまで一気に引っ張られました。そして喰うか食われるか的なH描写に滾ってしまった。男同士でしかできない行為の描写が「これぞBL!」で素敵でした♪

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    2010年12月14日
  • シナプスの柩 (上) 【イラスト付き】

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    医療モノには昔から名作が多いけど、その一つ。CDからだったんですが、好きになってからは繰り返し繰り返し聴き、繰り返し繰り返し読んでます。静かで少し悲しくて凄くいい。

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    2010年10月23日
  • フリージング アイ

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    久しぶりに引っ張り出して読んでみました。若宮の寒いギャグ、そういえばこんなオヤジだったわと記憶がよみがえりました。これを読んだ当時にはオヤジ萌えがさほど強くなかったから早瀬に惹かれたけど、今の自分のツボだと若宮もイイ!

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    2010年10月13日
  • シナプスの柩 (下) 【イラスト付き】

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    もう少し掘り下げて知りたい部分もあったけど、水斗と樋口のお話として、とても満足できました。柩が開き、過去と現在の記憶が重なっていく描写が印象的で好きです。本編の雑誌掲載時の読者の希望に応えた書き下ろしもよかったです。樋口に庇護される暖かな幸せをもう少しだけと願って、子供の振りをする桐嶋の心情にいじらしさを感じたり。キタキツネのぬいぐるみとか微笑ましいのに切なくて…。そして、この二人らしい愛のカタチを育んでいるのがわかるエンドになっていてとても良かった!これから同人誌読みます。

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    2010年10月11日
  • シナプスの柩 (上) 【イラスト付き】

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    美しくも昏い深淵を覗いているような感覚で、華籐えれなの世界…といった印象を強く感じました。幼児退行してしまった受けを献身的に庇護する攻めが、ともすれば受けのメンタル世界に引き込まれそうになる危うさが、そうなってしまう感情を理解できるだけに切なかったり。上巻の本編ラストがとても気になるところで終わってるのでこのまま下巻も一気に読んだ方がいいのでしょうね。ドラマCDはサイバーフェイズなのですか!春のコミコミの在庫処分で買っておけばよかったと後悔…。

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    2010年10月09日
  • うたかたの愛は、海の彼方へ

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    カプの愛憎がじっくりと掘り下げられていて読み応えがありました。当初は、受けに酷い仕打ちをする攻めの姿に、どこかに伏線はないのかと救いを求めてましたが、一切なかったですね。見事なほど。そこまでの憎しみを受け、それでも自分は愛のために生きようとする受けが潔かったです。華籐さんの美しい文章と高階さんの美麗イラストがベストマッチングで作品の世界をさらに盛り上げてくれてます。綺麗な顔して策士な兄もなかなか面白そうな人物なので、彼で続編希望。そこにカプのその後もあれば!

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    2010年08月09日
  • シナプスの柩 (下) 【イラスト付き】

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    初出 
    シナプスの柩 下――2002年 小説エクリプス2月号(桜桃書房)掲載 
    幸福の領域――書き下ろし

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    2010年07月30日
  • 欲望と純潔のオマージュ

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    受け身体的に痛い〜。早く病院イケ!!と何度も考えていたw 攻めにもイラッとすること何度かww
    好みで泣ける所もあったんだけども…。彫刻がツボだったりストーリーも読み応えあったのに、グラグラきそうなシーンを過去形でサラっと流していたり、受けママの壮絶さとか細かい描写がもっと欲しかったり、何かと惜しい〜!と余計に思ってしまった…。

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    2010年08月05日
  • 執愛の契り【イラスト入り】

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    華籐さんのしっとりとした文章による情景描写が美しい。内容をBL的に説明すると、俺様攻めが誤解して強がり受を苛めちゃうけど、真相を知ってどんどんヘタレていく話。あれ?ちょっと違う?

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    2010年07月07日