井波律子のレビュー一覧

  • 完訳 論語

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    ・悠揚迫らぬ大いなる秀才の顔回、対照的に才気煥発、機敏な秀才の子貢、直情径行の快男児の子路、の三人は、孔子がとりわけ深く信頼した高弟である
    ・子曰、巧言令色、鮮矣仁。
    ・子曰く、人の己を知らざるを患えず、人を知らざるを患うる也。
    ・子曰く、其の鬼に非ずして之れを祭るは、諂い也。義を見て為さざるは、勇無き也。
    ・子曰く、之れを知る者は之れを好む者に如かず、之を好む者は之を楽しむ者に如かず。
    ・子曰く、其の位に在らざれば、其の政を謀らず。
    ・子曰く、過ぎたるは猶お及ばざるがごとし。
    ・吾が党に躬を直くする者有り。其の父、羊を攘む。而して子は之れを証す。孔子曰く、吾が党の直き者は、是れに異なる。父は

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    2018年11月04日
  • 完訳 論語

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    今更ながら初めての論語. 現代語訳が堅苦しくなくて読みやすいし、諸説が簡単にまとめてあって内容は充実している. 個々人のパーソナリティに踏み込んでいるのは良し悪しあるかもしれないけど、人物評が分かると頭には入りやすい. ちょっと孔子の思想を称揚しすぎな感もあるけど、それはそんなものなのかな.

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    2018年04月04日
  • 論語入門

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    いい年して論語も知らないのでは、と思い、とりあえず入門書を読んでみた。

    はじめは原文をなんとか訓読しようと頑張ったが、結局歯が立たず、途中から訓読を最初から読んだ。
    今から、二千年前の思想とは思えぬ生き生きした言葉に数多く出会い、今度は通読に挑戦したい。

    また、孔子のイメージも堅苦しいおっさんだと勝手に思っていたが大間違いで、それを知っただけでも、本書を読んで良かった。

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    2015年06月22日
  • 故事成句でたどる楽しい中国史

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    「故事成句」で、中国史をざっと学ぶ事ができる素晴らしい一冊だ。「鹿を以て馬となす」というのが印象深かった。「白眼視」というのも故事成句だ。竹林の七賢の某が、つまらない人物に対しては白目を見せて接したのが始まりらしい。

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    2014年10月02日
  • 故事成句でたどる楽しい中国史

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    ネタバレ

    中国史がなんとなく、頭に入ってきたかな?という読後感を得た。
    ああ、あの有名な故事成語は、この時の話だったのね、と、記憶が整理統合されていく感じ、というと大袈裟かな?
    歴史おんちが、歴史にとっかかるには、好適の一冊。

    漢代までではじめから3章までが費やされる。
    ページ数で見れば、半分以上が伝説時代から漢代までということになる。
    ふと、先日読んだ宮城谷昌光が紹介していた、司馬遼太郎の言葉(中国史は逆ピラミッド)を思い出した。

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    2012年06月27日
  • 三国志曼荼羅

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    諸葛家と荀家の項目に惹かれて購入
    「孫堅贔屓の裴松之」に吹いた
    独特の言い回しが大変面白くて大好きです

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    2010年04月03日
  • 三国志曼荼羅

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    全部精読してはいないんだけど、あらかた読んだかなーと思うので…

    三国志に関するエッセイ集とでも言えばいいのかな。演義の話も正史の話もちゃんと書かれてて、バランスがいいです。
    誰かを特別に持ち上げたりけなしたりしないで、いろんな面からものごとを見ようとされている気がしました。
    ずっと手元に置いて、思い出したときに読み返したくなる本です。

    読んでて思ったのは、あんまり偏った主張をされないなってことです。
    「偏った」というのは、「○○(個人でも団体でも)が一番っ!」みたいな思いが前面に出てるということ。

    多分、井波さんはそれほど三国志に傾倒してはいなくって、適度な距離を持って三国志を見ておられ

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    2009年10月07日
  • 故事成句でたどる楽しい中国史

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    楽しくありません。笑 なぜなら、課題で無理やり読んだから。でもまぁ、中国史の良い勉強にはなったかな。故事成句の由来も知れたし。あ、意外とよかったのかも知れない。

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    2009年10月04日
  • 裏切り者の中国史

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    ネタバレ

    母国の君主に父兄を殺され、敵国の呉に奔った伍子胥。品行方正を装い、世論を操作して王朝を簒奪した王莽。三代かけて魏を滅亡させた司馬懿。英雄・岳飛を処刑したため、中国史上最も忌み嫌われた秦檜。 中国史はちょっと苦手。名前が覚えられないから…。 しかし色々魅力的な人たちが多いな〜。 この本は春秋時代から明末期、清初期まで時代順に進んでくれて分かりやすい。 とても良かった。

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    2025年11月24日
  • 水滸伝 (二)

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    『水滸伝 一』から引き続き読みました。
    登場人物も増え、力をつけた好漢達の活躍は全巻よりもダイナミックです。

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    2025年10月08日
  • 『三国志』を読む

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    陳寿の描く正史「三国志」の原文と書き下し文に解説が付いて、英雄たちの姿を読みます。「正史、三国志と陳寿の伝記」「魏書」「蜀書」「呉書」の順で授業のように進みます。原文が出る度に貴重な資料を読める喜びはありますが、私には難しく解説を読むことになります。陳寿の人となりが知れたり、複雑な性格をもつ英雄曹操が、個人の名をもって詩をつくった中国最初の詩人で詩の紹介もあるなど、興味深い話もありました。三国志は読み始めなので、順を追って色々な小説を読んでいきたいです。

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    2025年08月15日
  • 『三国志』を読む

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    正史「三国志」の解説書。原文、書き下しに解説を付け加える。4章立てで、全体と陳寿の紹介、魏、蜀、呉の順である。正史の本文だけでなく裴松之の注について随時参照する。分量的に半半程度か。こちらはかなり色々なことに触れている。この注によって正史自体が面白くなっていると言えるのだろう。ただ全く新しく知る話という訳ではない。
    なお帯などから、「三国志演義」についても同じように解説するのかと思えばそうではない。ほとんど触れられない。この長さでそこまでは無理であろう。
    付録の他の三国志関連の解説・随筆に対する著者による紹介が力が入っている。思わず注文。

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    2025年08月01日
  • 『三国志』を読む

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    前回読んだ同著者の岩波新書の『三国志演義』も読みやすかったが、この本も正史『三国志』と『三国志演義』を比較しながら要点を分かりやすくまとめられていた。清流派という言葉を知らなかったので、荀彧のイメージもまた変わった。原文・読み下し・解説文と原著に少し触れられること、元が講義ということもあって三国志入門にぴったりな本だった。

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    2025年05月23日
  • 中国奇想小説集

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    中国古典の奇想小説を集めた短編集。古い時代の作品のほうがよりプリミティブで神話そのものに近く、ぶっ飛んでいて面白かった。

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    2025年05月07日
  • 水滸縦横談

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    ネタバレ

    水滸伝について、登場人物の視点だったり各場面にフォーカスしたりして色んな角度で解説してる本。
    絵や漫画が時々入っていて、また、エピソードが紹介してある後にはそれが第何回に出てくるエピソードなのか書いてあって、より分かりやすく楽しめた。

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    2024年09月08日
  • 水滸伝 (一)

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    歌川国芳の浮世絵の題材になっている作品ですので、ずっと読みたいと思っていました。
    現代日本の価値観とはそぐわない荒々しさがありますが、一話一話を読み終わると不思議な爽快感があります。
    一話ごとの最後は、次回が気になるような予告で締めくくられているのも続きが気になり面白いです。
    第二巻も読みたいと思います。

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    2024年05月12日
  • 裏切り者の中国史

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    ここに挙げられているのが裏切り者の代表ということになるのだろうが、どうにもそういう感じがしない。
    秦檜は、まさに中国でも裏切りの代表者だが、著者すら疑問を記すように、南宋に平和をもたらした人物でもある。
    冒頭の伍子胥は、私は裏切り者とは思わない。父が殺されたのだから国を見限るのは当然。むしろ私としては伍子胥は裏切られた者の代表の感がある。中国でも大きな銅像も建てられ、慕われている。
    では呉三桂が裏切り者の代表?違うなあ。
    しかし中国に、これぞ裏切り者がいない、なんてはずはないのだが。

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    2024年03月06日
  • 酒池肉林 中国の贅沢三昧

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    中国史上の贅沢にまつわる人物を、いくつかのカテゴリーに分別して紹介した伝記集というべきか。初版1990年代ゆえ、殷の紂王や隋の煬帝の捉え方がステレオタイプな辺りに古さを感じる。最後の方の精神的充足を求めた人たちは、贅沢をしていると言われればそうなるのかもしれないが、本のタイトルに合致するかと言われると、ちょっと違うような気もする。

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    2021年11月27日
  • 論語入門

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    論語に興味があったので手に取りました。

    孔子という人の真面目なんだけれどユーモアがあって、人生を楽しもうとする姿勢がとても素敵だと思いました。

    弟子を大切に思う気持ちも、とても暖かい。

    作者の孔子への愛が感じられる本でした。

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    2020年12月27日
  • 酒池肉林 中国の贅沢三昧

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    中国歴代贅沢史。散財の仕方が豪快この上ない。最終章の精神の蕩尽は、要らないと思う。蘇東坡のエピソードは面白いけど。

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    2020年09月15日