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Posted by ブクログ
地元の本屋の岩波フェアで購入。自宅に戻り、本棚を見ると著者の「論語入門」も既読だった。
私事ながら中学の頃、週一で校長の指導で論語を読むクラブに参加していた。白川静「孔子伝」、宮城谷昌光「孔丘」も読んでいる。ある程度知識はあるつもり。
論語全部を読み通したのは初めて。全体的に寸鉄人を刺すような短い言葉が多い。多くが孔子と弟子たちとのやり取り。孔子の言葉が聴きたくて、弟子たちが集ってくるような印象。
第一弟子の子路は勇敢で先生第一の律義者、琴が下手で孔子に貶されると後輩たちに見下されて、孔子がフォローしている。後年、孔子が出仕しようとするところを子路が何であんな奴の処にと、抑える処もある。孔子自体に矛盾した時もある。
眼から鼻に抜け孔子と丁々発止とやり取りをする子貢。茫洋としているが、孔子や子貢から目される顔回、孔子にぶしつけな質問をする若い子張。
孔子は理想主義者だが、大らかでユーモアがあり、弟子に合わせた言葉を与えている。
孔子のクーデター失敗の後、永い放浪時代を過ごす。やはり狂接与のエピソードが印象強い。若い頃読んだ邱永漢さんのエッセイに。鵬よ鵬よ、という接与の歌は孔子の理想主義への批判とあった。鳳凰は純血、龍は鹿の角、蛇の皮など色々のトーテムを寄せ集めたものと。純血主義は怖い。孔子は周の政治を理想とし、周辺の部族を見下している部分が確かにある。
終盤の「子張」は弟子たちの言葉。子張、子夏、子游、曾子たちから成る。孔子のおおらかさが無く、こうして儒教が堅苦しい学問になっていったんだなと残念な気持ちを覚えた。
Posted by ブクログ
・悠揚迫らぬ大いなる秀才の顔回、対照的に才気煥発、機敏な秀才の子貢、直情径行の快男児の子路、の三人は、孔子がとりわけ深く信頼した高弟である
・子曰、巧言令色、鮮矣仁。
・子曰く、人の己を知らざるを患えず、人を知らざるを患うる也。
・子曰く、其の鬼に非ずして之れを祭るは、諂い也。義を見て為さざるは、勇無き也。
・子曰く、之れを知る者は之れを好む者に如かず、之を好む者は之を楽しむ者に如かず。
・子曰く、其の位に在らざれば、其の政を謀らず。
・子曰く、過ぎたるは猶お及ばざるがごとし。
・吾が党に躬を直くする者有り。其の父、羊を攘む。而して子は之れを証す。孔子曰く、吾が党の直き者は、是れに異なる。父は子の為に隠し、子は父の為に隠す。直きこと其の中に在り。
・子曰く、中行を得て之れを与にせずんば、必ずや狂狷か。狂者は進み取る。狷者は為さざる所有る也。
・子曰く、君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず。
・子曰く、上 礼を好めば、則ち民 使い易き也。
・子曰く、過って改めざる、是れを過ちと謂う。
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