ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
7pt
日中両国でいまも書きつがれ,読みつがれている“三国志”の物語.その原点である正史『三国志』をひもとき,曹操,劉備,孫権らそれぞれの伝記の史実のなかに,英雄たちの真の姿を読む.『三国志』と『三国志演義』の両方を訳した第一人者が,平明な語り口で歴史の醍醐味と物語のおもしろさを存分に語る.解説=井波陵一
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
第1回では三国時代の概要と、正史三国志の著者陳寿についてが述べられている。陳寿と、後に注をつける裴松之の対照的な人生が印象的。 第2回では曹操の人物像にフォーカスして、魏の歴史が書かれている。悪玉として描かれることの多い曹操だが、その知略や大胆さはやはりカリスマ性がある傑出した人物。 第3回では、劉...続きを読む備と諸葛亮を中心とした蜀の歴史が扱われている。人望のある劉備と諸葛亮との出会い。特に、荊州と益州の獲得など三国志の中でも重要な局面を詳しく説明している。戦略などをかなぐり捨て、義弟関羽の弔い合戦に臨む劉備の人間くささがいい。 第4回では、孫権と彼を支えた重臣たちがクローズアップされている。若き主君を支える古参勢力、という構図が呉の特徴。周瑜、魯粛、呂蒙、陸遜と続く優秀な軍事責任者の存在も魅力的。一度は共闘した孫権と劉備が対立を深めるところに、乱世の世知辛さを感じる。その間を奔走した魯粛の存在の大きさは計り知れない。 ページ数が限られているので三国の猛将たちを事細かに説明しているわけではないが、荊州をめぐる三国の攻防など、要所が抑えられているのでとても読みやすい。
陳寿の描く正史「三国志」の原文と書き下し文に解説が付いて、英雄たちの姿を読みます。「正史、三国志と陳寿の伝記」「魏書」「蜀書」「呉書」の順で授業のように進みます。原文が出る度に貴重な資料を読める喜びはありますが、私には難しく解説を読むことになります。陳寿の人となりが知れたり、複雑な性格をもつ英雄曹操...続きを読むが、個人の名をもって詩をつくった中国最初の詩人で詩の紹介もあるなど、興味深い話もありました。三国志は読み始めなので、順を追って色々な小説を読んでいきたいです。
正史「三国志」の解説書。原文、書き下しに解説を付け加える。4章立てで、全体と陳寿の紹介、魏、蜀、呉の順である。正史の本文だけでなく裴松之の注について随時参照する。分量的に半半程度か。こちらはかなり色々なことに触れている。この注によって正史自体が面白くなっていると言えるのだろう。ただ全く新しく知る話と...続きを読むいう訳ではない。 なお帯などから、「三国志演義」についても同じように解説するのかと思えばそうではない。ほとんど触れられない。この長さでそこまでは無理であろう。 付録の他の三国志関連の解説・随筆に対する著者による紹介が力が入っている。思わず注文。
前回読んだ同著者の岩波新書の『三国志演義』も読みやすかったが、この本も正史『三国志』と『三国志演義』を比較しながら要点を分かりやすくまとめられていた。清流派という言葉を知らなかったので、荀彧のイメージもまた変わった。原文・読み下し・解説文と原著に少し触れられること、元が講義ということもあって三国志入...続きを読む門にぴったりな本だった。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
『三国志』を読む
新刊情報をお知らせします。
井波律子
フォロー機能について
「岩波現代文庫」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
裏切り者の中国史
完訳 論語
試し読み
故事成句でたどる楽しい中国史
三国志演義 (一)
三国志演義 全四冊合本版
三国志曼荼羅
三国志名言集
史記・三国志英雄列伝 戦いでたどる勇者たちの歴史
「井波律子」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲『三国志』を読む ページトップヘ