【感想・ネタバレ】三国志曼荼羅のレビュー

あらすじ

なぜ諸葛孔明は日本人に愛されるか.三国時代の特質を踏まえ,劉備・曹操・周瑜らの人間像と『三国志演義』の作品世界の特質とをいかに読み解くべきか.『三国志演義』の個人全訳でも著名な著者が,千数百年の歳月に育まれた比類なき物語世界の醍醐味と魅惑的な登場人物について,縦横無尽に描き出した快著.

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Posted by ブクログ

まるで三国志ファンブック。人気の曹操、諸葛亮、五虎将など人物本位に好きなページから読むことができる。各人物のイメージを裏切ることなく「この人って、こうだよね」みたいな共感を誘う。蜀善玉史観および魏悪玉史観が成立するまでの長いプロセスや、日本における演義受容の歴史などの裏話的なものも多数。

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2019年04月11日

Posted by ブクログ

11年前に単行本として発表したものに追加し(宮城谷三国志第二巻に付録としてついていた「三国志の美将たち」など)文庫化したもの。
井波氏らしい切り口で読みやすく面白いです。
三国志本としては名著ですね。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

諸葛家と荀家の項目に惹かれて購入
「孫堅贔屓の裴松之」に吹いた
独特の言い回しが大変面白くて大好きです

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2010年04月03日

Posted by ブクログ

全部精読してはいないんだけど、あらかた読んだかなーと思うので…

三国志に関するエッセイ集とでも言えばいいのかな。演義の話も正史の話もちゃんと書かれてて、バランスがいいです。
誰かを特別に持ち上げたりけなしたりしないで、いろんな面からものごとを見ようとされている気がしました。
ずっと手元に置いて、思い出したときに読み返したくなる本です。

読んでて思ったのは、あんまり偏った主張をされないなってことです。
「偏った」というのは、「○○(個人でも団体でも)が一番っ!」みたいな思いが前面に出てるということ。

多分、井波さんはそれほど三国志に傾倒してはいなくって、適度な距離を持って三国志を見ておられるんだろうと思う。
それって歴史をやる人にとってすごく大切なことじゃないのかなあ、なんて。

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2009年10月07日

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