大久保博のレビュー一覧

  • 完訳 ギリシア・ローマ神話 上

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    神々の名前が難しく一度読んだだけではあまり理解しきれていないが、大体の出来事はゼウス(ユピテル)の浮気とヘーラー(ユーノー)の嫉妬、人間が愚かにも神に挑む、のどちらかが原因じゃないかという気がしてくる。よく知られた話も元はギリシャ神話だったということも多く、知的好奇心が刺激される。

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    2012年10月15日
  • 完訳 ギリシア・ローマ神話 上

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    そんじょそこらの小説など相手にはならぬ得体のしれぬ深さがある。できれば、エーゲ海辺りに住んで、現地を確かめたい。

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    2012年10月08日
  • トウェイン完訳コレクション 不思議な少年44号

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    ネタバレ

    舞台は印刷技術が発明された欧州。教会が独占した知識が複製可能になったとき、印刷工の前に謎の少年が現れ、呪縛を小気味よく撃っていく。ユーモアな作風とそれを支える鋭い批評精神に驚く。完全なる原本が改訂新版で文庫化。

    確かにカート・ヴォネガットらSF作家に多大な影響を与え、時間旅行の言及もあるから、「SF」というジャンルに置かれがちですが、そう簡単なものでもないのじゃないのかなと(加えればSFも読み捨てではないという意味で)。人間とは何かという一つの探究だと思う。

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    2012年08月07日
  • トウェイン完訳コレクション アーサー王宮廷のヤンキー

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    ロラン夫人の「自由よ、汝の名の下でいかに多くの罪が犯されたことか」に対する反論のようなテーマ性を持ちつつも、「モンティ・パイソンのホーリー・グレイル」よりシュールでブラックなギャグが多数散りばめられている。

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    2010年10月05日
  • トウェイン完訳コレクション トム・ソーヤーの冒険

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    「子供の頃読んだ本再読シリーズ」第1弾。
    男の子は必ず読むものだと思っていた本。
    自分の子供たちが口をそろえて「知らない」ということにびっくりしつつ再読。
    「大人になってから読んでつまらなかったらどうしよう…」と恐る恐る読み始めたのですが、杞憂でした。
    やはり男の子には読んで欲しい本です。

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    2010年03月31日
  • 新訳 アーサー王物語

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    今はゲームなどでよく登場するキャラクターの元になった物語です。円卓の騎士それぞれの魅力あるストーリーがいいですね。

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    2009年10月04日
  • トウェイン完訳コレクション トム・ソーヤーの冒険

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    上等の児童文学は、大人になってから読むと2倍3倍おもしろい。
    それにつけても、インジャン・ジョーは怖い。

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    2009年10月07日
  • トウェイン完訳コレクション ハックルベリ・フィンの冒険

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    『翻訳夜話2』で『キャッチャー』のホールデンとハックに共通点があるというような話があったので、読んでみました。ねっとりとどこまでも絡みついてくる現実の中でもがく姿がカッコイイ。これもまた青春小説っちゃあ青春小説。

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    2009年10月04日
  • 完訳 ギリシア・ローマ神話 上

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     ひまわりは、なぜ太陽の方を向いて咲くのか。
    アネモネの花はどうして赤いのか。
    蜘蛛はどうして糸をはいて蜘蛛の巣を作るのか。

     そんな子供のように純粋なこの世界の疑問に、古代の人達が想像力豊かにバックグラウンドストーリーをつけたのが、ギリシャ・ローマ神話なのだろう。
     現代では文明の発展によって、その謎が解き明かされて当たり前になっていることも、何も知らない純朴な視点でみると不思議がたくさん。
    知らないってことは、想像力が膨らむ余地があるってことだ。

     アポローンとダプネーの話とオルペウスとエウリュディケーの話が好き。

     本書は本当にギリシャ・ローマ神話の導入書と言ったもので、広く浅く各逸話を紹介している。著者が前書きで述べているように、教養としてギリシャ・ローマ神話の知識を備えておくのにもってこいだろう。

    巻末の読書案内はいらないから、神々の相関図もしくは、それぞれの神が何章に登場しているかわかる索引を付けて欲しかった。

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    2026年09月29日
  • トウェイン完訳コレクション トム・ソーヤーの冒険

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    自分のは昭和54年18版の角川文庫、斎藤正二訳。古い。紙が変色している。
    「トム・ソーヤの冒険」を最初に読んだのは子どものころ、少年少女向けのものだったと思う。後半にわくわくした記憶があるようなないような… 初めてきちんとした翻訳版を読んだ。
    殺人現場を見てしまったり、宝物(大金)を見つけたりと事件は起こるものの、全体的には当時の少年たちを丁寧に描いた話と感じた。そのせいで読んでいて眠くなることも多かった。
    とは言え、少年たち、というよりガラクタやゴミみたいなモノに夢中になったり、妙な虚栄心があったりするアホなガキどもをよく描けていた。忘れていたけど自分も同じアホなガキだったと思い出した。マーク・トウェインは自分の子供時代の気持ちを忘れてなかったのだろうか。
    ところで、著者前書きに記された年は1876年。日本は明治時代に入ったところ。その当時、日本には少年少女を主軸にした文学なかったのでは? アメリカ文学は進んでいたのか。

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    2026年07月14日
  • トウェイン完訳コレクション 人間とは何か

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    本編も面白いが、訳者あとがきにドキッとさせられた。『反応しない練習』(草薙龍瞬)を思い出しながら読んだ。

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    2023年03月04日
  • トウェイン完訳コレクション トム・ソーヤーの冒険

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    やんちゃで想像力も行動力も豊かな少年たちによる、退屈な日常を面白く過ごしていくお話。登場人物同士の会話(時にくだらないが、それも少年ぽくて良い)、会話の中で揺れる心の描写のコンビネーションが自然に混ざり合い、すんなり入っていくことができたお話でした。
    さてどんな冒険かというと、勿論巨悪を倒すとかではなく、日常を少し離れたとこに見つけた背伸び体験です。っと片付けるには無理があるほど危ないことをやってますね。3度くらい命が危なかったような?これが若さゆえの無謀か、、、こんなことして大丈夫か?そして懲りないんだな!
    それと19世紀アメリカの日常生活が描かれているのも興味深いですね。当時から教会に通ってて、黒人がいて、罰はムチで食らうと。ムチ怖い、、、

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    2021年07月29日
  • 新訳 アーサー王物語

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    ネタバレ

    私にはあちらの騎士道は向いていないようだ…取り敢えずランスロットがもうダメだ(笑)。騎士の中の騎士がわりと序盤で主君の嫁を寝取ってる時点でお前の騎士道って何だよクソかよってなる。
    パーシヴァルとガラハドぐらいだよまだマシなの…トリスタンもちょっと微妙だし。
    そもそもあちらの騎士達は美しい女を中心に裏切ったり裏切られたりし過ぎなんだよ!もっと王に対する忠義は無いのか女より王を取らんかい。

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    2018年01月04日
  • 完訳 ギリシア・ローマ神話 上

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    イリアス、オデュッセイアで聞いたことのある神様の話はすんなり入ってきたが、初見の神様については、1エピソードの中だけでも登場人(神)物が多過ぎて、あまり記憶に残らず。
    ギリシア悲劇など色々読んでから、再読しようかな。

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    2017年08月25日
  • 新訳 アーサー王物語

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    カズオ・イシグロ氏の「忘れられた巨人」を読んで
    アーサー王時代の話が気になていたところ、古本屋で見つけて購入。
    知っているようで意外と知らなかったアーサー王の物語。
    西洋の騎士の文化も知ることができる。

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    2016年03月09日
  • 新訳 アーサー王物語

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    この作品は『完訳 中世騎士道物語――騎士道の時代』より、アーサー王に関する部分を現代的に判り易く編集しなおされた物らしい。だから細かい部分までは載っていないがこれで大まかなストーリーは理解することができた気がする。
    歴史的には実在の人物らしいけれど、数々の歴史化・小説化によって脚色されて来たので、架空の人物としての側面を強く残してしまっている。そして、話の中心となる円卓の騎士などが話の途中で減ったり増えたりしているのが読んでいく中で苦しい部分だった。
    内容はアーサー王の活躍や、ファンタジーとしての側面は少ない。この作品を読んで最も感じるものは騎士道精神の清らかさである。騎士の誓いは正義に背いても行わなければならない。丸腰の相手と決闘するのは恥辱である。ある意味、日本武士よりも尊ぶべき精神を持っていると感じた。
    読み終わった後の正直な感想としては、これだけでは物足りないという思いが強い。この『アーサー王の死』『円卓物語』『聖杯伝説』を統合した物語は起源が千年前にあるだけに数々の逸話がある。これを読んで、ますます興味を唆られたために他の細かい物語も読んでみたくなった。

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    2015年10月04日
  • トウェイン完訳コレクション アーサー王宮廷のヤンキー

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    アーサー王の時代にタイムスリップした”ヤンキー”がまず作ったのが特許制度という設定に興味を持ったので読んでみたが、特許制度についてはほとんど出てこなかった。トムソーヤやハックルベリ・フィンといった、夢あふれる少年小説かと思いきや時代風刺色が強く、真剣に読むと難しい。マーク・トウェインが生まれたのは1835年。篤姫、小松帯刀、坂本龍馬、福澤諭吉、松平容保、土方歳三らと同級生らしい。アーサー王宮廷のヤンキーが出版されたのは1889年。南北戦争が終わって24年、日本では大日本帝国憲法が発布された。日本の特許法が公布されたのは1885年。その時代の小説と考えると、確かに興味深い。

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    2015年09月23日
  • トウェイン完訳コレクション トム・ソーヤーの冒険

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    小学生の時に児童小説版で何度も読んだ思い出がある。
    カードの交換、真夜中の墓場、洞窟探検といった要素に、
    子供心にある種の面白さを感じていた。

    ハックルベリを読むにあたり、
    トム・ソーヤも一度読みなおそうと思い再読。

    子供の時とはまた違う視点で見ることになるわけだが、
    やっぱり当時ほどの思い入れが出てこなかった。
    懐かしさだけはとてもあるのだけれども。

    あと、訳のせいなのか、どうも読みにくいと感じた。
    分量もやけに多い。

    最初にこの分量だと
    小学生の時の私には全部読みきれてなかったんじゃないか。
    こうなると、当時読んでいた児童向けの方は
    うまく編集・構成がしてあったんだなと今更ながら思う。

    やっぱり小学生くらいの時に一度読んでほしいと思う本。

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    2014年03月25日
  • 新訳 アーサー王物語

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    どこかできいたことのある話の元ネタはここ からだったんですね。面白かった。特にトリ ストラムとイソウドの物語は印象的でした。

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    2012年11月06日
  • 完訳 ギリシア・ローマ神話 上

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    読みにくい。もうちょっとなんとかならんかったんやろうか。
    しかしながら、それに慣れてしまえば楽しく読めると思います。

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    2013年02月11日