大久保博のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前半はかなりおもしろい。印刷技術の黎明期の姿が興味深かった。活版印刷は当時の最先端の技術だったけれど、それに従事しているのは素朴なカトリック教徒、というのが、当たり前だけれどおもしろい前提。考えてみればグーテンベルクが印刷したのは聖書だし。
天使のようにも悪魔のようにも見える超能力者44号のカリスマには魅力を感じる。こいつは人間ではないな…というか、根本的に話が通じない感じが実に気持ち悪くて恐ろしくて、おもしろい。
おそらく完成稿ではないということもあって、散漫なところがあるのがやはり残念。後半の妙なラヴロマンスなんて、前半にそんな気配がないものだから唐突に感じるし。ただ、印刷機はすなわ -
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Posted by ブクログ
今現在、このブログでは北欧神話の紹介が基本なんですけど、
この本は主にギリシャ・ローマ神話だったりします。
この本は古典、叙事詩、或いはヨーロッパ芸術、文学を理解するうえでの手助けをしてくれます。
これが本当に分かりやすくて、一つ一つのエピソードとそのエピソードを引用して書かれたり歌われたりしたものがセットになってます。
だから、お話を書くという観点から見てこれは非常に役に立つ参考書と言えます。
その他の例として、映画のトロイ等。この辺の知識が備わってから見ると、全編を通してよく出来ている映画だなぁと再認識させられたりします。
そして、さらに周辺知識として北欧神話にもて触れていたり、さらにはイ -
Posted by ブクログ
今現在、このブログでは北欧神話の紹介が基本なんですけど、
この本は主にギリシャ・ローマ神話だったりします。
この本は古典、叙事詩、或いはヨーロッパ芸術、文学を理解するうえでの手助けをしてくれます。
これが本当に分かりやすくて、一つ一つのエピソードとそのエピソードを引用して書かれたり歌われたりしたものがセットになってます。
だから、お話を書くという観点から見てこれは非常に役に立つ参考書と言えます。
その他の例として、映画のトロイ等。この辺の知識が備わってから見ると、全編を通してよく出来ている映画だなぁと再認識させられたりします。
そして、さらに周辺知識として北欧神話にもて触れていたり、さらにはイ -