小笠原豊樹のレビュー一覧

  • 太陽の黄金の林檎

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    「サウンド・オブ・サンダー」が示す過去から現在、そして未来への小さく大きな繋がりは、SFの設定というだけでなく自分という小さくもかけがえのない存在を確認できる。
    「金の凧、銀の風」では他者と競うだけでは互いに疲弊し、調和する事に気付かなければ訪れる「ぬいとり」の終末も思いおこされる。

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    2012年10月16日
  • 虐げられた人びと

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    登場人物が友達に似てるって事で読んだ、確かに似ていた。
    人々が虐げられてたんだけど、途中で変に陽気になってた。
    ロシアクオリティ?

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    2010年07月25日
  • かわいい女・犬を連れた奥さん

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    課題で読みました。同じく課題で読んだゴーゴリよりさらりと綺麗な感じで読みやすい。人物描写はわりと嫌いじゃなかったな。人間は誰でも変わってゆくけれど、良いだけの変化も悪いだけの変化も存在しないし、誰のせいにもできない。

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    2011年07月15日
  • 無実はさいなむ

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    アガサクリスティー本人がベスト10に選んでる作品らしいけど、私の好みではなかったです。
    ま、推理小説として読まなければ良かったのかも…
    いつも読みながら推理はしないんですが、これは珍しく犯人途中で解かっちゃったし。

    でも登場人物のキャラも魅力的だったし、ジャッコの無罪が明らかになり「では誰が犯人なのか」と動揺する家族の心理描写はさすが。

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    2010年06月17日
  • かわいい女・犬を連れた奥さん

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     『犬を連れた奥さん』は、まるで一つの映像作品を見ているかのよう。情景描写は勿論、心の機微までも細やかな文章で表現されていて、とにかく「凄い」のひとこと。

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    2011年10月21日
  • 虐げられた人びと

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    うーん、先に他の傑作を読んでいたせいか、どうも退屈というか、凡庸というか、そういう感は否めなかったような気がする。
    個人的にはヒューマニズムってあんまり好きじゃない。
    ある哲学者が「ドストエフスキーは哲学的にあまり掘り下げたものでもないから、今では読む気がしない」というようなことを述べていたが、そういう部分は如実に感じた。
    この作品は思想という面ではあっさりしたものなのだが、作中の哲学批判なんかは自分も普通すぎて面白くも何ともなかった。
    ドストエフスキー的・ロシア的なものを平均化して分冊せずに1冊にまとめたような作品だとは思った。
    当時は相当受けが良かったそうだが、それには納得。

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    2010年05月01日
  • 刺青の男

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    久しぶりのブラッドベリです。冒頭の刺青の男との不気味な会話から、怪奇な感じの短編集かと思ったら、柔らかな宇宙SFがほとんど。父親がロケット・パイロットの家族の話などは、お約束と言えど胸が苦しくなってきます。でも、ブラッドベリは長編の方が好きだな。大傑作「何かが道をやってくる」はハロウィンの時に、「タンポポのお酒」は初夏に必ず読みたくなる年中行事本です。特に季節感の表現などは神業ではないでしょうか。ちょっと肌寒くなるあたりの冷たい雨や風の表現がたまりません。宇宙SF短編集としては、「火星年代記」がやっぱり最高。

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    2011年07月15日
  • 無実はさいなむ

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    クリスティお得意の心理ドラマ。
    南極探査から戻ってきた男が絶対有罪だと思われて死刑となった男は無罪だと男の家族へ報告しにいく。
    犯罪者だと思われていた男が無罪だったなら、本当の犯人は家族の身内にいる、とどんどん疑心暗鬼に陥っていく。
    そうして、人間関係は崩れ、新たな殺人がおき始める・・・。

    ティナとフィリップが好きだ〜。
    何がすごいって、動機のみが焦点で最初から証拠(心因的な)が提示されているのに気づかない(お馬鹿)。

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    2009年10月07日
  • 無実はさいなむ

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    慈善家の老婦人が殺され、評判の悪い養子のジャッコが逮捕された。彼はアリバイを主張したものの有罪となり、獄中で死んだ。それから二年後、外国から帰ってきた男が、ジャッコの冤罪を告げに遺族の住む屋敷を訪れた。が、その来訪は遺族にとって迷惑だった。落着したはずの事件が蒸し返されることになったのだ。

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    2009年10月07日
  • 虐げられた人びと

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    ドストエフスキーも一冊くらい読んどかなきゃねってことで。こういうの、もっと深く読み込めるようになりたい。

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    2009年10月04日
  • 刺青の男

    購入済み

    僕はこの作者が嫌いかも

    訳が悪いのか、俺が悪いのか。
    あんまり合わなかった。
    ところどころ面白かったけど、なんかピンと来ないんだよね

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    2013年09月06日